メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

notes and movies(1988~1989 part1)

2012-08-22 22:00:00 | notes and movies
過去のスクラップにある映画感想メモシリーズ。
英検の受験票まで貼ってあってビックリ(どんだけ記録魔なんだ自分

  

photo1:大好きな原田美枝子さん。彼女みたいな女性に憧れてる
photo2:新潟の水族館に行った時のか?インパクト大w
photo3:初めて行ったコンサートの半チケとか。

いつもながら、若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪


『忘れじの面影』
出演:ジョーン・フォンテーン、ルイ・ジュールダン ほか
あらすじは省略しようと思っているのに、あらすじだけが書いてあって、感想がなかった


『竹取物語』(1987)
監督:市川崑 主演:沢口靖子 ほか
かぐや姫は、実は宇宙人だったという解釈のもと、SFXを駆使して描く壮大なファンタジー。
画面が霧がかかったような透き通ったイメージで綺麗。
ラストのUFOはきっと『未知との遭遇』を見習ったに違いない。

(すごい断言してるし


『2010』(1984)
監督:ピーター・ハイアムズ 出演:ロイ・ジャイダー ほか
巨大な疑問を残したままの素晴らしい作品『2001年宇宙の旅』の続編。
その答えは人類を限りなく幸福へ導くものだった。
ハルとの会話は特におもしろい。

(あれ?こないだもメモ書いたよね?わずか数年でもう観たこと忘れてるし
 感想も微妙に違ってる。


『化身』(1986)
監督:東陽一 出演:藤竜也、黒木瞳、阿木燿子 ほか
似たような映画がたくさんある。
プレイボーイの中年男が最後には一人になってしまうが懲りずにまた次のを探すってパターン。
みんな、やたらと上品ぶっていて、言葉遣いがいい。
男が女を変えていく。女がそれをキッカケに会社を持ち、一人で羽ばたいてゆく平凡な映画。


『駅~STATION』(1981)
監督:降旗康男 出演:高倉健、倍賞千恵子、いしだあゆみ、烏丸せつこ ほか
長時間の割にストーリーが漠然としている。
実際あった事件を映画化したのかもしれないが、所々に狂気じみたシーンがあった(選手の遺書
警官がオリンピック出場のため、妻子と別れるところからもう理解出来ない。
烏丸せつこの真ん丸なかわいらしい顔と、それに見合った役柄は印象的。

(けっこう酷評だけど、烏丸せつこさんも好きな女優さんだったなぁ


『マッドマックス2』(1981)
監督:ジョージ・ミラー 出演:メル・ギブソン ほか
もう3、4回目だろうか。何度観ても迫力があり、ドキドキする映画。
スピードと重量感とが微妙に混合しているからだ。
しかし「北斗の拳」はこの映画をもとにしたのではないかと思うほど雰囲気が似ている。
果てしない砂漠、貴重な水と食糧、ガソリン。弱肉強食の乱世。
映画は戦争が続いたためとあるが、「北斗の拳」では、核が理由で世界が破滅したことになっている。


『私をスキーに連れてって』(1987)
監督:馬場康夫 出演:原田知世、三上博史 ほか
軽い感じのアイドル映画。雪山の閉鎖的な恐さを少し漂わせて、
大学生活の抜け切らない陽気な男女が描かれている。
スタントだろうが、あんな急勾配を、あんな猛スピードで(片足?!)滑れるなんて驚異としか言いようがない。
ユーミンのサントラを用いるのはズルい!


『BU・SU』(1987)
最も些細でくだらない家族の問題が、なぜ人の性格、生きる道を決定し得るのだろうか。
「静かな人ほど心内は熱い」それが分からない人もこの世には大勢いる。


『或る夜の出来事』(1934)
純粋なラブストーリー。古典的、典型的なのに、だからこそ微笑ましい。
クラーク・ゲーブルにもピッタリの役。二枚目の三枚目。
ジョークがベラベラと口をついて出てくる男。八方美人そうで変に一途な役柄が合っていた。


『ザ・フライ』(1986)
男がついにはエイリアンのごとくになるまでの特殊撮影は迫力のある見物。
不気味な姿になった恋人に終わりまで愛を注ぐ女はほとんど奇跡の菩薩のよう。
ノーメイクでもハエのような顔のジェフ・ゴールドブラムが一層迫力があり気味悪くしている。

(失礼すぎでしょ/謝 でも、今作はほんとショッキングだったなあ、当時は!
 一番ブキミなシーンの切り抜きを、ホラー大嫌いな親友に送りつけたりしてたっけ


『ベニイ・グッドマン物語』(1955)
ジャズが思う存分楽しめる映画


『サンタクロース』(1985)
監督:ヤノット・シュワルツ 出演:ダドリー・ムーア、ジョン・リスゴー ほか
画面がとても綺麗。ストーリーは絵本のように進んでいく。
夢を大人の手で商品化することについて。


『火宅の人』(1986)
監督:深作欣二 出演:緒形拳、いしだあゆみ、原田美枝子、檀ふみ ほか
「何も書くことがないんだ」と浮気小説を書いた原作者の言葉がいい。


『ボルサリーノ』(1970)
出演:アラン・ドロン、ジャン・ポール・ベルモンド ほか
主演の2人がしきりにキメているところが妙に可笑しい。
アラン・ドロンの黒スーツ姿は確かにキマっているが。


『ひまわり』
出演:ソフィア・ローレン ほか
戦争が何もかもぶち壊したと言いたかったんだろう。
「世界中の人々を泣かせた映画」とは思えないありふれたものだった。
昔なら違っていただろうが・・・

(この名作をまたまた酷評。厳しいなあ・・・


『欲望という名の電車』
出演:ヴィヴィアン・リー、マーロン・ブランドー ほか
最初のシーン「“欲望”という電車から“墓場”に乗り換えて“極楽”に着く」というリーのセリフがいい。
観終わった今はただ、誰か説明してほしい気持ちでいっぱい。

「真実?真実って何?嘘だって真実だわ。私の言うことが、私が真実よ。それが罪なら罰するがいいわ!」

恋人の自殺によってそんなに人生が真っ暗な灯のないものになってしまったのか?
最後に迎えに来たのは精神科医?
“ご供養の花”を売っているあの老婆は一体誰だったのか?
名作と言おうと思えば名作だろうが、もっと説明がほしい。
ヴィヴィアンの30代半ば頃の作品。ストーリーに合って若さの衰えが印象的だった。


『恐怖の性~キャサリン』
出演:ナスターシャ・キンスキー ほか
本気で人が信じているもの、それがその人の本当の神ではないか?
それが理性に外れているとしても。
いかにも異教徒は邪道であると訴えている映画だった。


『摩天楼はバラ色に』
出演:マイケル・J・フォックス ほか
田舎からニューヨークに出て、大会社に勤める遠い親戚を頼りにメール・ボーイから出発し、
ついには社長にまでのしあがるまでのドタバタコメディ。メチャクチャに面白い


『愛と栄光への日々』
出演:マイケル・J・フォックス ほか
売れないバンドが、解散や、家族や、金銭的問題の危機を通じて、
ドサ回りも経験しながら、売れっ子バンドになるまでのストーリー。
親子ものでもある平凡なタッチ。
マイケルのハスキーヴォイスで歌うシーンとギターを聴けたのがよかった。
姉役は♪I hate myself and loving you を歌っていた歌手ではないか?


