≪「キプロス」の首都「ニコシア」観光≫
改めて「キプロス」の国についての基本情報である。
面積は四国の半分に等しい925k㎡で、人口は86万2000人。
民族構成は「ギリシャ系」75.4%、「トルコ系」10%で宗教はギリシャ正教とイスラム教の国だ。
気候は地中海性気候で九州南部に近いが、冬はむしろ暖かい。
「ニコシア」には33万人以上が住んでいる。
私達は飛行場がある海沿いの「ラルナカ」に到着後、「ニコシア」のレストランに向った。
最初の食事として何が出されるか心配だったが、「小海老のリゾット」と「鮭のムニエル・飯と野菜添え」「ケーキ」が順に出て来た。味は違和感なく美味しかった。
しかもワイン、ビール、ソフトドリンクなどの飲み物が無料で清涼飲料水もテーブルに出ていた。私はオレンジジュースを飲んだが、男性達はそれぞれ赤ワインや白ワイン、ビールを飲んで饒舌だった。
その後バスに乗って市内観光に。
①「ファマグスタ門」
16世紀、ヴェネチア時代に造られた円形の城壁で、円周4.5km、11個の砦があるという。
最大の「ファマグスタ門」は幅が4.5あって、今でもカルチャーセンターなどに使われているという。覗いて見たら窓が無い部屋の奥に椅子が並んでいた。50℃以上にもなるという夏場は涼しいに違いない。
②「聖ヨハネ教会」
教会に向かう通りの民家の花壇が個性的だったので撮影した。赤い花は「ブーゲンビレア」だ。
1662年に建造されたという「聖ヨハネ教会」では、18世紀の壁画とイコンが見られた。
内部は撮影禁止だった。
③「ビザンチン美術館」
8~18世紀の「イコン」が集められていた。中には1度盗難に遭い、見つかって戻ったものもあった。
ここも撮影は禁止だった。多分フラッシュでイコンが傷むからだろうと思った。
前庭に置かれていた「母子像」は迫力があった。
また傍に9~14歳の子供の中等学校があって、音楽の時間らしく歌を唄う声が聞こえた。
バスに戻る途中に「ローマ時代の水道橋」が残されていた。この小さな島国の歴史を物語るように思えた。
④「キプロス考古学博物館」
ここには、紀元前7000年前の新石器時代の遺物から収集されていて驚いた。
遺物を見たら、ギリシャの「国立考古学博物館」にあったものと似た物も多かった。
半日の観光後、60km離れた南部の海岸に面した第二の都市「リマソール」のホテルに向かった。このホテルには3連泊した。