行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

なんの進歩もない敗戦。ホームの期待をまたも裏切る いわてグルージャ盛岡戦

2020-10-20 04:46:05 | カターレ富山
0-1で敗戦。
ホーム3連戦の初戦、クラブ史上初の入場者Tシャツプレゼント企画もあってか、コロナ禍のなかにあっても今シーズン最多2592人を集めた試合。
明らかに、いつもより埋まっていて。明らかに、いつもより青いスタンド。
ホーム戦に駆け付けたファン・サポーターの期待を受け、なんなら普段以上にハッスルせねばならない試合だったはずですが。
結果は、その期待を裏切る敗戦。
ハンド判定からのPK、不運という側面も、あったと言えばあったでしょうが。
それでも。
追い付き、逆転する底力を見せられなかったのは不運なのか?
悪い意味で、これまで通り。相手を圧倒する迫力ある攻撃でもって押し切れなかったのは不運なのか?
違うでしょう。
ただ単に、なんの進歩もなかっただけ。
最多入場者数となった試合で見せられたのは、悪い意味で変わらない、無得点で敗れて失望させる姿だけでした。

ここしばらく出場が続いていた勘太に代わり、岡がスタメン復帰。スタメン復帰と言えば、松原が第4節以来となるメンバー入りとなりました。
攻守の要として出場してきた花井がベンチスタート。守りに守ってカウンター、という戦略をとる岩手に対して、後半勝負だろうことが見て取れました。
そんな予想通り、明らかに守備に意識を振っている感のあった岩手。それをいかに切り崩すかが問われる展開でしたが。

ただ。
相手に有効な攻撃をさせなかった、ピンチの場面もそうそうなかったなかで。
守備を固める相手をゆさぶり、自分たちのペースで攻撃を出来ていたかと言えば、さにあらず。
正直言って、「またかよ」と。
なんで、そこでボール回しかと。
有効な攻撃に繋げる手段としてではなく、ただ単に「パスを繋げながらの攻撃というパターンを構築せねばならないから」という、ある意味義務感だけでやっているかのようなプレー。
そこに、隙あらばどこからでも点を獲ってやるぞ!という気迫など、見て取れず。
ルーチンワークとしてやっているだけにしか見えません。
勝つためには得点が必要、そのための攻撃。
そういった根本的な部分が、欠けているようにしか見えないのは、気のせいではないでしょう。
なぜならば。
そういったことを繰り返してきた結果が、後半戦に入って僅か1勝、ほかは敗戦という、この体たらくなのだから。
それが、またしても。
コロナ禍の影響で、声を挙げての応援が自粛となっているスタンドですが。
失望感の混じったため息が漏れていたことは、果たしてピッチにまで伝わっていたでしょうか?

0-0で折り返し、勝負の後半・・・だったのですが。
61分、ペナルティエリア内でハンドの判定。それを確実に決められるかたちで、先制されてしまうことに。
どうしても、思い出されてしまいます。2試合連続でPKを得ながら、連続で失敗、それが敗戦に直結してしまったことを。
それでも。
逆に言うなら、だからこその奮起が必要だったはず。
守りが崩されての失点ではない、事故のようなものだし、守りを固める相手との対峙という意味では、これまでと変わらない。割り切ることが必要だ、と。
しかし。
確かに、攻勢には出ていたかもしれません。
さらに突き放される追加点も許さなかったかもしれません。
けれども、それだけ。
逆転勝利のためには、2得点以上挙げねばならない。
そのあたりまえのことを、はたしてあたりまえに認識出来ていたのか?
カウンターを狙う相手に攻め入るには、当然ながらリスクを伴います。
けれども。
リスクを承知で、それでもなお攻め入る気迫を見せることが出来ていたのかと言えば・・・相変わらず後方でパス回し。迫力ある攻撃には、とても見えませんでした。

結局。
虎の子の1点を守りきった岩手と、打ち破れずに無得点で終わったカターレ。
残念ながら、当然の結果でした。
なにが当然か?
これまでの苦い敗戦から、なんの進歩も感じられないプレーぶりしか見て取れなかったのだから。
選手たちはそれぞれ頑張っている?
頑張ったうえで勝たねば評価されないのは、周知の事実。
頑張りそのものを否定するような罵詈雑言の類は、たしかに良くないでしょう。
けれど、結果をもとめられる勝負の世界にあって、それを出せねば評価されない、批判もでるのは、当然であって。
そうあってはならない、それが嫌ならば、結果で見返す以外に無い。
なのに、それが進歩の感じられない、悪い意味でこれまで通りでしかないのであれば。