『愛と青春の旅立ち』
単なる戦争で別れ別れになる恋人ものかと思ったらそうでもなく、
『ポリス・アカデミー』ばりに厳しい訓練13週間の後に士官になるまでの話。
その間にパイロットの妻になりたいと憧れる女性たちとの関わりがあって、
母と親友が自殺した時、どちらも助けることが出来なかった男だが、
どこかで聞いたことがあるような気がする。


『フェリスはある朝突然に』
大学の授業に先生が選んできた映画。
つまらない学校を抜け出して、1日中彼女と親友と遊び回る主人公の青年。
校長はいつもコケにされ、今度こそは鼻をあかそうとするが、いつも失敗する。
コメディは、ありえないことが次々とうまくいって、
なんとなくハッピーにおさまってしまうところが鬱憤晴らしに最高
主人公の男の子いわく
「人生は短いのである。ジョン・レノンは“ビートルズさえも信じない。
 俺は俺を信じるだけだ”と言った。やはり彼は尊敬すべき人物である」

(これは、何度観ても面白い青春コメディなので超オススメの1本v
 主演のマシュー・ブロデリックも若くて可愛かったなあ!教室でもゲラゲラ笑ったw


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イオンレイクタウン

2012-08-21 23:55:55 | 町歩き
イオンレイクタウン

家にばかりいてもなんなので、涼みがてら、また雑貨屋巡りに行ってきた。
といっても、先日行った新三郷のIKEAからほど近い巨大ショッピングモール
一時期、サケ友ちゃんが、ここにあるパン屋さんでバイトをしていた話を聞いて気になっていたので。

その名も「越谷レイクタウン駅」を降りてちょっと歩いてエスカを上がれば、直結してモールに入れる。



でも、ちょっと待ってください。1Fにペットショップが見えましたよ

中広~い!で、いきなり子犬&子猫販売のコーナーがあって、
脚が短い種類のマンチカンて子猫を写メっていたら店員さんから声をかけられてしまった



【kaze】
入ってすぐにある「Passport」でいきなりクッションカバーの替えを買ってしまった。
モールは、よく見かけるお店が一堂に寄り集まっているから、一度で買い物が済むのが利点v


すし三崎丸



朝控えめにしてきたせいで、もうお腹が空いていたから、まずは腹ごしらえ。
食べ物屋もわんさかあって選ぶのも面倒だから、直感で入ってみたw
「いろどり丼」は美味しかったけど、わさび利きすぎ
そっか、駅前とかで売っているのは入ってないけど、
こうゆうところで頼む時は「わさびを抜いてください」って言わなきゃダメだった


そのまま3Fをまっすぐ行くと「R.O.U」てこれまたデカい文具&家庭用品屋さんがある。

「チャイハネ」、「フランフラン」、「プラザ」などのお馴染みのお店のほかにも、
わたし好みなナチュラル系雑貨屋さんもたくさんあって、
しかもお値段はお安めだから、ついついあちこち寄って、予想通りすでに脚が棒

所々にたくさんソファーや喫茶店があって助かります(それも戦略だろうけど
燃え尽きてソファーに座ったり、爆睡している男性も多数見かけた
休日にはソファの取り合い合戦になるそうな・・・納得。

例え同じビレバンでも、スペースが広い分、他店より品数も多くて、
ちょっと違った商品も置いている気がする(しかし、ビレバン的な店増えたなあ

店内BGMもクラシックでおしゃれ



【mori】



kazeをひと通り見てから、2Fのセンターブリッジを通って、
こんどは細長~~~いmoriに移動。
動く歩道から周囲を見渡せば、まだまだ場所が余りまくりっぽいし、どんだけ広いんだココ/驚×5000

モールがまるで一つの街くらいの大きさ。
ロッカーに荷物を預けても、同じ場所に二度と戻れない気がする・・・
子どもを乗せるアンパンマンやミッキーの押し車があったり(自分で運転してる感もあって大はしゃぎ!



所々にキッズが遊べるコーナーもあって、子どもも飽きないように工夫がしてある。
でも、迷子の放送もたびたびあった(大人でも迷うんだからしょうがないね



「クールダイソー」は、これまで見たどこのダイソーよりデカかった品数もハンパないっ
このまま進んでいって、帰り駅まで戻れるだろうか?と不安がよぎったけど、
moriの一番先に「ドッグラン」て文字をパンフで見つけて俄然ヤル気が復活!

途中、途中にも、籠やウッディな雑貨が満載な雑貨屋さんがたくさんあって、
いちいち吸い込まれてしまうしw



で、やっと「ドッグラン」に着いたけど、
そこは狭くて、一番暑い時間帯だったからか誰もいませんよ~
でも、トリミングのお店がガラス張りだったり、
ペットOKな席でくつろいでるわんこの中に、なんとっ白柴さん発見
まだ7ヶ月の「サクラ」ちゃん。頭をなでられるのは苦手だけど、首はOK♪




しあわせ牧場
すっかりノドが渇いてしまったから、休憩がてらアイスクリームタイム~
疲れたカラダに染みわたる甘くて冷たいチョコ&バニラミックスソフト
搾りたて牛乳を使ってるってうたってました~。




【Lake Town OUTLET】



このままだと、時間&スタミナ切れになりそうなので、moriをあとにしてアウトレットをチラ見することに。
「70%OFF!」てゆっても、もともとがブランドものだから高いし、
ブランドに興味のないわたしには、ただただ「ふぅーん」て通り過ぎるだけ。

急に突き抜けた場所にたどり着き「指輪のオブジェ」って書いてあった



目の前に広がってるのは、巨大な池だからレイクタウンなのか(今さら驚く
フシギなオブジェも浮かんでいた。

ここにも「ドッグラン」があるから、期待して行ってみたら、
やっぱりまだ暑いせいか誰もおらんかった。残念。。

もう、帰ってもいいかも・・・て思ったけど、
ここから駅までは炎天下の道路を20分ほど歩かなきゃならなそうだから、
遠回りだとしても、店づたいに帰ろうと思い直して、またkazeに戻る

戻ると、また「g.u.」やら、気になるお店に入ってしまい、
なかなか先に進まない。恐るべしレイクタウン。
イオンは一体、何億かけて、こんな巨大施設を造ったのやら・・・???


やっぱり出掛けると、いろんな刺激を受けてイイ。
今日も1日楽しく過ごせました~

その他の写真はフォトチャンネル一覧でどうぞ。
チャンネル「ch 148567」の「g01~g23」までです。


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notes and movies(1994~1996)

2012-08-20 14:13:25 | notes and movies
新しく始めた昔の記録からの映画感想メモシリーズ。
1989年の小さいノートの転記が1冊終わって、
スクラップブックのほうが年代がもっと古いかもと思って、
引っ張り出して見てみたら、そーでもないんだ。フシギ。
ノートに貼り付けられない大きな記事をスクラップブックに貼っていたのかなぁ?

よく思い出せないけど、急にスクラップブックのほうを見てみたくなったので、
今回は1994~1996年頃の1冊をチョイス←年代もハッキリしない

とにかく1冊目は聖子ちゃんの切り抜きから始まっていて、
今ではすっかりテープが劣化して剥がれてしまっていたから、修復タイムになってしまった
最初の頃は、雑誌や新聞記事などの切り抜きを貼るのがメインで、感想メモは少なめ。

主な関心事は、映画、音楽、アート、テニス、町歩きの記録等々・・・今のブログと変わってないな
先日、ワダさんが「名指しは刺されるぞ!」と吾妻さんに突っ込まれた、伊藤みどり選手の記事もありますw

  

photo1:聖子ちゃんの切り抜き。可愛い!
photo2:伊藤みどり選手の三回転半の決定的瞬間
photo3:オノ・ヨーコさんのアート記事。

そんな古い写真も挟みつつ、映画の感想メモの抜粋をスタート。
(ストーリーは長いからなるべく略します


『新極道の妻たち~覚悟しいや』(1993)
久々に観た邦画―――というより、ついついハマって観きってしまった。
大阪で特に人気が定着している訳も分かる気がする。
もう死語になりつつある「仁義」だのだけじゃなく、
ビジネス化して、世の中に対応して変化している暴力団内部の影の世界が現にあるわけで、
組同士の抗争の裏で糸を引く妻たちの根性が座った強さが人気の秘密か。

着物もドレスもピシっとキマる岩下志麻のシャープでクールな美しさは絵になる。
声のドスのきかせ方は加賀まりこのほうが自然で存在感あり。
対照的に色気が売りのかたせ梨乃の肉感的な体を張った演技。
この姉妹の闘い方も同じ血が通っているとは思えない展開。

香港組織との観光シーンになぜかキラー・カーンまで出ている!
これだけ堂々と殺しても軽犯罪並、内輪もめの共倒れを警察は望んでいるのか?
ヤクザ映画には十八番の男優の顔ぶれが揃って、
花村と出会って安積が一人の女にもどるという流れは見どころ。

(いきなり極妻かい


『ナイト・エンジェル~地獄へ誘う魔性の女』(1989)
木曜洋画劇場向き。相変わらず作り続けられるエロティック・ホラー。
中には面白いのもあるんだけど、大抵B級。
怪物(エイリアンそっくり)が象徴する“肉欲”を残酷な魔性の女として描く一方で、
そのエロティシズムが作品の見どころ。これが矛盾してる。
グレッグは魔女から逃れて“永遠の愛”を得たわけだけど、
結局、彼女との間にも肉欲は続くわけで、これは生死同様終わりがない。

(この辺のは、観た記憶がまったくなくなっているから、
 メモっていても、まったく意味が分からない・・・滝汗


『ALL THAT JAZZ』(1979)(原題:ALL RIGHT, IT'S SHOW TIME, FOLK)
「君は平凡であるのが怖いんだ」「そうだ」
「君は並でいるのが嫌なのさ」「そうだ」
「それにホモだとは言わないが女性的なところがあるぜ」「そうだ」

これだけの作品を今まで見逃していたなんて信じ難い。
ロイ・シャイダーがボブ・フォッシーの写し身となって、
自らの破滅に拍車をかけてゆく狂気が痛み、不安、絶望、寂莫と一緒に転がり込んでくる。
それとまったく対照的な真っ白くやわらかなサテンに包まれた見るも美しいジェシカ・ラングの優しい死への誘いが印象的。

酒に煙草にドラッグに女遊びで身を崩しかけている姿に、
思わず生活をストレートに変えてあげたくなる。
自伝的作品とあって、なんともリアルに迫ってくる。
たっぷり2時間、多数の別種のショーが絡み合い、1つをとっても音楽もステップも衣装や舞台もまったく異なる大掛かりさ。
まさにフォッシーはもちろん、スタッフ全員が、そのすべての魂を吹き込んだ感じ。
血と涙と汗でできた、これがブロードウェイ、これがショービジネスだ!

(実際は1ページ丸ごと使って、この倍くらい熱く語ってる。そんなに面白かったんだぁ


『愛がこわれるとき』(1991)
さすがヒッチコックを研究した監督とあって伏線の張り方が上手くて、
か弱きヒロインが追い詰められた恐怖の戦慄からホッと心を解きほぐす緩急がこちらにそのまま伝わってくる。
女性の原作だからサイコさもリアルだけど、よくできたサスペンス小説的な設定。
偶然また偶然ってところもちらほら。
復活したJ.ロバーツのスターの輝きとヒロインとしての熱演が噛み合った作品。

1人の人間を思うままに操れると思ったら大間違い。
暴力夫の問題はかなりの実例があるんだよね。
今作には自力で抜け出し、自分で解決しようとした女性の勇気も描かれている。
パトリック・バーギンはなんだかサイコな夫役を嬉々として演じている感じ。
俳優としても今作で注目を浴びるようになったわけだけど、
誰にでもこうゆう狂気ってきっとどこかにちょっとはあるはず。
そうそう、優男が彼女の心をほぐし、くどくデートでのバックに
ヴァン・モリソンの♪Brown eye girl が流れていたのが印象的。
そこだけガラリと雰囲気がカジュアルになって『プリティ・ウーマン』的になる。


『スティーブン・キングの地下室の悪夢』(1991)
「恐怖には代償があるが、人間が理解出来るのは小さい恐怖だ」とキング先生は言ったそうな。
そしたら大きな恐怖とはどんなものか?
地下室から出た意味不明のドロドロ、ネバネバ、羽根で空も飛べるし、
人を喰うデカイ顔と、無限の食欲を持つモンスターよりスゴイ

米米のてっぺーちゃん好みなクリーチャーだね。こんなのがいるってのも唐突だけど、
工場の奥下がポッカリ洞窟なのもブッたまげじゃない?
キング作品の中では純粋なホラー(そんなジャンルがあるなら)だけど、
怪物よりもベトナム戦争の後遺症でキレちゃってる工場長のほうが凶暴だ。
顔を黒く塗っちゃって、すっかり戦時中が蘇って、怪物の脚だか手だかに噛み付いて抵抗した根性はアッパレ!

通常ホラーの場合、男女2人が助かるところ、丁寧なオチまでついてる妙に穏やかでドライな終わり方。
結局、恐怖を生み出すのは、あの大量のネズミじゃなかったのね。
人喰いねずみの伏兵も怖いけど、ネズミ退治エキスパートの兄ちゃんのキレ方もよかった。
「戦争の古傷か・・・」て。
ネズミを雇用したほうが早いようなあの工場。そこで働かなきゃならないなんて、
アメリカの雇用問題はかなり深刻だ。


『アッシャー家の惨劇』(1960)
友だちのお姉さんから届いたR.コーマン作品3本のうちの1本。
今作は前に観たと思っていたけど、記憶が薄いので再度観て納得。
ポーの原作だけど、かなりアレンジしたものらしい。原作が未読で具体的に分からない。

舞台でやっても安くできるだろうね。完全な室内劇だし、出演者は4人だし。
疫病なら仕方ないけど、そんな呪われた家、引っ越せばいいのに・・・
お金ないのかしら?それとも家が出させてくれないのかな?
家自体人を襲うホラーはS.キングも作ったけど、
大昔のポーは素晴らしいSFアイデアがいっぱいだったのね。
それとも彼自身狂気にとりつかれていたからかも。
カフカの世界のほうがどっちかと言えば好きだけど。


『ぼくの伯父さん』(1958)
いいなあ、このキャラにこのタッチ



ジャック・タチのパントマイム風のボケに先の展開を急がないゆったりしたストーリー運び。
始まりと終わりは軽快なジャズで現代社会のスピードの速さを表し、
それと逆行するユロおじさんのテンポ、野良犬たち、そこに混ざろうとする
アルペル家の飼い犬のいじましさは、そのまま、奔放に遊ぶ友人たちに合わせるジェラール君にも通じている。

子どもと同じ魂を持つユロ氏。
生計を立てていくにはあまりに協調性や仕事達成能力に欠けるけど、それだけが人生じゃない。
工業化する前のフランスの日々の、平穏で自然な日常生活感が温かい。
対照的に近代建築、その他あらゆる電気機器の合理性、デザインは目を惹くけれども、
電気仕掛けや、建築それ自体に生活が振り回され、人情が消え、場所に縛られる人の姿の皮肉り方も絶妙。

庭の色使い、魚の口から水の出る噴水、ハリガネのザルみたいなイス、
丸い窓、その他もろもろ斬新なデザインが面白い。
子どもがなつくユロ氏に妬いていた父は、息子と同じイタズラな世界に少し戻ることで愛息の心を取り戻す。
叔父さんは転任になっちゃうけど、親子の愛情は彼のおかげで回復するっていうラストもイイ



(マイベストの1つ。永遠に愛すべきユロ氏。

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からだにいいおと

2012-08-20 13:20:40 | 音楽&ライブ
図書館で借りたCDシリーズ。
今回は、またいい感じのリラクセーション・ミュージックが集まったv

森に癒されて 自然と共に 香音ミュージック20Cシリーズ
このジャケデザインもいいなあ!ハーブティに使われる「メリッサ」とティーカップの組み合わせ。
メリッサ:胃腸の働きを助ける。
ジャスミンフラワー:精神を安定させる。強壮作用にも優れる。
マリーゴールド:気分をゆったりさせる。軽い鎮痛効果あり。
ハイビスカスフラワー:ビタミン・クエン酸が豊富。造血作用があるので貧血気味の方に。


オーロラの音楽 フォレスト・グリーン
神山純一
「フォレスト」で検索すると、この神山純一さんて人のアルバムがたくさんヒットする。
「東京都・目黒区に神山純一事務所を持つが、年の半分は長野県八ヶ岳山麓のスタジオで過ごす」(ウィキ参照
シンセサウンドで、プラネタリウムのBGMに合いそうな感じ。

【ライナーメモ】
アラスカのフェアバンクスのオーロラの映像を主に、時間の経過を横軸に、オーロラの輝度を縦軸にデータ化し、
それを12音階に振り分け主旋律を作りました。まさにオーロラの美しい光の揺らめきがそのまま音楽になっているのです(
『エトワール』ってアルバムは、星座の形をそのまま五線紙の上に置き、星の一つ一つを音符に見立てて旋律を奏でた。
まるでアタゴオルの世界みたい驚×∞


からだにいいおと for your daily health (Della)
広橋真紀子、加藤敏樹、朝川朋之/COMP
いつもハズレなしのデラシリーズ。これはそのデラCDのベスト盤だったv
ピアノの煌めくような音色がキレイ。途中、鳥の鳴き声、波音などが入る。

【ライナーメモ】
・『ヒーリングボサノバ』(全3作)佐藤正美
・『Hula Jazz』
タイマネガードナー:天才ウクレレプレイヤー
・『Bali』:ジェゴク(竹ガムラン)、スリン(竹笛)、カチャピ(筝)など伝統楽器をフィーチャー。
・『AROMA』:フランキンセンス(乳香)のウッディーな香りは、雑念を追い払い心を静める効能がある。
・『波~慶良間・久米島』:ケラマブルーと呼ばれる神秘的な海にはコーラルサンドが広がっている。


幻視と瞑想のガムラン バリ島プリアタン村ティルタ・サリのスマルプグリガン
ティルタ・サリ/演奏
これはリラクセーションジャンルじゃないかもだけど、早鐘のような音で、夏らしい1枚v

【ライナーメモ】
バリ州プリアタン村(音楽と舞踊の村)で収録。地上最後の楽園かぁ!
慣習(アダット)は、人間社会の今最も洗練された葛藤制御の知恵の一つとして、世界中から注目を集めています。
 バリ島の自由で解放的な世界は、精密で構築的な社会慣習によって初めて成り立っています。
・インドネシアの「ガムラン」は「青銅の交響楽」と言われ、打楽器を中心としたアンサンブルとしては地球上で最もダイナミックで高度なものと言えましょう。
・“炸裂するゴング”と言われる「ゴン・クビャル」は、ガムランの特性を極限まで開発し尽くして、1910年代の後半に完成。
 当時バリ島にあった多くのガムランは溶かされ、ゴン・クビャルに作り直された。
・バリ島では単独で楽器を演奏したり、歌を歌ったりすることは、まったくといっていいほどない。
 1人1人は誰にでも出来る簡単なことをやりながら、それらを大勢が合わせることによって人間技とは思えないようなスピード感、多様性を生み出している。
マンダラ翁(推定82歳)は、今世紀最大の音楽・舞踊演出家と称されている。
・ガムランは、うなりに特徴があるように、全体が空中でミックスされて初めて音宇宙が完成する。
 そのため、マルチマイクは不向きで、環境条件に合わせてマイクのベスト・ポイントを選んだ、
 ワン・ポイント録音にすべてを賭けなければならない。
・レゴン・クラトン:ガムランの中で最も代表的な演目。全篇演奏すると30分ほどかかるものを初めて収録できた。


にほんのうた 第二集
これで第一集~第四集まで全部揃ったことになる。

【ライナーメモ】
♪美しき天然:日本人が作曲した最初のワルツ

♪あめふり くまのこ
初めて聴いたけど、詩が可愛いくて知世ちゃんの声に合ってる
1曲1曲に味わい深い歴史があって、時代に伴った変遷があるんだなあ!

♪みかんの花咲く丘
戦後の童謡は、この明るい平和な歌でスタートした。
放送された爽やかな歌声は、敗戦で着物も食べ物もなく苦悩していた人々のすさんだ心を癒やした
戦災で母親を失った子どもたちが、歌で母を思い出すと可哀想だという配慮から、
初めて歌った時は「母さん」を「姉さん」と変えられた。

♪朧月夜
戦前の文部省唱歌の多くが作者不明と記されていたが、マッカーサー元帥の指令により、
文部省は昭和22年の音楽教科書で初めて文部省唱歌の作者名を明記した。
作詞の高野辰之は、長野県下水内(しもみのち)郡出身/驚
ほかにも、♪故郷、♪春の小川、♪紅葉 なども書いて、著作権名簿に登録された。

♪黄金虫
これをエンケンバンドが演ってるのが異色で面白い。
茨城県ではゴキブリのことをコガネムシと呼んでいた地域があり、
冬でも暖かく食べ物が豊富な家に棲みつき、卵をたくさん産み、
卵鞘が財布に似ていることから縁起の良い虫として珍重されたんだって!

♪浜辺の歌
ラストにはブルー・ハッツも入っていた!
作詞家の林古渓が幼いころ遊んだ辻堂・湘南海岸の浜辺をうたっていると言われている/驚


椰子の実

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プリンタ試用

2012-08-19 16:14:55 | 日記
朝から早速プリンタの設定して、L版写真を出してみたらキレイ
でも、撮ったのが古いケータイなものだから、
こんどは写真を撮る側の画質が問題だな・・・
その写真用紙がローズの香り付きで、ほんのり薔薇の香りがする!驚(すごいねぇ・・・

シールも大小さまざまな種類が入ったのを買ってみたから、
一番小さいサイズに設定して、しーちゃんシールを作成!かあいい~!
これは、母親宛の手紙に同封してみたv

かねてから企画計画していた「マイ名刺第1号」も作成/祝
プリンタのテンプレートを使えばラクチン!
でも、もうちょっとプラスαな工夫が欲しいところ。

「夜でも静かにプリント」とかって書いてあったけど、
電源入れて立ち上がるまでに約2分間(!)と、出力の際に
「ギーガチャン、ギーガチャン」て、けっこう鳴いてるんですけど?

でも、今までビデオデッキが入っていた、テレビ台の下にちゃんと収まったし、
これからは、手軽にいろいろプリントアウト出来て楽しみが増えた
友だちから教えてもらった、便せんや封筒の無料テンプレートサイトや、
買った用紙の包装にあるエレコムの「らくちんプリント」にアクセスして、
いろんなテンプレートのDLも可能らしい。
まだ、よく分からないことだらけだけど、まあ、色々とぼちぼち使っていこう。


で、旧プリンターさんは、不用品回収車に引き取ってもらった。
サイズが大なら500円、小なら300円。
わたしのは小扱いだったけど、「200円しかない」ってゆったら、
「お釣りないからいいです、200円で」て言い値かい
わたしも、フリマのために小銭を集めておかなきゃっ!焦


先日は、知らないフリーダイアルから電話がかかってきて、
なにやら「イー・アクセス株式会社」ってところからで、
イー・モバイル(EM)にすれば、コードも不要&ネットが速くなり、
 月額が2000円ほどお得になる」とかなんとか。
「今ならキャンペーン中で、8月末までにご契約頂ければ初期費用は無料ですv」
工事等も不要で、ケータイ電話みたいなやつを置くだけ???

「・・・はぁ・・・???

アナログ人間には、お得なのか、ただの勧誘なのかの区別すらつきませぬ。。
「サイトを見てから検討してみます」と言って切ったけど、
結局サイトを見ても分からないことは、最初から分かっているのさ(ふっ



最近の気になるトピックス。

うさぎの楽園 大久野島
「どうぶつ冒険バラエティ ワンダ!」ネタ。
うーさん好きにはたまらない!
船を降りると、もうすでに何十羽のうささんがワラワラと寄ってくる

同じく、ワンダネタで、「野崎島」には野生の鹿がたくさんいるそうな!

与那国島のハンマーヘッドシャークの群れもすごかった
日本国内でもまだまだ知らない自然豊かな場所がたくさんあるんだなあ!


「lyrics」もアップしました。


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心の中のベストフィルム~『ディア・ハンター』(1978)

2012-08-19 11:10:53 | 映画
注:notes and movies(1989, vol.8)から心の中のベストフィルムのカテゴリーに移動してきました(文章はそのまま

毎回10本ずつ紹介してきた1989年のノートからの映画感想メモ転記も今回がラスト。
ラストを飾るにふさわしいこの逸品。
以前、てっきりマイベストで紹介したと思っていたけど、ミクシだったんだな
ノート6ページ分も書き連ねているので、だいぶ割愛します。。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等は深くお詫び申し上げます/謝罪

ちなみに、この「notes and movies」コーナーはまだまだ続く予定なり


『ディア・ハンター』(1978)
カメラの運び方が変わっていた。何度も繰り返し観たくなる。
ベトナム戦争は消しがたい跡をアメリカに与えたようだ。
アメリカ映画の題材には、この戦争が根底に流れているものが多い。

幼い頃、この作品を私は一度確かに観た。
ロシアン・ルーレットのシーンが吐き気のするような後味の悪い印象だったのを、
今回観るまですっかり忘れていた。


「これがおまえの望みなのか?思い出せ、ニック、
 木のことを、山の木はそれぞれ違うんだろう?
 家のことや、山のことを!」
「一発か」
「そうだ一発だ」


最高の監督、最高の俳優、最高の脚本があれば、最高の映画が撮れるのは当然だろう。
全体に流れるサントラもいいし、途中2度ほど流れるポップスも印象が強く、
(わたしの大好きな♪君の瞳に恋してる のこと!初聴きは今作だった
荒っぽい友人の一人が突然静かにピアノを弾くシーンもハッとさせられたし、
結婚式のコーラスも心休まるもので音楽的にも最高だ。



C.ウォーケンが若かったなあと魅了させられてしまった。
妖艶とさえ言えるほど不思議に大きく綺麗な眼と、輝く金髪と、
すんなりとした体つきで、今とは雰囲気がまったく違って見えた。
確か今作で助演男優賞をとった。


