メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『Project BLUE 地球SOS』(全6話)

2011-04-14 20:04:22 | マンガ&アニメ
Project BLUE 地球SOS(全6話)
原作:小松崎茂 監督:岡村天斎 音楽:大島ミチル
2006年7月2日~12月2日まで月1回放送していたSFアニメ。

trailer

op theme:♪ProjectBLUE 地球SOSのテーマ(作曲・編曲:大島ミチル)
ed theme:♪風の産声(作詞:稲葉エミ 作曲・編曲:セキタヒロシ 歌:solua)

時々、小耳に挟んでいた小松崎茂という名前。松戸に関連した資料館?もあるようだし気になっていた。
昭和20~30年代に思い描いた「2000年」という未来都市という設定なため、
SFといっても、どこかうっすら昭和な郷愁感が漂っているのが魅力的=レトロフューチャー

ストーリー的にも「火星人来襲」みたいなドキドキ&ワクワク感たっぷりなエンターテイメント要素が強く、
ヴェルヌ好きとしては堪らない。メカ好きにも見逃せないことだろう。
「謎の少女」って設定がいかにも昭和SFっぽいもんね
弁士風予告の「刮目(かつもく)して待てっ!」の刮目とは、目をこすって、よく見ること。だそうな。

音楽は、大島ミチルさん。どこかで見た人だと思ったら、『わんこ THE MOVIE』の映像特典で見たんだった!

▼disc 1
いきなりカワイイUFO(ヘルメットワーム)出てくるし、それをやっつける戦闘機、防衛機能バッチリの地下施設、巨大なメトロポリタンてのもスゴイ
でも、未来の施設は大抵、密閉された建物で、自然の空と空気が遮断されているよね・・・閉所恐怖症には住めません/涙

特典映像は、ビリー役の声優さんのインタビュー。自分のことを「ボク」てゆってるw
その他、プレス相手の挨拶、プロモ用&TV用CMなど。
次回予告は、なぜかビリー×ベニーのエセ関西弁による掛け合い漫才風(なぜ・・・???

▼disc 2
特典映像は、ベニー役の声優さんのインタビュー。舞台挨拶の時は、中性的な男性と思っていたけど、中性的な女性だった/驚×300

▼disc 3-6
全6話だから、あっという間に見てしまった。
マッドドクターが宇宙へ放った生命体が、わずか10年足らずで独自の進化をなし、地球へ帰還、支配しようとする。
ドクターの娘・マーガレットは、そのオリジナルとしてバグア遊星人に迎えられるが、ニンゲンのココロとの葛藤に苦しむ。
天候を変えられ氷河期のようにされたり、ラジオによって洗脳されたり、さまざまな危機も人類の科学の力によって乗り越え、
ついに本拠地を突き止め、博士が開発したDNAを改造するカプセルをセットするが・・・

映像特典のメカデザインは、タチコマくんを担当した人だった!
鬼太郎っぽいヘアスタイル。みんな濃いキャラばっかりだなあ!
高性能なCGを、逆に昭和の特撮映画風に仕上げたって面白い。


ボックスアート
プラモデルなどのパッケージに描かれる内容物を表す絵のこと。箱絵、パッケージアートとも呼ばれる。


昭和ロマン館


コメント

『パリのおばあさんの物語』(千倉書房)

2011-04-14 20:04:21 | 
パリのおばあさんの物語(千倉書房)
スージー・モルゲンステルヌ/著 セルジュ・ブロック/イラスト 岸惠子/訳

先日、部長が訳した『ボクの穴、彼の穴。』を読んだ際、同じ千倉書房から出ている本書も気になって借りてみた。

朝ぼらけのようなパリの絵が気に入ったからだけど、『ボクの穴~』と同じ画家さんだったんだな/驚
表紙とは違って、中の挿画は親しみやすいコミック風。

1人で暮らす年老いたおばあちゃんの語り口調は明るくて、ほのぼのとしているけど、
彼女の歩んできた人生は過酷なものだった。
ナチス統制下のパリ。ユダヤ系である彼女と家族は、時にちりぢりとなり、
息を潜めてギリギリの生活を強いられた。

それも過去となり、今では夫も亡くなり、子どもはたまに電話をくれて、孫が遊びに来てくれる。
物忘れが多くなり、カラダの自由もきかなくなって、たくさんあった趣味もできなくなったけど、
若返りたいとは思わない。なぜなら・・・

「もういちど、同じ道をたどってどうするの?
 だってわたしに用意された道は、今通ってきたこの道ひとつなのよ」

コメント

『チムとゆうかんなせんちょうさん』(福音館書店)

2011-04-14 20:04:20 | 
チムとゆうかんなせんちょうさん(福音館書店)
エドワード・アーディゾーニ/作 せたていじ/訳

エドワード・ゴーリーが影響された画家とのことで借りてみた。

船乗りに憧れる少年チムは、ある日、友だちの船乗りのおじさんにボートに乗っけてもらい、汽船に乗り込む。
そのまま隠れていて、船は出港。すぐ見つかってしまい、船長から「タダ乗りはダメ。働け」と言われる。
いろんな仕事をイヤがらずやっていたら役に立つ子だと褒められる。
が来て、船は転覆。救命ボートに助けられ、無事に家族のもとに帰る。というお話。

温かみのある手描きのタッチ、色づけ、ドキドキわくわくする少年の冒険物語は、ゴーリーの異色さとは真逆w
チムの物語りは、ほかにもどんどん続いている人気シリーズのようだから、全部読んでみたいなあ!


エドワード・アーディゾーニの作品一覧

コメント