メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『タートル』(2009)

2011-04-18 22:00:05 | 映画
『タートル』(2009)イギリス/オーストラリア/ドイツ
監督:ニック・ストリンガー
水中撮影:ロリー・マクギネス
ナレーション:ミランダ・リチャードソン

「ウミガメの足は旅するためにある。留まるな。先祖の知恵と、自分だけを信じろ。」


卵から孵って、誰も育てず、誰からも教えられずに、たった1人で生きてゆくってスゴイ!

まず本能で海に向かい、海岸にたどり着くまでに、蟹!や鳥に捕食されてしまう。
海についても波に飲まれないよう全力で泳ぎ、流れ浮くに着いてやっとひと息
メキシコ湾流。海の中の河/驚 海のハイウェイに乗って北の餌場に向かう仲間たち。
小さな生物にとって藻は世界そのもの。

夜には深海の夜行生物がエサを求めて海面に浮上する。自ら妖しい光を放ちながら。

海流から押し流されてしまうと、なかなか元へは戻れない。
停滞した海域には船から出されたオイルが浮かび、窒息してしまうカメも多い。
船に轢かれたり、浮かんだゴミを食べて死ぬ生物も絶えない。

それでも電気くらげまで食べちゃうカメさんて、けっこう強い生き物なんだ!
春の嵐で迷っても磁力を読んで、広大な海の中でも自分の位置が分かる体内GPS搭載なんだって!驚×5000

6歳。カナリア海流に乗ってアフリカ、アゾレス諸島へ。
体長は60cmにも成長し、今では蟹を捕食する側となったウミガメさん

夏の終わりを感知する頃、みんな南下をはじめる。
何度も行ったり来たりして、海の生物も意外と忙しいんだな

カリブ海ですっかり成人(20歳)したウミガメは、同じく1万匹に1匹の割合で生き残れたパートナーと結ばれる
こんなにレアなら、どんな相手でも有難いよね
メスだけが出産のために故郷の海を目指して1万kmの旅をするって、なんだか不公平・・・

ようやく故郷に帰ってきたのに、海面の上昇ゆえに波除けが設置されていた
でも、砂浜はウミガメの産卵のために保護されている。
陸の重力と闘いながら砂浜に上がり、産卵してふたたび海に戻る。
50年以上もカリブ海で過ごし、2~3年ごとにフロリダに戻って産卵するっていうのを繰り返しているとのこと。


水族館では絶対見られない、生き生きと生命を謳歌する海の生物たちの表情に感動。
ヨシキリザメの眼はクッキリ! 高級食材のフカヒレが目的で乱獲されている。
昔のカメの天敵は恐竜だけだった。しかし、今はヒト。数万匹が釣り針などの犠牲となっている。
近年、クラゲが大量に増えた原因は、彼らを食べる生物をヒトが獲り過ぎたから。
こうして、ヒトの生活は、海の環境をも確実に変えていってる。



常々、生まれ変わったらウミガメになりたいと思っているくらい、あのフォルム、泳ぎっぷりが大好きだ。
のんびりと泳いでいる姿からはあまり想像できないドラマティックな一生の物語りが堪能できた。
マッコウクジラも大好き!!!

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ジュサブロー館@人形町

2011-04-18 17:45:55 | アート&イベント
ジュサブロー館@人形町


なにかで知って、ずっと行ってみたかった。観葉植物で覆われた入り口の暖簾をくぐると、
作業場と展示を兼ねているため、たくさん詰め込まれた空間。作りかけの人形の頭とかも無造作に置いてある。
入館料を払って、ケースの中、壁、棚、いたるところに置かれた、さまざまな人形たちを観る。

辻村寿三郎さんについて何も知識のない状態だったけど、とくに平家物語を題材とした和ものや、
奥の部屋に段々に並べられたフランスのキャバレーの人形たちは圧巻。
室内にはシャンソンが流れていて、お客さんを30人ほど入れて人形劇やピアノライブも見せたりするとのこと。
今回の震災で一時中止していて、4/22~5/22まで目黒雅叙園にて展示会、チャリティトークショーを開くらしい。

人形師 辻村寿三郎展

履き物を脱いで急な階段を2階へ上がると、そこにも作業場があって、グッズの販売もある。
ユーモラスな動物をモチーフにしたもの、昔の中国の権力者の子どもみたいな人形もある。

でもやっぱり平家物語の劇で実際に使われたと思われる人形の迫力は凄い!
黒髪は本物みたい/驚 高貴な身分の者たちの着物のディテイル、デザインの美しさ、妖艶な表情とポーズ。
これらが動いたらどんなに感動するだろうか。機会があれば観てみたい。


日本橋図書館
小学校と併設しているなかなか重厚な建物で、時計の自動人形がちょうど12時の音楽を奏でていた♪
図書館は5、6階。さすがにオフィス街の中にあるだけあって、サラリーマン風のおじさんが多い。
昼休みにちょっと寄っていくって人も多いのかも。「対面朗読サービス」なんてゆう部屋もあった。

中央の階段を上がると6階の児童書コーナーに行ける。1フロア全部が児童書って夢のよう!
読み聞かせをするスペースも楽しい飾りつけがしてあったし、
絵本もまとまっていてオススメ本も見やすくディスプレイされてる。
奥は「読書室」として部屋がもうけられてて、1人ずつの机で集中して読書&勉強等できそうだった。
広くて、明るいし、いろんな工夫のしてあるステキな図書館でした~。


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カフェテラス ワコー

2011-04-18 17:45:54 | 町歩き
カフェテラス ワコー
「純喫茶コレクション」で紹介されてた喫茶店でランチv 
食べログに「夜でもスパゲティが550円で食べられる」って書いてあって、とっても美味しそうだったけど、
量が多そうだったから「チョコレートホットケーキ」にしたら、これもけっこうなボリュームだった!

2cmもありそうな厚さのパンケーキ2枚にチョコレートソースがたっぷりかけられて、生クリームとスライスアーモンドがのっかっているv
うーん完食はムリか?と思いつつも、チョコ効果が食べれてしまったw カフェオレも美味しかった。
一応混みそうな12時台は外したのに駅近ってことでどんどんお客さんが入ってくる。馴染みさんも多いっぽい。
店内にはジャズが流れてて、それ風な絵?写真も飾ってあった。


水天宮
人形町駅から徒歩5分くらいのところにある、まさに都心の中の神社。階段もあるし、エレベーターもあり。
安産祈願、子授けで親しまれているらしく、赤ちゃん連れの若い夫婦が多かった。お礼参りかな?
あ、「子宝犬」を見ようと思ってたのに忘れてた

周囲にはお茶の香りが漂って、人形焼き屋さん、和菓子屋さんが並んでいる。
おかきの小袋が150円で売っていたので、米つぶ焼(米菓)、お好み揚げ(いろんなおせんべいのアソート)を購入。


新大橋通りを歩いて、茅場町から地下鉄に乗ろうと思ってたけど、まだ時間があるのでもうちょっと歩くことに。
永代通りを日本橋まで行って、昭和通りを宝町、銀座、有楽町まで来て、地下鉄に乗った。

家に帰って早速買ってきた和菓子を食べたら、お米の素材の味が濃くて美味しい!お茶と合います

人形町近辺はランチ店も多いし、和風情緒が漂っていて、いいところだった。
その他の写真はフォト一覧でどうぞ~!


追。
銀座を歩いていたら、「喫茶店ニューキャッスル」を発見!そっかここにあるんだv
ゴハン皿はあったけど、にゃんこはいなかった・・・残念。




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