鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

金鐘寺跡

2023-06-14 | 史跡

いちき串木野市大里の金鐘寺跡を紹介します。国道3号の島内信号を北へ行き、踏切を渡って少し進むとあります。

 

金鐘寺跡です。

 

僧侶の墓。

 

大きな墓には、享保十九年(1734年)の文字があります。

 

左には多くの石塔や墓があります。

金鐘寺は、1377年、市来氏が大和国の了堂和尚を招いて創建しました。

 

廃仏毀釈で破壊された像。

ある日、和尚の夢枕に八幡様が立ち、「金剛の鐘を鳴らして共に響かん」との神託を受け、ここに至ったそうです。これが寺号の由来です。

 

六重の石塔。

 

五輪塔。

 

開山塔。

 

この様な碑もあります。

 

一角に密集して碑が並んでいます。廃仏毀釈で散乱していたものを集めたものとみられます。

 

赤いユリが咲いていました。

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内山田の瀬戸

2023-06-12 | 風景

南さつま市加世田内山田の瀬戸を紹介します。

 

竹田神社から国道270号を南へ行き、加世田川を渡る手前から右へ行くとここに出ます。瀬戸は右の坂道を下って行きます。

 

少し下るとシラスの切通があります。

 

左の崖。竹の根が露出しています。

 

さらに下ると狭くて高いシラスの切通があります。瀬戸です。

 

車1台がやっと通れる狭い道です。海峡のことを瀬戸と言いますが、陸地でも両側から崖が迫った狭いところを瀬戸と言います。

 

右の崖。

 

左の崖。

 

上を見る。木が覆ってトンネルのようです。

 

崖下には穴があります。

 

さらに下って行きます。

 

右の崖が切れ、瀬戸はそろそろ終わりです。

 

終点側から見る。

 

隣の低地から瀬戸のある台地を見たものです。瀬戸はこの台地の左上から右下に下りる道です。

左の車の向こうの道(カーブミラーがある)を上がると最初の写真に出ます。この道は幅広く緩やかな坂道で、高い切通もなく通りやすいです。ここを行っても大きく迂回することはなく、どうしても瀬戸の道路が必要だったとも思えません。

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苙口の苙神

2023-06-11 | 史跡

日置市吹上町和田苙口(おろくち)の苙神(おろかみ)を紹介します。

 

苙口集落の道路に案内板があり、これに従って進むと鳥居があります。

 

緩やかな斜面を登って行きます。

 

山頂に着きました。右の岩が苙神です。苙(おろ)とは家畜を囲っておくところで、牧に相当します。

 

薩摩藩には20の馬の牧があり、馬を放牧して軍馬、農耕馬などを育てていました。ここは伊作牧(和田牧、大坂牧、白川牧)に当たります。

 

正面から見た苙神。

牧には牧神(馬の守り神として祀られる巨石や祠)がありました。この苙神が伊作牧の牧神に相当します。

 

正面の割れ目は不規則です。

 

左から見る。左は直線状の割れ目に沿って割れています。

 

左にある石碑。

 

右は苙神の碑です。左は、案内板によると山の神または疱瘡の神と思われます。

 

右から見る。右の割れ目も直線状です。

 

右にある紀元二千六百年の碑。

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中津野南方神社のイヌマキ

2023-06-10 | 巨樹・古木

南さつま市金峰町中津野の南方神社を紹介します。

 

集落の外れにある南方神社です。

 

並立鳥居。南方神社は、並立鳥居があるところが多いです。

 

閑静な杉並木の参道を進みます。

 

石祠が左右にあります。

 

南方神社拝殿。別名諏訪神社です。

 

内部。

 

本殿。1451年建立の棟札があるそうです。

 

社殿の右にイヌマキがあります。

 

御神木のイヌマキ。南さつま市指定名木・古木です。

 

下部。しわがあって、風格があります。

 

根元にある石像。

 

拝殿の前にあるイヌマキです。

 

上部。

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中向の田の神他

2023-06-08 | 田の神

いちき串木野市の田の神を4体紹介します。

 

荒川川の右岸にある中向の田の神です。

 

正面より見る。

 

右手にメシゲを持ち、左手で帯をつかんでいます。

 

表情が残っています。

 

後ろ姿。

 