また、肩を落としての帰宅となった今節。
このまま変わらなければ、このままでしょう。

第22節 いわてグルージャ盛岡戦

2020-10-17 13:57:19 | カターレ富山
4連敗から脱し、反転攻勢に出ねばならなかったところ、あえなく敗れてしまい、1勝1敗となった直近アウェイ2連戦。
延期となっていた八戸戦を含め、1週のうちに3連続ホーム戦。その初戦に、いわてグルージャ盛岡を迎え撃ちます。
前回ホームゲームは鳥取に0-3で惨敗。その前は岐阜に逆転負け。そのさらに前、ガンバ大阪U23には1-0で勝っていますが、オウンゴール1点のみ。その勝利すら1カ月も前のこと。さらに前節そのガンバ大阪U23に敗れていることもあり・・・。
どうにもこうにも、ホームのファン・サポーターに歓喜を届ける勝利というものから遠ざかって久しいです。
そんな中で迎えることとなるホーム3連戦。
ここでまた不調を引きずって、応援するファン・サポーターの期待を裏切り続けるのか。
それとも、見事3連勝を成し遂げ、意地を見せるのか。
後者でなくてはならないのは、言うまでもなく。
寄せられる期待に応えねばならないのは、プロ選手の使命・・・義務と言って良いでしょう。
言い訳など不要。求めるのは、勝利という結果です。

反撃の意志を見せるも、課題であるところの試合終盤での失点癖を克服出来ず、敗れた前節・ガンバ大阪U23戦。
昨季のシーズントータルの敗戦数・8を上回る、9敗目を喫し、黒星先行。まだ13試合も残しているにもかかわらず。
首位・秋田がJリーグ新記録となる開幕21戦連続負けなしを更新中とか、そういったことは関係なく。
よそがどうとかではなく、カターレが不甲斐ない―――認めたくない。認めたくないけれど、そんなガッカリ極まる状況が、置かれている現実。
J2からの降格以降、最上位となった前年。それを上回るべく臨んだはずの今シーズンであったのに、目の前の現実は、シーズン中盤過ぎで既に昨シーズン以下。
このまま泥沼状態を脱すること叶わず、ずるずると沈んでいったならば・・・クラブ史上最下位の更新すらあり得るところ。
むしろ、ここからの反転攻勢よりも、沈没の可能性のほうがずっと高いとすら言えてしまう有様。
「そんなことは無い!まだ試合も残っている状態でテキトーなこと抜かすな!」
そう、言い切りたいところですが。
口ではなんとでも言える、と言われてしまったら、それまで。
やらなければならないのは、ああだこうだと言葉を並べて論ずることなどではなく。
プレーでもって、勝利でもって見返すこと。それしかないのだから。
百聞は一見に如かず、と言いますが。
100の言葉、1000の言葉でやる気や気持ちを語ることよりも、たった1勝のほうが説得力を持つ。それがプロスポーツというものです。

開幕ダッシュに失敗し、そこから下位に低迷し。リーグワースト総得点など、どうにも苦しいシーズンを送っている岩手。
前回対戦は第5節、まさにその開幕ダッシュ失敗という状況下での対戦でした。
とはいえ、当時のカターレも他人ごとではなく。ホーム2連戦で沼津、秋田に後半に耐え切れず0-1負けという同じような展開で連敗を喫したあとの試合でした。
そんななかで、試合開始早々に失点。先制を許してしまい、またダメなのか?というなかで。
それでも、そこから奮起。大量4得点を挙げて逆転勝ちをおさめることに成功したのでした。
その試合が7月19日のこと。ちょうど3カ月前のこととなりますが。
3カ月会わざれば、刮目して見よ。
順位でこそ、10位カターレに対して13位岩手ではありますが。
正直言って・・・「前回大勝している相手だし、今回も勝てるだろ」などと楽観することは、できません。
このところの勢いという意味では、明らかに悪いカターレ。
勝者のメンタリティというものが、全くもって不足してしまっているなかにあっては。
前回対戦と同じように先制を許してしまっては、同じように逆転できるかどうか・・・。
前節にしても、反撃の意志を逆転にまで繋げられず、勝ち越されて敗戦。
当然のように前回対戦のリベンジを期して乗り込んでくる岩手に対し、メンタルの弱さを晒してしまっては、勝てるものも勝てなくなってしまうというもの。
そこを、どう乗り切るのか。
誰も助けてなどくれません。
自分たちで乗り越えることでしか、状況は打破出来ない。
相手以上に、自分たち自身の弱さに打ち克たないことには、勝利は見えてきません。

期待したいのは、今瀬。
ディフェンスの甘さが試合終盤の失点に、ひいては敗戦に繋がってしまっているのは、誰が見ても明らか。
ディフェンスをまとめる者として、そしてチームのキャプテンとして。
自分自身に打ち克たねばならないということを、誰よりも意識せねばならないのが今瀬であろうかと。
責めるつもりも、個人攻撃のつもりもありません。だれかのせいにしていればそれで済むかという話でもないでしょうし。
それでも。
責任というものは、発生します。それは、だれかが負わねばならないもの。
それは、チームの最高責任者であるところの監督であり。
そして、出場選手のなかでは、キャプテンであり。
ここまでの期待を裏切る戦績に、非難、辣言、あるいは誹謗中傷すらあるやもしれません。
ですが。
それでも、やらねばならない。「頑張って出来なかったのだから、仕方ない」で済むのは、アマチュアまでです。
プロとしてのプライドは、そんな安いものではないはず。
ホームのファン・サポーターの期待を裏切り続けているなかで、「仕方ない」で済ませて良いものではないはず。
もっと必死に、もっとガムシャラに、勝利を希求し続けねばならないはず。
根性論ですべてが済むなら、どんなに楽か、というところもありましょうが。
それでも。
誰かが、責任を負わねばならない。
自分たち自身で状況打破していかねば、誰も助けてくれない。ピッチレベルでの責任者は、やはりキャプテンです。
これまで、連続逆転負けにしろ、前節の競り負けにしろ、「石にかじりついてでも勝ち切る!」という気迫にかけてしまっていたのは・・・なすりつける、とは違いますが、それでも。やはり、責任ある選手がその責任を全うしきれなかったからでしょう。
それゆえに。
無失点勝利を、ノルマとし。
万難を排して勝ち点3をもぎ取り、勝利の歓喜をファン・サポーターに届けること。
その大原則を全うする活躍を期待します。

上位争いから完全に脱落した感のあるカターレにあって、残り試合は消化試合なのか?と問われたら。
そのなかで、ホームスタジアムである県総にまで駆けつけて応援する価値は?と問われたら。

それでも、勝つ。

それしかないでしょう。
それはつまり、メンタルの弱さから逆転負けをくらったり競り負けたりすることなどでは、決してないということ。
そんな弱さから決別する、そう見ている者に訴えかけるような勝利でなくてはならないのです。

「頑張ったけどダメだった」は、もうたくさん!
ホーム3連戦3連勝は、ノルマ!
カターレ富山は、オワコンなどではない―――それをひとつ証明するのは、勝利あってのみ!
石にかじりついてでも、勝て!
万難を排し、必ずや勝て!!!

勝たれ!!!富山!!!!!

変わり映えのない敗戦。改善できない悪癖 ガンバ大阪U23戦

2020-10-12 16:02:09 | カターレ富山
2-3で敗戦。
今季2度目の対戦となったガンバ大阪U23戦約1か月前、勝利したとはいえオウンゴールのみ、実質的に敗戦であったこと。そしてその次の試合で、同じU23チームであるセレッソ大阪に敗れてしまっていること。そして・・・前節の勝利で、ようやく
4連敗という屈辱でしかない状況から抜け出したこと。
いろいろな意味で、どうしても勝たねばならないという気概をみせつけ、それを勝利に、連勝に繋げねばならなかった試合でしたが。
結果は・・・“いつも通り”。変わり映えのしない内容でした。
率直に言ってしまえば

「そんなプレーぶりで勝とうだなんて、ナメてんのか?」
「そんなんじゃ、負けて当然だ」

いささか以上に辛辣に・・・暴言と捉えられても仕方ない書き方は、甚だ遺憾ですが。それでも・・・そう、書かずにはいられない。
名門・ガンバ大阪の未来を担う、才気あふれる若武者たちが相手。いかにプロとして臨む経験が少なくとも、たやすい相手であるはずがありません。
百歩譲って、これが相手の実力が全く未知数な初対戦であったなら、慢心、油断もあったかもしれませんが・・・苦戦を強いられてから1ヵ月しか経っていない。そうあってはならないことなど、わかり切っているはず。
逆に言えば。
褌を締めてかからねばならない相手であることはわかり切っていたはずなのに、その程度のプレーしかできなかったのか?と。
勝利への意志という意味において、明らかに相手に負けていました。
万難を排して、石にかじりついてでも勝ちに行く!という決意を示すプレーが、とてもじゃないが・・・いや、とても、出来ませんでした。

前節同様に最終ラインを3バックで臨むこととなった今節。ガンバ大阪U23もまた3バックであることを意識しての対抗措置ということだったはずですが、この日の相手は4バック。そこにギャップができることとなった、ということのようで。
前節、試合途中で痛んで、担架に運ばれながら交代となってしまった宮城でしたが。どうやら大事無かったらしく、スタメンとして出場。あるいは、また離脱か?という危惧もあっただけに、胸をなでおろしました。

試合は前半からガンバペース。
これまでの同カードでも思い知ってきたことですが・・・やはり、個々の能力が高い。
ボールコントロール、効果的なパス出しなど。やはり、若手主体だからという甘さ、隙というものを期待するのは、虫が良すぎだな、と。
ボールタッチ、攻守の切り替えなど、カターレのそれを1とすると、0.75くらいでやってくる。
それでもなんとかしなくては、と・・・流れからのゴールが難しいならば、今季ここまでの得点源ともなっているセットプレーから、と期待もかけましたが。どうにも、奏功せず。
そして、前半21分。
MF中村 仁郎に決められてしまい、先制を許してしまうことに。
それまでも度々前線で鋭い攻めを繰り出していた中村ですが、チャンスと見るや一瞬の判断でデイフェンスをかわしつつ、思い切り足を振りぬいての見事なゴール。敵ながらあっぱれ、というやつです。
同時に、思いました。
カターレに求められるのは、まさにこういった姿勢じゃないかと。
当然ながら、勝つためには得点が必要。
そのためになにをせねばならないか。言うまでもなく、果敢にゴールを狙っていくこと。
そのあたりまえのことを、あたりまえにやってのける。
連敗を重ねてしまったカターレになにが足りなかったかといえば、まさにそういうところだろう、と。
そして、それを前半のうちに再び思い知らされることに。
38分、FW唐山 翔自に決められ、0-2とされてしまい。
前回対戦時は不在であった、ガンバ大阪U23の若きエース。前節は相模原に無得点で敗れている同チームにあって、エースの得点はチームを勇気づけるものとなったことは間違いありません。
もちろんトップチームの編成上の事情もあるでしょうが、一瞬の抜け出しからの泥臭いゴールというもののクオリティというものは、J1でだって十分に通用するのでは?と。
前半のうちに、2失点。しかも、明らかに相手ペース。
諦めるには早い、と言い聞かせつつも・・・それでも、暗雲というには色濃いだろう、というなかで試合を折り返すこととなってしまったのでした。

カターレが1とするならば、ガンバ大阪U23は0.75、という書き方をしましたが。
正しくは、ガンバ大阪U23が1のところをカターレが1.25だったかもしれません。
つまりは、ガンバのほうが本来あるべき姿。勝利のために得点を追い求めるという、あたりまえのことをあたりまえにやっている。
対して、カターレ。
そのあたりまえのことを、あたりまえに出来ていない。
今に始まったわけではない悪癖ですが・・・どうにも、得点から逆算しての攻撃ということが出来ていない。
いちいちパスした、ボールを持った、というその都度その都度で、「えっと、どうしよう?」と迷いながらプレーしているかのよう。
そんな隙を見せていて、相手が見逃してくれるわけがなかろうに。
結果、相手を押し込むような迫力のある攻撃にはならず。
攻め入る場面があっても、それは散発的。
相手に、「このまま攻撃を続けられても決められてしまうのは時間の問題、じり貧じゃねーか」などと脅威を与えるような攻撃が出来ていたかといえば、まったくそんなことはなく。逆に、「しっかりと対処すれば恐るるに足らず」というところだったのでは?
むしろ、脅威にさらされていたのはカターレのほうで。そのうえで、しのぎきれずに2失点。
メンタル面の脆弱さが足を引っ張っての連敗、その悪癖克服がなっていないことが浮き彫りに。

それでも。
後半開始時に交代出場となった平松と戸高。その両名がいきなり躍動し。
47分、右サイド深くへドリブル突破した柳下が中央へクロス、相手DFに当たったボールをGKがキャッチし損ねたところ、それを見逃さずに押し込んだ平松!
2点差を追いかけねばならないカターレに勇気を与えるゴールを、昨シーズンの同カードで2ゴールを挙げた平松が決めたのでした。
2点差と1点差では、雲泥の差。
前半と比べたならば、明らかに動きの良くなったカターレ。相手の疲労もあったでしょうが、だんだんとペースを掴んでいく様が見て取れました。
それでも、ガンバもさるもの。なかなか押し込む展開には至らず。
そんななかで、73分。碓井、滝、松原と、3人同時交代。試合最終盤を待たずに5人の交代枠を使い切り、勝負をかけることに。
すると、直後の75分。
同点に追いつくゴールを決めたのは、またしても平松!
この日2ゴール目を挙げ、遂に試合を振り出しに戻すことに成功したのでした。

しかし。
ここで、一気呵成に相手を押し切って、勢いのままに逆転する強さを見せられたなら・・・。
見せなければならなかったところで、できなかった。
すると。
そんな体たらくを、カミサマは許してくれません。見逃してなど、くれません。
82分、鋭いスルーパスにしっかりと反応した唐山に抜け出され、GK勘太と1対1に。
そこで慌てることなく冷静に蹴り込まれ、この日2得点目の勝ち越しゴール。シーズン10点目となるゴールを決められ、再びリードされることに。
なんとか反攻を試みるも、冷静に試合を締めにかかる相手を崩せす。
そして、試合終了。
これまで通算1敗のみとしてきたガンバ大阪U23に2勝めを献上。
前回対戦時同様の2連勝を目指す目論見は、もろくも崩れ去ったのでした。

本当に・・・本当に遺憾ながら。業腹ながら。
だんだん、負けても悔しくなくなってきているのではないか?と、自分に対して怖れの感情を抱いています。
そりゃ、勝負事であればこそ、勝つこともあれば、負けることもある。
けれども・・・。
同じ負けるにしても、負け方というものがあって。
最善を尽くし、力の限り戦い、それでも力及ばず敗れたのだとしたら。
悔しくはあろうけれども、それでも!と、その悔しさをバネにも出来ましょう。
しかし。
明らかに、自分たち自身の至らなさが招いた敗戦。しかも、昨日今日始まったリーグ戦でなし、もうシーズンも半分以上も過ぎた段階で、同じ失敗を繰り返し続けている。
相変わらず、課題を克服できないまま。悪いところを悪いままに引きずる悪癖を、またも露呈。
つまり、どうすれば良かったのか?
まんま、相手に、ガンバ大阪U23にやられたことです。
勝つためには得点が必要、そのために、果敢にゴールを狙っていくこと。
それを貫いたのが中村のゴールであり、唐山の2得点であり。
得点を挙げるという責任を怖がっているのか?というふうにしか見えないーーーそれが、今のカターレ。それが招いた、この低迷。
GKと1対1でも冷静に決めきった唐山。
前回の敗戦時、のちに日本代表にもなり、海外移籍を果たした堂安 律にボコボコにされましたが。今回の唐山にしても、いずれはそのような道をたどっていくであろう逸材だとは思いますが。だからといって、相手が悪かった、ということにはならないでしょう。
もし、おなじようなシチュエーションで、カターレの選手だったら、果たして決められただろうか?と。
得点を挙げねばならない、当然のように挙げて勝利に繋げなければならない場面で・・・2試合連続でPKを失敗してしまうようなメンタルのカターレに、それが出来ただろうか?と。

前節の勝利を良い意味で引き継ぐことが出来ず。悪い意味ではしっかりと引き継ぎ、この有様。
本当に、怖いことです。負けても悔しくなくなってしまうことは。
仕方ない、で済ませてはならないはずなのに、「また負けた」で済まされてしまう・・・結果が覆らない以上、それを受け入れざるを得ないことが。
上位追撃どころか、下位に飲み込まれつつある惨状。
次節は、1週空いてホームゲーム。そこからホーム3連戦となりますが。
そこで、また、何も変わらずに無様を晒すのか?
ホームの期待を、また裏切ってしまうのか?
誰も助けてくれはしません。
自分たち自身で乗り越えることでしか、良化しません。
「次」なんて無い。
「今」頑張ることでしか、変わらない。
結果でしか判断されないプロの世界。
かけられる期待に応える義務を、ゆめゆめないがしろにしてはならないのです。
「今度こそ」を、安売りしないでほしい。
勝利という結果で応えてほしい。
それだけです。




第21節 ガンバ大阪U23戦

2020-10-10 22:27:03 | カターレ富山
悪夢のような4連敗の流れを断ち切り、満点とは言えないまでも、それでもしっかりと勝ち切ってみせた前節。
連続アウェイ戦として中3日で迎える今節、パナソニックスタジアム吹田でガンバ大阪U23と対戦します。
4連敗は、無かったことになどできないけれど。
まずは今節勝利を挙げることで2連勝、さらに続けていくことで、失ってしまった自信を取り戻す流れを確かなものとせねばなりません。
メンタルの弱さが故に連敗を喫してしまった苦い教訓。それがあるからこそ連勝ができる―――そんな強さを身につけねばならない。
そのための、今節。
あえなく敗れて、前節はたまたま運が良かっただけ、なんてことにしてはならないのであって。
必然的な勝利を挙げるために。そう、終わってみれば完勝だった、と言い切れるような、そんな強さをみせつけねば。
出来ないことをやれと言っているわけではありません。
出来るか出来ないかではなく、やるかやらないか。
ならば、やるだけです。

ガンバ大阪U23との前回対戦は、第15節のホーム戦。9月12日というから、ちょうど1か月前のこと。わずか1か月前、と言ってもいいかもしれません。
そのときには、前半に挙げたオウンゴールによる得点のみで1-0で勝利。
勝ちはしました。前の試合・讃岐戦の勝利に引き続き勝ったということで、シーズン初の連勝を成し遂げた試合です。
しかし・・・。
讃岐戦に続き、そのガンバ大阪U23戦もまた、内容的には負け試合でした。
そして、そんな内容が伴ったとは言えないなかでの2連勝から・・・そのツケを払わされた、とでも言わんばかりの、悪夢のような4連敗で倍返し。
それらが、たった1か月の間の出来事だった、というから、なんとも・・・改めて、過密日程となっている今シーズンの妙というものを思い知ります。
ガンバ大阪U23戦でもそうでしたが、続くセレッソ大阪U23に敗れたことによって、それまで積み重ねてきた自信が打ち砕かれたかたちとなりました。
U23どころか、U18か?というくらいの選手を含む編成のチームにしてやられてしまった、こちらの強さを発揮できずじまいにおわってしまったという屈辱。
いかにJ1クラブの選手とはいえ、プロの舞台での経験に浅い、高校生を含む若手選手に、実質的に敗れた、実際に敗れた。
そして迎える、今節。
経験の浅い若手ならなんとかなるだろ、と軽んじる者など、いないでしょうが。
しかし、軽んじないからこそ、それが逆に重荷となって力を十全に発揮できない、ということもあり得るわけで。
もし、ここであえなく敗れてしまうことがあったなら。
「高校生相手に、プロとして恥ずかしくないのか!」という叱責、誹りは免れないでしょう。
そういったプレッシャーを跳ね返すことができるか?
相手だけでなく、自分たちの力を信じてやりきることができるか?
そう、相手もさることながら、自分たち自身との戦い、といった側面もあるでしょう。
そこで、いかに勝ち切るか。自分たち自身の力を信じ切れるか。
これまでの積み重ね、その真価が問われる試合となることかと。

前節より中3日。ターンオーバーの有用性には疑問符がついている状況ではあるものの。
それでもやはり、コンディションの見極めをしっかりとしつつ、より勝利に近づけるような起用をせねばならないのは言うまでもなく。
そんななかで、誰がスタメンとなるのかは難しい面もありますが。
期待したいのは、平松。
前節は途中出場。疲労も比較的少ないということで、スタメン起用もあるかと。
ちょうど1年前になりますが、昨シーズンの同カードで。
獲って獲られての打ち合いとなった試合で、2得点を挙げて勝利の立役者となったのが平松でした。
あのときにも感じたことでしょうが・・・やはり、名門ガンバ大阪の選手だけあって、高い個人能力を持ち合わせた選手ぞろいであることは、確か。
そんななかでも、自分のやるべきことをやりきった。それゆえの2得点。
今一度、思い出してほしいです。自分が何をやらねばならないのかを。
言うまでもありません。
FWとして、ゴールを挙げること。そして、チームを勝利に導くこと。
それができたのが、1年前の試合。
ならば。
その再現を成し遂げて、今回もまたチームに勝利をもたらすヒーローとなってほしい。そう願います。
先の試合でJ通算100試合出場をたっせいしましたが。
まだまだ、プロとして道半ば。そのキャリアを彩るようなゴールでもって、カターレ富山の平松 宗、その名を輝かせてほしいです。

内容を伴わない2連勝から、3連続逆転負けプラス0-3惨敗という4連敗という倍返し。
しかし。やられっぱなしでいいのか?いいわけがない。
やられたら、やり返す。
4連敗の倍、8連勝・・・いや、それ以上で。
まずは、今節勝利での2連勝から。
できるかどうかじゃない。やるかやらないか。
やるんだ。
相手に負けないのはもちろんとして。自分たち自身の弱さに、打ち克つ。
弱いメンタルに決別し、勝ち切る強さを!!!

アウェイ2連勝を、ホームに持ち帰れ!!
必ずや、勝利を!!!

勝たれ!!!富山!!!!!

集中力を途切れさせずしのぎ、勝ち切る!連敗脱出に成功 藤枝MYFC戦

2020-10-08 19:26:57 | カターレ富山
2-1で勝利!
苦しい試合でした。これまでの流れからすれば、あるいは我慢できずに崩れ、敗れていたことも有り得た試合。
しかし、そうはならなかった。
最後の最後まで集中力を途切れさせず、追撃を振り切っての勝利。
4試合も続いた連敗に終止符を打ち、待望の勝利を挙げることが出来たカターレ。
前回対戦に続き、藤枝戦2戦2勝を達成。アウェイの地で、しっかりと勝ち点3をもぎ取ることに成功したのでした。

前節より中3日。鳥取戦では3バックを採用したものの、奏功せず。今節の藤枝戦では4バックに戻し、CBに今瀬と林堂、SBに川﨑と末木という組み合わせとなりました。
GKは引き続き勘太が担当。ボランチには稲葉と花井。サイドに椎名と柳下、前線には宮城と大野が入りました。
昨シーズンのアウェイ戦に続き、今節もまた雨の影響を受けながらの試合となった藤枝戦。平日水曜日の17時キックオフで執り行われました。

試合は序盤から両チーム鍔迫り合いといった展開。
それでも、敗れてしまった前節・鳥取戦と比較したならば、見てわかるほどに改善されていることがうかがえました。
確かに、相手を圧倒するような迫力でもって押し切る、という攻めが理想とするならば、それには遠い印象ではありましたが。
とはいえ、ひとつひとつのプレーには、前節のそれに比べたならば、あきらかに向上が見られ。攻守の切り替えのスピード、ボールを持った相手へしっかりと詰め寄ることを徹底など。
そんななかで。
ピッチの右からの攻めでファウルを得てFKを獲得、というシチュエーションが続くことに。
ここまで、セットプレーからの得点をチームの強みとしているカターレに対し、セットプレーからの失点の多さが足を引っ張っている感のある藤枝。
カターレとすればそこを突いていくべきなかで、まさにそういった状況がつくりだされていくことに。

そうしたなか、26分。まさに、右からのFKという場面。
ゴール前の密集で、柳下が倒されたところでホイッスル。PK獲得となりました。
2試合連続でPK。前節は同点のチャンスを失敗でフイにしてしまったこともあるだけに。勝利に向けて、連敗脱出に向けて、どうしても欲しい先制点。その絶好のチャンス。
しかし。
キッカー大野が正面に蹴り込んだボールが、横っ飛びしたGK杉本の足に当たって阻まれてしまうことに。
またしても・・・またしても、失敗。
いやがおうにも、チャンスを逃したツケを払うがごとくに敗れてしまった前節が思い出されました。
ここで気落ちしてしまったならば、同じことの繰り返し。
ならばこその、気持ちの強さが求められました。

