【THE BIG ISSUE VOL.338】
【内容抜粋メモ】
通勤ラッシュの地下鉄にサリンが撒かれるという未曾有のテロ事件は世界を震撼させた
あれから23年
2018年1月、オウム関連の裁判はすべて終結
3月、死刑が確定した麻原をはじめとした13人のうち、7人が別の拘置所に移送され
死刑執行はカウントダウンに入ったと言われる
来年は天皇代替わり、再来年は東京オリンピックがあることから、年内執行が濃厚という噂を受けて
6月4日、「オウム事件真相究明の会」を結成し記者会見をした
呼びかけ人は、森達也氏(映画監督)、宮台真司氏、田原総一朗氏、香山リカ氏など
会を立ち上げた理由は、裁判が終わっても、事件の動機・真相解明にはほど遠いため
なぜ真相解明されていないのか?
教祖・麻原の裁判が一審で終わったから
彼は事件についてほぼ語っていない
理由は「精神に変調を来たしたから」
本来なら「精神鑑定」されるところ「訴訟能力あり」とされ、一審で死刑が確定した
日本には「三審制」がある
「麻原は詐病でしょ」という声は、当時も今も必ず言われるが、
面会した精神科医の意見書には、重度の「意識障害」とある
専門用語では「昏迷」 「昏睡」の一歩手前
一審の時からオムツを着用していたことも知られる
だが、精神科医は「適切な治療で回復が見込まれる」と述べた
●日本の司法が機能していない恐怖感
このままでは真実は永遠に闇の中 真相究明のために会を立ち上げた
回復の見込みがあるなら、治療し、真実を語らせるべき
森達也氏は、麻原の一審を見て仰天した
ほぼ歩けず、時々発作のように顔を歪め、「典型的な拘禁障害」に見えた
だが、その日のメディアで、顔を歪めたのは「遺族を嘲笑」などと報じられた
現場の記者は、分かっていて紙面、電波に乗せなかった
呼びかけ人の想田和弘氏(映画作家)は、会を立ち上げた理由を
「単純に、法治国家として、おかしいことが起きてるんじゃないかという恐怖感から」と語った
このまま死刑が執行されたら「弾圧の果てに殺された殉教者」のようなストーリーが作られる可能性も充分ある
あのような事件を二度と起こさない「再発防止」のためにも、真相究明は不可欠だと思うのだ
雨宮処凜 筆
『「女子」という呪い』雨宮処凛/著
***
「ビッグイシュー日本版 BIGISSUE JAPAN」
“1冊350円で販売。180円が販売者の収入になります。”
[ホームレスの仕事をつくり自立を応援する]
「ビッグイシュー」は、ホームレスの人々に収入を得る機会を提供する事業として
1991年、ロンドンで始まった 創設者はジョン・バード氏
住まいを得ることは、単にホームレス状態から抜け出す第一歩に過ぎない
[仕組み]
1.販売者は、この雑誌10冊を無料で受け取る
2.売り上げ3500円を元手に、以後は170円で仕入れ、350円で販売 180円を収入にする
[条件]
顔写真つきの販売者番号の入った身分証明書を身につけて売る
このほか「8つの行動規範」に基づいて販売している
【ブログ内関連記事】
「ボブとジェームズ、東京へ行く」@ビッグイシュー
「猫のボブが私をホームレスから一人の人間にしてくれた」@ビッグイシュー
『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(A Street Cat Named Bob)』(2016 ネタバレ注意)
求む! オフィス・スペース!
「年間購読のお願い」@ビッグイシュー
売り切れていた316号もPDF版で購入可能にv
【内容抜粋メモ】
通勤ラッシュの地下鉄にサリンが撒かれるという未曾有のテロ事件は世界を震撼させた
あれから23年
2018年1月、オウム関連の裁判はすべて終結
3月、死刑が確定した麻原をはじめとした13人のうち、7人が別の拘置所に移送され
死刑執行はカウントダウンに入ったと言われる
来年は天皇代替わり、再来年は東京オリンピックがあることから、年内執行が濃厚という噂を受けて
6月4日、「オウム事件真相究明の会」を結成し記者会見をした
呼びかけ人は、森達也氏(映画監督)、宮台真司氏、田原総一朗氏、香山リカ氏など
会を立ち上げた理由は、裁判が終わっても、事件の動機・真相解明にはほど遠いため
なぜ真相解明されていないのか?
教祖・麻原の裁判が一審で終わったから
彼は事件についてほぼ語っていない
理由は「精神に変調を来たしたから」
本来なら「精神鑑定」されるところ「訴訟能力あり」とされ、一審で死刑が確定した
日本には「三審制」がある
「麻原は詐病でしょ」という声は、当時も今も必ず言われるが、
面会した精神科医の意見書には、重度の「意識障害」とある
専門用語では「昏迷」 「昏睡」の一歩手前
一審の時からオムツを着用していたことも知られる
だが、精神科医は「適切な治療で回復が見込まれる」と述べた
●日本の司法が機能していない恐怖感
このままでは真実は永遠に闇の中 真相究明のために会を立ち上げた
回復の見込みがあるなら、治療し、真実を語らせるべき
森達也氏は、麻原の一審を見て仰天した
ほぼ歩けず、時々発作のように顔を歪め、「典型的な拘禁障害」に見えた
だが、その日のメディアで、顔を歪めたのは「遺族を嘲笑」などと報じられた
現場の記者は、分かっていて紙面、電波に乗せなかった
呼びかけ人の想田和弘氏(映画作家)は、会を立ち上げた理由を
「単純に、法治国家として、おかしいことが起きてるんじゃないかという恐怖感から」と語った
このまま死刑が執行されたら「弾圧の果てに殺された殉教者」のようなストーリーが作られる可能性も充分ある
あのような事件を二度と起こさない「再発防止」のためにも、真相究明は不可欠だと思うのだ
雨宮処凜 筆
『「女子」という呪い』雨宮処凛/著
***
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“1冊350円で販売。180円が販売者の収入になります。”
[ホームレスの仕事をつくり自立を応援する]
「ビッグイシュー」は、ホームレスの人々に収入を得る機会を提供する事業として
1991年、ロンドンで始まった 創設者はジョン・バード氏
住まいを得ることは、単にホームレス状態から抜け出す第一歩に過ぎない
[仕組み]
1.販売者は、この雑誌10冊を無料で受け取る
2.売り上げ3500円を元手に、以後は170円で仕入れ、350円で販売 180円を収入にする
[条件]
顔写真つきの販売者番号の入った身分証明書を身につけて売る
このほか「8つの行動規範」に基づいて販売している
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