前の田の神から上流へ行くと、道路脇に花がたくさん咲いています。

 

花に囲まれて田の神があります。

 

笠をかぶった田の神。

 

河原(こはい)にある河原の田の神です。

 

笏を持っています。

 

顔は補修されています。

 

後ろ姿。

 

羽島交流センターにある田の神です。

 

白く塗られ、目や口が描かれています。

 

整った顔立ちです。

 

本物のワラヅトを背負っています。

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庭のユリ

2023-06-07 | 植物

自宅の庭の花です。

 

テッポウユリ(鉄砲百合)。

 

鉄砲百合の名前の由来は鉄砲に似ていることからですが、銃口が広がった「ラッパ銃」のことだそうです。

 

玄関に飾ると華やかになりました。

 

薄い黄緑のスカシユリ。

 

花瓶は種子島で買った能野焼(よきのやき)です。

江戸から明治期に住吉能野で焼かれ、一度廃れましたが復活されました。砂鉄を含む土を使うので黒いのが特徴です。(先週のブラタモリで、種子島が砂鉄の島であること、だから鉄砲製作が可能だったことが紹介されました)

 

梅雨の花と言えばアジサイです。

 

白いアジサイ。

 

赤とピンクのスイトピー。今年は咲くのが遅かったです。

 

マーガレット。春から長く咲いています。

 

グラジオラス。これも梅雨時の花です。

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若宮神社と玉田水田

2023-06-06 | 史跡

日置市東市来町伊作田の若宮神社と玉田水田を紹介します。

 

江口川右岸側の高台にある若宮神社。

 

正面より見る。立派な石垣があります。

 

左の石垣。

 

境内です。ここにも石垣があります。

 

右の石垣。

 

若宮神社社殿。

 

社殿から境内を見る。向こうの広い水田が玉田水田です。

 

境内のクスノキ。

 

神社の前の道路脇の水路、堰、水神碑です。

 

道路から玉田水田を望む。一部で田植えが始まっていました。ポツンと赤い屋根の家があります。

玉田水田は、平成3年、日本で最初の「中山間地域農村活性化総合整備事業」として区画整備されました。

 

下流側を望む。青い屋根の家があります。総面積33.8ヘクタールの水田は荒廃地もありません。

 

赤い屋根の家。玉田東農作業準備休養施設です。

 

家の横から水田を望む。若宮神社は右寄りの山裾です。

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洗川アジサイ園

2023-06-04 | 植物

日置市東市来町の洗川(あれご)アジサイ園へ行きました。

 

色とりどりのアジサイ。アジサイの色は土壌で決まると聞きますが、ここは多くの色のアジサイがあります。

 

川が流れています。湧水があり、水温が高かったので殿様が水浴をしことから、洗川の名前になったそうです。

 

ご夫婦で育てたアジサイ園を、無料開放しています。

 

赤いアジサイ。

 

青いアジサイ。これが一番アジサイらしいです。

 

白いアジサイ。

 

ピンクのガクアジサイ。

 

多くの人が写真を撮っていました。

 

ご夫婦に感謝しながら、アジサイの間を散策しました。

 

青いガクアジサイ。

 

少し変わったアジサイです。

 

ハナショウブとアジサイ。

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赤水大龍権現社

2023-06-02 | 史跡

南さつま市坊津町赤水の赤水大龍権現社(綿津見社)を紹介します。前回の赤水石切場からさらに海側へ進んでいきます。

 

海に出ました。

 

左を望む。

 

右を望む。赤水大龍権現社は、右の岩山の向こうにあります。

 

さらに道路を進むと小高い山があり、この中腹にあります。

 

案内板です。

 

左を見ると岩山があります。3枚目の写真の岩山の反対側です。

案内板に書いている烏瀬で、龍神がここを昇ったのです。

 

鳥居です。

 

斜面を上がって行きます。

 

洞窟が見えます。

 

洞窟入口。溶結凝灰岩の岩山にできた洞窟です。

 

洞窟の奥に赤水大龍権現社の祠があります。

 

漁業と航海の安全を願う社です。

 

祠の右上に穴が開いています。

 

ここから光が入り、向こうの木々が見え、厳かな雰囲気を醸し出しています。

 

入口左側の岩壁です。ここにも穴があります。

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