鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

上西園のモイドンのアコウ他

2012-08-10 | 巨樹・古木

指宿市東方道上に、上西園のモイドンといわれる民俗信仰の場所があります。

 

上西園のモイドン。右がアコウ、左がクスノキです。

モイドンとは森殿がなまったもので、森山を祭場とする神です。社殿や御神体はなく、大きな木に神が宿るとするもので、神社信仰の前の宗教のすがたと考えられています。

指宿市指定文化財です。

 

アコウの木。上は傘を広げたようです。

 

前の写真の右から見たアコウ。

 

根元。直径2m余りです。

 

反対から見たもの。

 

上部。

 

祠があります。

 

モイドンの少し南に、中福良のクスノキがあります。大きく枝を広げており樹勢もいいです。

 幹周り:7.3m

 樹高:22m

 樹齢:230年

 

地域の人が、木陰で農作業の準備などをするそうです。

 

 

根元。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

永吉麓

2012-08-08 | 史跡

永吉川源流を訪ねたとき、永吉麓を訪ねました。

 

日置市吹上町永吉の永吉小学校。御仮屋跡です。

 

永吉小学校の校舎と校庭のクスノキ。

 

小学校の隣に、武家門の家がありました。

 

前の写真の家。文字通り山の麓にあり、白壁の蔵があります。

 

小学校から山側へ行くと招魂社があります。灯籠は、鹿児島独特の行事「六月灯」です。

 

前の写真の階段を登ったところ。慰霊碑があります。

 

旧黒木回春堂医院。

  

医院を前から見る。昭和3年に建てられ、昭和53年まで医院として開業していました。

洋風ですが、随所に和風建築の技術が取り入れられており、国登録有形文化財です。

 

裏から見た医院。

 

3枚前の写真の右奥に見える武家門の家。新しい武家門です。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

永吉川源流を訪ねて(7)永吉ダム

2012-08-06 | 源流を訪ねて

黒川洞穴を後にして上流へ行きます。

 

稚児橋から上流を望む。小さな滝がありますが、樹木に隠れてよく見えません。

 

川の右岸側に「西郷隆盛御座石」があります。

坊野に狩に訪れた西郷さんは、この石にあぐらをかいて、村人に東京や鹿児島の話をして聞かせたそうです。

 

さらに上流へ行くと、永吉川をふさぐ巨大な壁が現れました。永吉ダムです。

 ダム形式:傾斜コア型ロックフィルダム

 堤高:37.0m

 堤長:148.0m

 

永吉ダムからの放水です。

 

右岸から見た堤体。

 

堤体の上から下流を望む。

 

堤体の上から上流を望む。永吉ダム湖です。

 

ダム湖に架かる永吉ダム大橋。

 

永吉ダム大橋から下流を望む。

 

永吉ダム大橋から上流を望む。

 

鹿児島市平田町に入って川は細くなり、小さな橋がありました。

 

橋の上流は堰になっています。これ以上、川に沿って遡上することが難しくなりました。

永吉川源流の旅はここまでとします。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

永吉川源流を訪ねて(6)黒川洞穴

2012-08-04 | 源流を訪ねて

板取橋から上流へ行きます。

 

日置市吹上町永吉の、坊野下バス停付近から上流を見たものです。

 

前の写真の橋から上流を望む。上流の橋は新常堀橋です。

 

さらに上流へ行くと、堰がありました。上流の橋は渡瀬橋です。

 

渡瀬橋から上流を望む。この少し上流の右岸側に「西郷屋敷跡」があります。

 

西郷屋敷跡にある「西郷隆盛開地之碑」と、西郷さん愛用の手水鉢。

西郷さんは、官職を辞して鹿児島に帰ってから、よく坊野の仁太郎宅に泊って狩をしました。仁太郎の妻は、かつて西郷家に仕えた縁で、西郷さんにかわいがられていました。

西郷さんは、この地を開いて家を建て、狩をしましたが、家は柱野に移されてここにはありません。

 

さらに上流へ行くと、永吉川の右岸に黒川洞穴があります。小さな橋を渡って行きます。

 

前の写真の橋から上流を望む。

 

黒川洞穴の入口に対の仁王像があります。

 

黒川洞穴です。

昭和27年に発見され、縄文時代晩期の黒川式土器出土の標識遺跡となりました。鹿児島県指定文化財です。

 

洞穴内には、黒川神社があります。

縄文時代から平安時代までの5000年間、住居として使われ、土器、石器、貝類、獣骨、人骨が発掘されました。

 

黒川神社。

 

洞窟の奥です。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

永吉川源流を訪ねて(5)

2012-08-02 | 源流を訪ねて

永吉川源流の旅を再開します。とどろ橋から上流へ行きます。

 

川が二つに分かれています。向かって右が本流、左が支流で、支流に架かるのが二俣橋です。

 

二俣橋から上流を望む。この少し上流に印口の滝があるので訪ねました。

 

道路から見た印口の滝遠景。

 

 

近景。河床に下りるのは難しいです。

 

右岸から見た印口の滝。溶結凝灰岩を落ちる滝です。

 

本流に戻り、遡上を続けます。

石橋の板取橋を右岸から見たものです。洪水のとき橋が水没する潜り橋です。

 

橋の下流は滝になっています。板取橋は左上に見えます。

 

下流から見た板取橋。下流側はコンクリートで拡幅されています。

 

上流から見た板取橋。自然石の桁橋です。

 

板取橋から上流を望む。

 

板取橋の上流にある早瀬です。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする