今朝も雪が散らついていたので、テンプレートを「雪降る町」に変えて見た。
≪「リマソール」南部の海岸沿いの遺跡を観光≫(1)
①「コロッシ城」
初めに「リマソール」郊外にある「コロッシ城」に寄った。ここは13世紀に建てられ、14世紀には十字軍の基地にもなり、15世紀に改修されたという3階建ての堅固な軍事用の城だった。入り口は二階にあり、跳ね橋が備え付けられていて、敵が階段を上ると屋上から熱した油や石が落されたという。
(屋上から下を写した)
②「クリオンの野外劇場」
この地は紀元前14~13世紀にギリシャの「ペロポネソス半島」からやって来た「アカイア人」の植民地として造られた遺跡だそうだ。
地中海を見下ろす高台に紀元前2世紀に造られ、3500人が観劇できる「ローマ式野外劇場」があった。
「野外劇場」の音響効果は素晴らしく、観客は青い空と海を背景に劇を楽しんだことだろう。観光客の中の中に真ん中で歌を唄った人がいたが、歌声が良く響いた。
下に穴があったが、一時期には動物を使ったものも行われたらしい。
「野外劇場」より100m程の高台に広大な「エウストリウスの家」の遺構が保存されていた。モザイクタイルを敷き詰めた装飾が素晴らしい。紀元4世紀に造られたという公衆浴場も残されていた。
③「アポロ神殿」
この神殿は、森林の神「アポロ」を祀ったものだ。紀元前8~紀元4世紀頃までこの土地の守護神だったという。
神殿の傍には広い「宿泊施設」と設備が整った「浴場」も残っていた。
木造と違って風雨に耐え続ける堅固な石の建造物の素晴らしさを、ここでも再確認できた。
2000年以上前にこの地に生きた人々が、高さがある神殿をどの様に石を削り、組んで建てたかなどを今の私達が目で見て、知る事ができるのだから。