『金色の嘘』（2000）

■『金色の嘘』THE GOLDEN BOWL（2000）イギリス・アメリカ・フランス合作
監督：ジェームズ・アイボリー　原作：ヘンリー・ジェームズ
出演：ユマ・サーマン、ケイト・ベッキンセール、アンジェリカ・ヒューストン、ニック・ノルティ、ジェレミー・ノーサム、ジェイーズ・フォックス、マデリーン・ポッター、ニコラス・デイ、ダニエル・バイアム・ショウ、ピーター・エア　ほか

▼trailer

ジェレミー・ノーサム出演作。他にもユマ・サーマン、ニック・ノルティ、アンジェリカ・ヒューストンと豪華な顔ぶれの中世劇ｖ
ノーサムは立派なアゴヒゲをたくわえて、２人の美人の間で悩むイタリア出身の優男役。

▼story
アメリーゴ公爵は、シャーロットと恋人同士だったが、２人共貧乏だったため、富豪の娘マギーとの結婚を決心するが、別れ話に泣くシャーロット。
マギーは知らずに親友のシャーロットを結婚式に呼ぶ。ファニーは事情を知りながら、マギーを公爵に紹介したことに後ろめたさを持つが、
純真無垢なマギーを傷つけないため、２人の過去の関係は教えないほうがいいだろうと胸にしまう。

マギーの父・アダムはアメリカ初の億万長者で、妻を早く亡くしてからは父娘は固い絆で結ばれている。
アダムは才色兼備なシャーロットにひと目惚れし、事情を知らずに結婚する。
結婚後も父娘はなにかにつけ会うことで、シャーロットとアメリーゴは孤独を感じずにはいられず、
また、いまだにアメリーゴへの強い想いが止められないシャーロットは、仮装パーティや、泊りがけの舞踏会などに出かけ、
とうとう２人はそのまま大聖堂近くの宿で夜を明かしてしまう。

２人のただならぬ様子に疑いはじめる父と娘だが、互いを想い、傷つけたくないあまり触れずにいる。
夫もまたかつての恋人と妻のためを思うあまりに真実を言い出せずにいる。
それぞれの優しさが誤解の溝を深めていく様子が客観的に見ていると歯がゆくてハラハラする。
かつての恋人の側にいたいために、義母になるってゆうのも怖ろしくなるぐらいの情愛だ。

イタリアの青い空が死ぬほど恋しいと思いながらも妻のためにイギリスで暮らすアメリーゴといい、
みんなの優しさと正直さがかえって嘘となり、自分も周りも偽って傷つける結果になるってこともあるんだな。
ユマ・サーマンの華やかなワガママぶりより、ケイト・ベッキンセールの抑えた情熱の演技のほうが目を惹く。

PASONA更新

PASONAから２年過ぎたから情報の更新に来てくださいってハガキが来てたのを忘れてたら、
わざわざ電話が来たから予約した。前日にはご丁寧にも日時の確認電話が来るし、けっこう面倒
職歴（追加入力のため）、パスポートなど住所の確認できるもの、印鑑（使わなかった）持参。

ぶくろの支店はなくなったとのことで、また西新宿エルタワー内。ここいらに多いね派遣屋の拠点。
すけすけパーテーションで区切られたオフィス内は全員女性スタッフばかり？
随時、登録者がやって来て、若い女性が多い。ちらほら男性もいる。みんなふつーに黒スーツでバッチリきめてる。
パソナって創業が古いせいもあるけど、なんだかほかより敷居が高い雰囲気がして苦手。
ほとんど紹介してもらった記憶もないのに２年ごとに更新のために来るのは面倒だが仕方ない。

スキルチェックも全部やる。データ入力（和文・数字・英文）、WORD、EXCEL（基本操作）、
英語関連の仕事も紹介して欲しいなら、ヒアリングを含むペーパーテストと会話テストもあるとのこと。
「以前、英語に関わられてたのは10年前だから、スキルはあくまで直近のもので判断しますので・・・」と言われたが、
タダだし、せっかくだから客観的に自分の英語力はいかほどかやってみることに。

結果、英語テスト41点/100点/汗×5000
「これを10倍するとTOEICの点になるくらいのレベルです」てことだから、、、全然ダメじゃん！ｗ
だって難しかったんだもの～！←言い訳　ヒアリングは２人の男女の会話を聞いて、内容について答えるもの。
問題文ももちろん英語。長文を読んで、似た単語を選んだり、内容の要約を選ぶ問題もあり。

データ入力のほうは、和文は「早くて正確」、英文と数字は平均、ワードとエクセルの結果は聞き忘れた。
何度も「仕事量が少なくなってきていますので・・・」と言われ、今回も紹介はなし。
すっかり疲れ果てて、ヨレヨレしてエスカレーターに乗ってたら、書類を落としてしまい、
エスカレータに挟まって、角をばりばりに食われてしまった！わっ！（ま、読まないからいっか
パソナで気に入ってるのは唯一、会社のキャラクターにオードリーが使われていることｖ


