指宿市東方道上に、上西園のモイドンといわれる民俗信仰の場所があります。
上西園のモイドン。右がアコウ、左がクスノキです。
モイドンとは森殿がなまったもので、森山を祭場とする神です。社殿や御神体はなく、大きな木に神が宿るとするもので、神社信仰の前の宗教のすがたと考えられています。
指宿市指定文化財です。
アコウの木。上は傘を広げたようです。
前の写真の右から見たアコウ。
根元。直径2m余りです。
反対から見たもの。
上部。
祠があります。
モイドンの少し南に、中福良のクスノキがあります。大きく枝を広げており樹勢もいいです。
幹周り:7.3m
樹高:22m
樹齢:230年
地域の人が、木陰で農作業の準備などをするそうです。
根元。