■『タートル』(2009)イギリス/オーストラリア/ドイツ
監督:ニック・ストリンガー
水中撮影:ロリー・マクギネス
ナレーション:ミランダ・リチャードソン
「ウミガメの足は旅するためにある。留まるな。先祖の知恵と、自分だけを信じろ。」
卵から孵って、誰も育てず、誰からも教えられずに、たった1人で生きてゆくってスゴイ!
まず本能で海に向かい、海岸にたどり着くまでに、蟹!や鳥に捕食されてしまう。
海についても波に飲まれないよう全力で泳ぎ、流れ浮く藻に着いてやっとひと息
メキシコ湾流。海の中の河/驚 海のハイウェイに乗って北の餌場に向かう仲間たち。
小さな生物にとって藻は世界そのもの。
夜には深海の夜行生物がエサを求めて海面に浮上する。自ら妖しい光を放ちながら。
海流から押し流されてしまうと、なかなか元へは戻れない。
停滞した海域には船から出されたオイルが浮かび、窒息してしまうカメも多い。
船に轢かれたり、浮かんだゴミを食べて死ぬ生物も絶えない。
それでも電気くらげまで食べちゃうカメさんて、けっこう強い生き物なんだ!
春の嵐で迷っても磁力を読んで、広大な海の中でも自分の位置が分かる体内GPS搭載なんだって!驚×5000
6歳。カナリア海流に乗ってアフリカ、アゾレス諸島へ。
体長は60cmにも成長し、今では蟹を捕食する側となったウミガメさん
夏の終わりを感知する頃、みんな南下をはじめる。
何度も行ったり来たりして、海の生物も意外と忙しいんだな
カリブ海ですっかり成人(20歳)したウミガメは、同じく1万匹に1匹の割合で生き残れたパートナーと結ばれる
こんなにレアなら、どんな相手でも有難いよね
メスだけが出産のために故郷の海を目指して1万kmの旅をするって、なんだか不公平・・・
ようやく故郷に帰ってきたのに、海面の上昇ゆえに波除けが設置されていた
でも、砂浜はウミガメの産卵のために保護されている。
陸の重力と闘いながら砂浜に上がり、産卵してふたたび海に戻る。
50年以上もカリブ海で過ごし、2~3年ごとにフロリダに戻って産卵するっていうのを繰り返しているとのこと。
水族館では絶対見られない、生き生きと生命を謳歌する海の生物たちの表情に感動。
ヨシキリザメの眼はクッキリ! 高級食材のフカヒレが目的で乱獲されている。
昔のカメの天敵は恐竜だけだった。しかし、今はヒト。数万匹が釣り針などの犠牲となっている。
近年、クラゲが大量に増えた原因は、彼らを食べる生物をヒトが獲り過ぎたから。
こうして、ヒトの生活は、海の環境をも確実に変えていってる。
常々、生まれ変わったらウミガメになりたいと思っているくらい、あのフォルム、泳ぎっぷりが大好きだ。
のんびりと泳いでいる姿からはあまり想像できないドラマティックな一生の物語りが堪能できた。
マッコウクジラも大好き!!!
監督:ニック・ストリンガー
水中撮影:ロリー・マクギネス
ナレーション:ミランダ・リチャードソン
「ウミガメの足は旅するためにある。留まるな。先祖の知恵と、自分だけを信じろ。」
卵から孵って、誰も育てず、誰からも教えられずに、たった1人で生きてゆくってスゴイ!
まず本能で海に向かい、海岸にたどり着くまでに、蟹!や鳥に捕食されてしまう。
海についても波に飲まれないよう全力で泳ぎ、流れ浮く藻に着いてやっとひと息
メキシコ湾流。海の中の河/驚 海のハイウェイに乗って北の餌場に向かう仲間たち。
小さな生物にとって藻は世界そのもの。
夜には深海の夜行生物がエサを求めて海面に浮上する。自ら妖しい光を放ちながら。
海流から押し流されてしまうと、なかなか元へは戻れない。
停滞した海域には船から出されたオイルが浮かび、窒息してしまうカメも多い。
船に轢かれたり、浮かんだゴミを食べて死ぬ生物も絶えない。
それでも電気くらげまで食べちゃうカメさんて、けっこう強い生き物なんだ!
春の嵐で迷っても磁力を読んで、広大な海の中でも自分の位置が分かる体内GPS搭載なんだって!驚×5000
6歳。カナリア海流に乗ってアフリカ、アゾレス諸島へ。
体長は60cmにも成長し、今では蟹を捕食する側となったウミガメさん
夏の終わりを感知する頃、みんな南下をはじめる。
何度も行ったり来たりして、海の生物も意外と忙しいんだな
カリブ海ですっかり成人(20歳)したウミガメは、同じく1万匹に1匹の割合で生き残れたパートナーと結ばれる
こんなにレアなら、どんな相手でも有難いよね
メスだけが出産のために故郷の海を目指して1万kmの旅をするって、なんだか不公平・・・
ようやく故郷に帰ってきたのに、海面の上昇ゆえに波除けが設置されていた
でも、砂浜はウミガメの産卵のために保護されている。
陸の重力と闘いながら砂浜に上がり、産卵してふたたび海に戻る。
50年以上もカリブ海で過ごし、2~3年ごとにフロリダに戻って産卵するっていうのを繰り返しているとのこと。
水族館では絶対見られない、生き生きと生命を謳歌する海の生物たちの表情に感動。
ヨシキリザメの眼はクッキリ! 高級食材のフカヒレが目的で乱獲されている。
昔のカメの天敵は恐竜だけだった。しかし、今はヒト。数万匹が釣り針などの犠牲となっている。
近年、クラゲが大量に増えた原因は、彼らを食べる生物をヒトが獲り過ぎたから。
こうして、ヒトの生活は、海の環境をも確実に変えていってる。
常々、生まれ変わったらウミガメになりたいと思っているくらい、あのフォルム、泳ぎっぷりが大好きだ。
のんびりと泳いでいる姿からはあまり想像できないドラマティックな一生の物語りが堪能できた。
マッコウクジラも大好き!!!