▼COFFE negishi
最近、西新宿に用が多くて、この地下街を通るたび、『スカラ座』以外にも気になるカフェが多いことに気づき、
店構えと混み具合で、試しにこちらに入ってみた。
ここにもハンバーグサンドがあって迷ったけど、「えびカツサンドセット」（ホットサンド＋サラダ＋ドリンク）を注文。
ドリンクはカフェラテ、カフェオレもあって、それぞれホット＆アイスで選べるのはちょっと嬉しいｖ
量がちょうどいい（少なめってことね）、打ち合わせのお客さんが多い。一応分煙だが狭いから煙はくるかも。
インド系の若い男性がウェイターをしていた。頑張れっ！

靖国神社×遊就館

▼靖国神社
月曜でも開館しているリストの中にこちらが載っていたので行ってみた。
以前、戦場からの手紙の特別展を見て以来だから何年ぶりだろう。
九段下で降りて「田安門」から入り、いつ見ても見上げるばかりの「第一鳥居」をくぐると、
幼稚園児がわらわらと歩いていたり、仕事途中の人も通ってるし、観光客の外国人もいたりして賑やか。

「大村益次郎銅像」を見て、「第二鳥居」をくぐり、「拝殿」で参拝。もちろん、「おみくじ」をひいて「大吉」ｖ
「このみくじにあう人はめぐまれたよい生まれと素質。益々順調に声望いよいよ高く、
更に世の為、人の為、心して努めれば、幸せな一生となる」と言われました/感謝
途中「花菖蒲展」が催されていて、色とりどりな菖蒲が見ごろだった。


▼遊就館


遊就館へ向かうと、館前の広場にいろいろな銅像があることに気づいた。
「軍犬」や戦争で死んだたくさんの「軍馬」の慰霊だって/驚
あらゆる戦争で使われた大砲、特攻隊員の像もある。

常設展の入場料は大人800円。今回は特別展「神風　そのふきゆくかなたへ」（300円）も一緒に見れた。
なんといってもここは英霊を祀ってあるところ。甲冑や刀から始まって、ありとあらゆる戦争に関する展示がつづく。
近代に近づくにつれて、兵士が使い込んでボロボロになった水筒や、靴、手帳、遺書、血染めの国旗、
１万人の女性の髪で編んだ綱！（驚）、極めつけは大東亜戦争で亡くなった何百人もの若い兵士の顔写真。
展示室に入るごとに身につまされて、１階「大展示室」にある大きな戦車、戦艦の模型、
ゼロ戦、人間魚雷に使われた「回天」などを見ていたら、たまらなくなって泣きそうになる。

どこもかしこも戦争一色で逃げられなかった時代。
選択の余地もなく、命を捧げることが義務であり、誉れだと教えられた時代。
自分はこんな時代に産まれなくて本当によかったと心底思った。
結婚することなく戦士した若者のために遺族が奉納した花嫁人形のあでやかさにホッとした。


特別展では、「蒙古襲来」の様子を描いた立派な絵画が何点も展示されていた。
当時の武士にとって、異国の戦のやり方も武器も違うし、かなりのカルチャーショックだったとのこと。
「てつはう」ってのは、爆発する武器だったのかな？貝みたいなのが石化してくっついてた。

映像コーナーでは、「みたまを継ぐもの」という80分の映画と、「私たちは忘れない～感謝と祈りと誇りを～」という50分のドキュメント映画もやっていたけど時間がなくて見れなかった。残念。
展示室にも説明文がたくさんあって、映像資料も多かったから、全部丁寧に読みたかったが時間が足りずにいつも中途半端な斜め読みになってしまうのが残念。

「ミュージアムショップ」では、展示を見た後ではとても買う気になれないようなものがいろいろ売ってた
戦艦や零戦のプラモとか。吉田松陰像は450円て異常に安いっ！（雰囲気的なつくり
なぜか「のらくろ」や、蔦谷喜一さんのぬりえポストカードまであった。町屋に「ぬりえ美術館」があるよね。
「ミリメシ」なんてのもあるんだ・・・
館内の軽食喫茶店「茶房 結」には「海軍カレー」とか「神風珈琲」（？）なんて命名されたメニュー多数


晴れてたら、もう少し足をのばしてって思うところだけど、今週はずっと雨マーク。もしや、もう梅雨入り？
昨日、部屋をモーレツ掃除したついでに、やっと電気毛布（！）と冬もの布団を片したばかりなのに、また寒いっ！！！
着慣れないスーツもびしょ濡れになって、黒パンプスで足もパンパンになりつつ帰宅。
今日も濃い１日でした～。