映画って本当に不思議なものだなあと感心してしまった。
何十年前に撮影したものなのに、今でもその時の風景や物語が、
そのまま目の前で今行われていることのごとくに再現できてしまうのだから。

逝ってしまったマリリンでさえ、ビデオをセットすれば、
ちゃんと私たちに百万ドルの笑顔を与えてくれる
俳優とはなんと素晴らしい稼業なんだろう!
何度も死んだり、生き返ってたり、宇宙へ飛び立つことも、
甘く切ない恋に何度も落ち、様々な職業や性格に変身し、
様々な人と出会うこともできる。

同じ1回の人生でも、こうも違うものかとひどく呆れてしまう。
それがたとえスポットを浴びないものであっても、
自分の人生を生きてゆくのは自分でしかあり得ない。
他の誰もわたしの生命を生きてはくれないんだ。

傍観者を続けるのは楽だけど、本当に私のすべきことって一体何なのだろう。
期待に応えるだけじゃない、私に用意された「すべきこと」とは?
ほかの誰かのために与えてあげられるものとは?もらうばかりでなくて。
私はまだ母の胎内から産まれていないのかもしれない。
それか、いつスタートさせていいのか戸惑っているだけかもしれない。
分からない。


**********************************


最後はもう映画から離れて、自分について深く考え込んじゃってるね
それだけの映画だってことだ。今作を観た後、随分長い期間、元に戻れなかった。
それにしても、今とほとんど変わらないことで悩んでいたな、昔も

とにかく、全世界のまだ観ていない方におススメしたい「心の中のベストフィルム」の1本。
酒を飲むシーンでは実際、俳優に本物のお酒を飲ませて撮ったとか、
チミノが若干ゲイ気味であるため、マイケル(デニーロ)がリンダ(メリル)よりニック(ウォーケン)を愛していたんじゃないかとかあくまで役の話ね
そんな逸話もたくさんある映画なのだ。


とにかく、学生時代のわたしは一人暮らしをいいことに、
暇さえあれば、駅近のレンタル屋に行って映画ビデオとCDを漁っていた。
土日は毎週1日3本、計6本観ていたし、
平日も1本ずつくらいは観ていたから、トータル的にもうどれだけ観たか分からない

最近は、どれを観たかも忘れて、昔観たのを初見だと思っているのもあるし。
せっかく感動して、記録しても、記憶に残るのと残らないのがあるんだよね。
マイベストコーナーで改めて観直して、昔と記憶が違っていたり、
違った印象を持ったりすることもある。

最初に映画館に連れて行ってもらったのは、『子象物語』だっけ?
親の話だと、イスから前のめりになって、食いつくように観ていたらしい。
そこから、わたしの映画バカが始まったわけだw



Can't take my eyes off you /The Deer Hunter
Wooo, I love this scene too much!!!

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プリンタ購入

2012-08-17 23:52:00 | 日記
またまた用事がたまってしまったから、全部まとめて済ませてきた。
ほんとは18日にしようと思ってたけど、虫が知らせたのか17日にしてよかった。
これを書いてる18日は2度も雷雨があったから

郵便局で手紙を出した後、
近所の図書館でもう一度『アタゴオル』シリーズを検索してもらった。
こないだ丁寧に調べてもらったけど、その後、自分でも近隣図書館を検索してみたら、
もらったメモと微妙に違っていたので。ご面倒をおかけします/礼

漢方薬局で5本目のイスクラを購入
また体重が2kg落ちたから、どうしたら増やせるか聞いたら、
「秋になったらまた食欲が戻るよ!」と単純明快なお答えw
そーならいいけど。


高円寺図書館
『アタゴオル』3冊とCDを返却。


蚕糸の森公園
もうこの辺は来ることはないな~と思いながらの帰り道に、なにやらステキ公園発見
この道を何回か歩いていたのに、今ごろ気づくって・・・
暑さに負けそうになったけど、巨木も見えたから、ひさびさ公園お散歩に立ち寄った。



趣のある煉瓦造りの門を入ると、すぐに涼しげな滝がある。



その先で、プラタナスや見事なイチョウの樹に出逢って、感激してまた写メを撮りまくり



休憩所で座っていたら、蝉時雨を聞きながら、トンボがたくさん飛んでいるのが見えた/驚



池には亀さんも甲羅干ししていたし



大きくグルっと回ったら、学校もあるのかな?
歩道になんだか見慣れない物体がたくさん並んでいたけど、オブジェ???
黒と白があって、ちょっと魚っぽくて可愛い。。



すっかり汗だくになったけど、来てよかったv


LABI
こないだ説明をしてもらったプリンタをとうとう購入
重さを確認していたら、50代くらいの女性スタッフがいろいろと説明&案内してくれた。
機械ものに詳しい女性ってスゴイなあ!尊敬してしまう

「写真をキレイに印刷したい」とか「名刺を作りたい」とか
いろいろ希望を言ったら、それに添った用紙などをいろいろ説明してくれて、
USBケーブルと共に購入したら、
なんと、写真印刷用のL版用紙の試用品を2セットほどオマケでつけてくれたv

しかもラビって、来店して専用機器でスロット?をやるだけで
ポイントが加算されるって初めて知った/驚
期限は1年間で4回まで。何か購入するごとに期限が延長され、また4回に戻るとかなんとか。

インクカートリッジの回収ボックスもあった。
なるほど。今までプラとして捨てていたけど、
なにかに役立つなら、今度は持ってこよっと。

ついでに1Fを覗いて、アイリバーのことを聞いたらもう生産中止だって
聴くだけならソニーウォークマン、録音&再生ならICレコーダーを薦められた。
7000円代~9000円代がお得。音質もキレイで、今持っているものより全然大容量!
2万円~5万円はデカいからお勧めできないって

ほんとに手軽に手に入るようになったなあ・・・


帰りは、プリンタを持って、雷がゴロゴロ鳴ってたけど、雨が降る前に無事帰宅できた(ほっ

久々撮った公園の写真はフォトチャンネル一覧でどうぞ~。
チャンネル「ch 148567」の「higa01~higa10」までです。

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ハリウッド玉手箱

2012-08-17 23:51:00 | 音楽&ライブ
図書館で借りたCDシリーズ。

ハリウッド玉手箱
豪華3枚組みのサントラばかりのオムニバス。またまた大発掘をしてしまった
「甘くてイイ声だなあ~」と聴き惚れるのは、ほとんどビング・クロスビー。
ほかにも、わたしの大好きなサッチモ、フレッド・アステア、ダニー・ケイらが入っているのが嬉しい
ライナーには、映画の歴史や解説まであって、1冊の本みたい/驚
著者も言うとおり、まさに映画『ザッツ・エンタテイメント』のCD版といった1枚。
第二次大戦中も映画を撮ってたんだからスゲーなアメリカ・・・
戦時中のアメリカ映画の中には、まだ日本で公開されていないものも多いとのこと。

