行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第15節 ガンバ大阪U23戦

2020-09-12 02:10:29 | カターレ富山
前節の讃岐戦は、内容的には負け試合。反省点、課題も多い試合でした。
けれども、勝った。
勝ちさえすれば内容は不問、とは、さすがにいかないものの。それでも、逆境に屈することなく勝ち切ったこと。ワンチャンスをものにして得点、守っては無失点でしのぎ切った成果というものを、自信に、力に変えねばならないところです。
そして迎える、今節。
その成果を見せるには、連勝をもって証明するよりほかないのであって。
連敗してもおかしくなかった状況と、連勝を目指して挑む状況とでは、雲泥の差。
ポジティブさを、さらなる好循環へとつなげていかねばなりません。

コロナ禍の影響で、シーズン開始前にFC東京U23が参加辞退を表明した今季J3リーグ。
今節と次節で、残るガンバ大阪U23とセレッソ大阪U23の2チームと連戦で戦うこととなります。
まずは、今節ホームで迎え撃つこととなるガンバ大阪U23戦。
昨年の対戦ではホーム・アウェイともに制して2連勝を成し遂げている同カードですが、楽な相手だったわけでは決してありません。
むしろ、逆。大変な相手であった印象のほうが強いです。
とくに印象的だったのは、昨年秋のアウェイ戦。
安達監督の掲げる攻撃サッカーに自信と結果が伴っていたなかでの対戦となりましたが、ガンバ大阪U23もまた、攻撃サッカーを志向するチーム。その意地と意地が真っ向からぶつかるかたちとなりました。
個々の上手さ、テクニックといったものは、さすがに名門クラブの一員と唸らされるもので。いや、これで2種登録の高校生選手が複数メンバー入りだとか。層の厚さ、恐るべしと。
J3の他のチームであっても、そうはアグレッシブに攻勢には出られないところだぞ?というなかでのせめぎあい。
平松の2ゴール、花井のゴールの3得点で押し切ることができたものの、守護神・榎本のファインセーブがなければ、逆に押し切られてしまっていたところでした。
今シーズンここまでのガンバ大阪U23は、6連敗あり3勝2分けで5試合負けなしあり、どうも勢いがないのかあるのか。
ここまでともに7ゴールを挙げている唐山 翔自、川﨑 修平に関しては、「もうトップチームのほうに定着しちゃえよ!」なんてツッコミをしたくもなりますが。
それら脅威となる攻撃陣を、いかに抑え込むか。チャンスを作らせず、得点機会を与えないかが問われます。
これまでの失点パターンのような、守備のほころびから突破されて、というシチュエーションに陥ったならば・・・おそらくは、難なく決めきれるだけの技術とメンタルは持ち合わせていることでしょうし。そうさせないだけの確固たる意志がもとめられます。
一方で、ここまでの総失点が28と、やや多い傾向があるだけに。カターレの掲げる攻撃サッカーの本領を発揮し、昨年同様に3得点、あるいはそれ以上で勝つ!という気概が必要。常に先手先手で主導権を握る展開に持ち込みたいところです。

期待したいのは、池高。
ここまでコンスタントに出場を続け、しっかりとカターレの戦力となっている彼ですが。一層の奮起を求めたいです。
2000年生まれの20歳である池高にとって、近しい年代であるU23チーム。今節の相手・ガンバ大阪U23の選手にしたところで、プロになる以前から知っている選手も、ひとりやふたりではないでしょう。
U23の選手がJ3という真剣勝負の場で修練を積み、やがてはトップチームでの活躍を目指すように。
活躍の機会を求め、自身のレベルアップを期してJ3のカターレ富山に移籍してきたという原点に立ち返り、「だからこそ勝たねば」という意識を強く持ってほしいところ。
待っていてもチャンスは来てはくれない。自ら欲し、掴み取らねば!そういった思いというものは、U23とも共通するものでしょうし。
そんななかで、差というものがあるとするならば。
それは、カターレ富山が優勝、J2昇格を目指すチームであり、出場選手には勝利が義務付けられていると同時に、その責任があるということ。
プレッシャーもありましょう。アタッカーでありながら、ここまでノーゴールという焦りも、無いと言えばウソではないかと。
それでも、乗り越えてほしい。
チームには、志を同じくして期限付き移籍してきた、宮城や滝もいます。そんな仲間とともに、同年代だからこそ負けられない、勝たねばならない相手に対し、敢然と挑みかかってほしい。そう願います。

今シーズン、ここまで挙げた6勝はすべて単発で、連勝が1度もありません。
連勝なくして昇格無し。
昨シーズンの後半に躍進を果たしましたが、そのきっかけとなった夏の中盤明けの5連勝が非常に大きかったのは間違いありません。
あのとき・・・もし、連勝をかけて臨んだ讃岐戦で退場者を出して大ピンチに陥ったとき。
そこであえなく敗れてしまっていたら、のちの躍進は無かったでしょう。
ピンチを乗り越えて強さを手に入れたからこその連勝。
奇しくも、今季の讃岐戦においても、退場者を出しながらも勝利しました。
だったら。
昨年同様に、ピンチを乗り越えて強さを得るだけのこと。
その証明とせねばならないのが、今節の勝利であり、連勝。
勝つことの難しさを、そして勝つことの意義をあらためて実感した今だからこそ。
勝ちながら強くならねばならない。
そのための、連勝。
勝つか負けるかじゃない。何点獲って勝つか。
強力な攻撃陣を擁する相手?それがどうした。ひるむことなく立ち向かい、打ち砕くまでのこと。

先の中止となった八戸戦で取りやめとなったところの花火が打ちあがる予定の今節。
その花火を、今後の大攻勢の始まりを告げる号砲とせねばなりません。
ホームに駆け付けるファン・サポーターに、その意思をしっかりと示さねば。勝利によって。

連勝必須!必ずや、成し遂げろ!!
勝たれ!!!富山!!!!!