【ライナーメモ~映画の歴史】

サイレントからトーキーへ
最初はワーナーの実験だった。評論家は「プラスにならない」と言ったが、
アル・ジョンソンの『ジャズ・シンガー』は大衆にセンセーショナルな喜びを与えた。



各社が一斉にトーキーに取り組んだが、最大の難関はセリフをまともに喋れるスターがいなかったこと。
舞台俳優、オペラ歌手、ミュージカル歌手、ナイト・クラブ歌手、コメディアンの引き抜き合戦が始まる。
パラマウントは、ドイツからマレーネ・ディートリッヒマルクス兄弟らと契約。
フォックスなども主題歌を書く作詞家&作曲家を探して、注文が殺到した。
アーヴィング・バーリン、ジョージ・ガーシュウィン、コール・ポーター、リチャード・ロジャースなど。
ラジオからも流され、ポップスとしてもヒットする。

1929年はアメリカ大恐慌の年。
サイレントの楽士らは一斉に職を失い、有名サイレント俳優には自殺者も出た。
日本では音と絵がズレたり、キスシーンをカットして黒コマを入れた時代もあった。
英語はセリフの合間に即時通訳者がいた/驚

ミュージカル一辺倒もやがて飽きられギャングものが流行る。
ミュージカルもリアルな劇映画になり、「テクニカラー2色分解方式」が採用される。


ラジオ界の人気タレントだったビング・クロスビー
『ラジオは笑う』が大ヒットして一躍スターに。1940年にはすでに不動の人気となった。
デッカ(現MCA)の専属となり、シナトラ、ペリー・コモも彼に学んだ。
♪ホワイト・クリスマス は、3000万枚レコードを売り上げる最大ヒットとなる。



天才振付師・バズビー・バークリー
モノレール式のカメラ移動、特殊なクレーンの考案者で、
『水着の女王』などでミュージカル映画を再燃。


フレッド・アステア&ジンジャー・ロジャース
1930年代のミュージカル映画に君臨。また観たいなあ!
ジーン・ケリーの力強さとは対照的な、ロマンティックで繊細、上品なダンスだった!




天才子役ジュディ・ガーランド
13歳でMGMと契約。スクリーンテストも受けずに入社した唯一人のスターMGMトップスターに成長。




音楽マニア的プロデューサーのアーサー・フリード&ジョー・パスターナック
MGMミュージカルの大半がこの2人で創られた。


・シネマスコープ(1950)、ヴィスタヴィジョン、トッドーAO(70ミリ映画)
ジミー・デュランテ:“大鼻”の愛称で呼ばれるアメリカ国宝級のタレント。
・♪明るい表通りで を書いたのは、ジミー・マッキュー(曲)&ドロシー・フィールズ(詩)
・ウィニー・ショウ
トーチ・シンガー=トーチ・ソング[torch song]とは、ポピュラー音楽のなかでも、失恋や片思いなどセンチメンタルなバラードの総称。トーチ・シンガーは、トーチ・ソングを「おはこ」としている歌手のこと)

・1935年。不況から復興。ジャズスウィングに移行。
・ジャック・ポット(ギャンブルにおける大当たりのこと。大成功)
・『I'm old Cowhand』にはルイ・プリマも出演。
サミュエル・ゴールドウィン
ジャック・ティーガーデン(ジャズ・トロンボーンの至宝、ジャズ・ボーカルの大御所)

・『ブルースの誕生』(1941)
・ビング主演の『珍道中』シリーズ
ファース・コメディ=笑劇(farce)とは、観客を楽しませることを目的とした、演劇または映画のために書かれた喜劇の1形態。ヴォードヴィルと並んで最も低級なものと言われる。)
・『ジャリー・セッション』(1944)


本来は75曲入り5枚組のLPセットってスゴイ(昭和50年発売)
監修は、野口久光さん:ヨーロッパ映画ポスターを描き続けた。淀川さんと親友!
1993年、デッカ創立60周年特別企画でCD化(4枚組100曲入り)する際、
1曲1曲の権利をクリアしなければならず困難を極めた。
そんな中、1994年に野口さんが死去。その後は、青木啓さんに引き継いでもらい
11曲を差し替えて、解説もお願いした。


Louis Armstrong & Jimmy Durante sing Old Man Time

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『オーロラの犬ぞりレース~アラスカ1600キロをゆく~』

2012-08-17 23:50:00 | テレビ・動画配信
『オーロラの犬ぞりレース~アラスカ1600キロをゆく~』

甲子園野球が雨で順延になった代わりに流された?特番。
わんこがたくさん出て、星野さん&植村さんつながりのアラスカってことで見てみた。
基本的に、ドッグレースだの闘牛だの、
動物を競わせてヒトが楽しむイベントごとは好きじゃないんだけど。。



ユーコン川では毎年、14頭の犬たちと全長1600kmのコースを走る
世界で最も過酷な犬ぞりレース「ユーコンクエスト」が開催されている。

咽頭がんから復帰して5連覇を狙う優勝候補のランス・マッキー(39歳)。
過去に3度の優勝経験があるハンズ・ガットは51歳。今年をラストレースと決め、ランスを破ると意気込む。
42歳のヒュー・ネフは、犬ぞりにハマりアラスカに移り住んだ。今年こそ初優勝を狙う。
唯一、地元からのマッシャーであるジョシュ・カッゾーは、父が果たせなかった夢を叶えるためにも家族一体となって挑む。

気温はマイナス23度。フェアバンクスからの出発。
今年も大勢のマッシャー(ソリを操る選手)が集まった。
町では彼らはヒーロー。サインを求めるファンも絶えない。

リーダー犬に従って他の犬は走る。
疲れた犬、怪我をした犬は、他の犬との相性なども細かく考えて配置を変えていく。
「選手以外は犬に触ってはいけない」というルールなので、
休憩時間中も藁を敷いた上に犬を乗せて、丁寧に足をマッサージしてあげて休ませる。

▼イーグル・サミット
標高差1000mで、最大温度差は45度。急斜面の上り下り。
「魔の山」と呼ばれ、毎年リタイヤ者が出る。

▼ユーコン川
幅1kmの上を500km走り続ける。「乱氷」は犬の足を容赦なく傷つける。
今年は例年にない暖冬で川のあちこちが溶けているため、落ちるとたちまち犬の足は凍ってしまう/涙

途中、途中のチェックポイントに獣医がいて、これ以上走れなくなった犬はチームから外す。
外された犬は、飛行機に乗せられて町へ戻される。
5頭以下になったらリタイアしなければならない。
ソリを引く犬の数が減るほど、残った犬たちの負担が増す。

▼ドーソン町
昔、ゴールド・ラッシュ時代には砂金掘りで栄えた町。
ここで後半戦に向けて犬も、マッシャーも英気を養う。

▼キングスソロモン
ランスにピッタリついて走る作戦で3位内にいたヒューは、ソリごと川に落ちるハプニングがあり、
犬の足を保護するブーティ(靴下)も脱げてしまっていた

エサには3種類あって、各自、チェックポイントに備えておく。何をどれくらい与えるかもポイント。
あっさりした味から、スタミナをつける脂身肉限界まで疲れた犬の嗅覚を刺激する「ビーバーの肉」は、
「キラー」と呼ばれている(姿がそのままでそれも生々しい

休憩時間もカウントされるから、10日間の長丁場の大会で休憩時間をどう使うか、
そして、どこで勝負をかけるかがポイントとなる。
夜を徹してのレースは、マッシャーの体力・精神力も限界に達するため、
マッシャー同士でエサを分け合ったり、励まし合い、助け合う。
ランスは、まだがんの後遺症で右肩が上がらない状態。みんな寝不足で頭も朦朧としている。

▼チェーンレイクス
ここで最もスピードが出せる

▼ホワイトホース町
ゴール地点。1600kmを1位で入ってきたのはハンズだった。2位はランス。
地元の声援と他のマッシャーらの声援も受けて、ジョシュも11日目にしてようやく完走。
7頭の犬で走りきり、7位。父の夢を叶え、
「来年は今年の経験を生かしてもっといいレースが出来ると思う」と頼もしいインタビューだった


ヒューのインタビュー。
DOG(犬)を反対から読むとGOD(神)になる。
 犬たちと一緒に走るとき、星が瞬きオーロラが見えたら、
 聖書を持つ必要はない。僕にとって今の暮らしこそ天国だから。
 犬たちは愛すべきもの。僕たちは一心同体なんだ。
 もし犬ぞりをやめたら、僕は死んだも同然になる。
 犬ぞりは僕に生きる力と、活気を与えてくれるから。
 走っているとき、僕は犬たちとダンスをしている気持ちなんだよ」

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『アタゴオル玉手箱 9』

2012-08-16 22:37:15 | マンガ&アニメ
『アタゴオル玉手箱 9』

【白のささやき】
「シジホウサ」は吹雪の渦の中に現れ、出会ったものは凍死、助かった者も記憶をなくす。
けど、ヒデヨシの命への執着に負け、氷のバイオリンを置いてゆく。
唐あげ丸さんが弾くと死の旋律が聴こえ、背中に氷の羽根が生える。

「聞こえます。死者たちのささやき」
「生キテルウチハ 遊ビ続ケロ・・・」




【KAORI】
「ゲズス石」は見ている者が全員笑ってしまう石
普通なら持って帰れないのを、綴れ織り谷から持ってきたヒデヨシは再挑戦。
猛毒の地雷蜂の蜜が目的。リンゴ笛の爆音で逃げるはずが、刺されて膨らんでしまう。
風鈴森に落ちた隕石が月光を浴びて成長し、ヒデヨシに反応して羽根が出来、
その羽根を着けると眼も蜂と化して、世界は天然色で呼吸しているように見える。

「世界はたった1つの型に見えるんじゃないんだ。いろんな種がいろんな風に感じているんだなあ」
「ああ、オレたちは知らなかった。この世界は匂いの滝でいっぱいだ・・・」




【勝利の砂漠】
ナスカ前期にヨネザアド大陸を統一した蠍歯王(別名:顔無し王)の似顔絵大会が開かれる。
1位はパンツ君!「納豆食えない」(納得できない)とヒデヨシは抗議に行く。

主催者は、ゲレメレゲ砂漠にいる森島博士。
フシギな発明をしていた王が統一した各地に埋めたという「青尾眼石」という器械は、
竜巻が吹くと勝利者の姿が浮かび上がる。
歴代の王とともに、うどんを食い逃げするヒデヨシの姿も

「考えられる理由はただ1つ。蠍歯王がたくさんの苦しい戦いの果てに手に入れた喜び、
 そうした勝利の喜びと同じ位の喜びをヒデヨシは、うどんの食い逃げで感じられるのです」




【トト&ドス】
洞窟で見つけたフシギな卵を食べられず、孵ったヒトデ?はヒデヨシを親と思って慕う。
ヒデヨシ君は親を知らない捨て子だったんだ。。
トトとドスと名づけて、毎日楽しく遊び、
夜は字が読めない代わりに勝手に作ったタコの話を聞かせて寝かしつけるヒデヨシ。
トトとドスが食べる氷は甘い味がして、しばらく風に乗れる。

その間、アタゴオルは大雪が続き、トトとドスが雪を操る「ジャミロ」という生物だと分かる。
森が廃墟になる前に教えようと行ったテンプラたちは、トトとドスが大人になったことを知る。
「なるなっ粘土が楽しくないオトナなんかになることはない」と止めるヒデヨシ。
「北に行かなきゃ」と飛んで行ったトトとドス。

“雪もやみ、とても静かな夜の野原に、いつまでもいつまでもヒデヨシの声が流れていきました”

 

初めて泣いてしまった1話。


【時の小箱】
紅マグロを追って急流の水墨河を流されたヒデヨシは、幻の王国ジルドルドに着き、
重力台座のてっぺんのニンジン型の岩を抜いたため、王様になったが食い逃げは直らない/爆
「瞳祭り」で箱を開けると民は若返るという不老長寿の町で、
テンプラたちも参加すると、時が止まり、ジルドルド王が現れる!



時間の隙間に入ったツバキ姫とパンツは時の小箱をもらう。
それを開けると、まるで時が止まったように見えるが、

「確かに止まったように見えるけど、止まっていないよ。
 ほんの一瞬の中にもね、宇宙くらい巨大な時間が流れているのよ」(ツキミ姫)


【雨 雨 降れ降れ】
春からずっと雨が降らないアタゴオル。
蛇腹沼の地下から出た根から、風鈴森の風鈴草の音がして、
それを聞いたヒデヨシは、アタゴオルの骨格の1つである聖なる木ドアドアに行き、皮を齧る。
雨が降らなくなったのはそのせいで、反省の涙を流せば元に戻るという。
テンプラはヒデヨシに「涙を流せば紅マグロ100匹あげる」と囁くと、
空涙とヨダレのおかげで今度は雨が降り続けて止まらなくなってしまう





とうとうこれがシリーズ最終巻。こんな名作こそ全国の図書館で置くべきだ。
子どもたちのココロが自由で豊かになること確実

アタオオルはいつも楽しくて、自然に溢れていて、そしてクリエイティブ&プリミティブ。
きっと天国ってこんなところで、みんなは毎日、自分の好きなことだけをして暮らしているんだ


追。
ヒデヨシ君って、なにげにオシャレ。いつも服やマントにタコや魚柄が描いてあるけどw

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