すると、またしても右からのFKという場面が。
36分、花井のキックがゴール前の密集に放り込まれると、パンチングでクリアできなかったボールがオウンゴールを誘うことに。
嫌なかたちで絶好のチャンスをフイにしてしまった一方で、意外なかたちでの先制ゴール。
思えば。この一連の連敗の前に勝利した試合、ガンバ大阪U23戦の決勝点が、オウンゴールによるものでした。
必ずしも理想的なかたちで決まったものではないにせよ、それでも。
勝つために必要なのは、どんなかたちであれ、得点。
それでも、リードしたから安心というわけでは、決してなく。
ある意味、これはハンデだな、と。
ここで気を抜くわけにはいかない。むしろ、リードしたからこそ気を引き締めねば、と。

このまま1-0で終わるとは、どうにも思えないなかにあって。次の1点が試合の行方を左右する、ということは、両チームにとって共通の認識であったかと。
その次の1点が決まったのが、ハーフタイムを挟んだ後半53分のことでした。
花井からのパスを受けた椎名が、ペナルティーアークあたりから思い切ってシュート!
それがゴール左隅に吸い込まれ、待望の追加点を挙げることに成功したのでした。
椎名の今シーズン3得点目となるゴール。
ボールを受けた時点で、3人に囲まれた状態。そこで、一瞬でも躊躇があったとしたら、決まってはいなかったことでしょう。それを、思い切ってやりきったからこそ決まった、ファインゴール。
今シーズンの開幕戦であったホーム長野戦で、チームのシーズンファーストゴールを決めたのが椎名でした。
そのときを彷彿とさせる、今回のゴール。あの時もそうでした。今回もまた、やるべきことをしっかりとやりきる、という強い意志がもたらしたもの。
連敗脱出に向けて、チームに勇気をもたらすゴールとなったのでした。

それでも。
2-0は危険なスコア、なんて言いますが。2点のビハインドを背負った状態にあっても、そこで意気消沈する藤枝ではありませんでした。
鍔迫り合い、という状況は2点リード後も変わることはなく。
そんななか、60分。
CKのピンチから、なんとか跳ね返したものの、そのボールを藤枝に拾われ。MF姫野 宥弥が立ちはだかった柳下を股抜きでかわすと、そのまま斜めにペナルティエリア内に侵入。勢いのままにシュートを決められ、失点してしまったのでした。

2-0から2-1となったスコア。依然、リードという状況ではありましたが。
それでもやはり。「これは、ハンデだ」という認識でいました。
同点とおなじ。気を抜くようなことがあれば、やられてしまうだろうと。
もちろん、そうあってはならない。
この日、輝いていたのが宮城。
得意のドリブルで切れ込むシーンは、詰め寄られても簡単には奪われないテクニックとあいまって、確実に相手に脅威として効いていました。
直接ゴールにこそ結びつかなかったものの。
連敗中には不足していたところの、攻撃にかける確かな意志。それをしっかりと体現してみせたのでした。その心強さといったら!
ただ・・・80分を過ぎて、その宮城が足を痛めてしまい、担架に運ばれ途中交代。
やはり負傷途中交代から復帰までしばらくかかっていたこともあり、今回も心配。大事ないといいのですが・・・。

リードという認識ではなく、同点の気持ちで、試合も最終盤。
途中交代で入った武、戸高、平松らでしたが、最後までアグレッシブさを失わず。相手側コーナーでのキープなど、冷静に時間を使いつつも、攻め気を失うことはありませんでした。
なんとしても、勝たねばならない。ドローでも負けと同じ、逆転負けなど論外。その意思をプレーにぶつける選手たち。
5分あったアディショナルタイムも、気を抜くことなどなく、懸命にプレーを続けました。
そして、終了のホイッスル。
見事、勝利。実に5試合ぶりとなる勝ち点3を挙げて、連敗をストップすることに成功したのでした。

PK失敗あり、リードを詰めよられる失点あり。一方で、突き放すダメ押し点は奪えず。
持てるポテンシャルを十全に発揮できたならば、ということを思えば、それにくらべたらまだまだ、という内容。
それでも。
それでも、勝った。勝ち切って連敗を止めてみせた。
藤枝とて、決して与しやすい相手ではなかったなかで、やりきってみせた。
メンタルが課題、というなかで、そこからなにができるかが問われた試合でしたが。
内容としては、満点とはいえません。けれども、やりきった。勝ち切ってみせた。
逆境に打ち克つのは、自分たち自身の力。それを、勝って証明してみせた。
ならばこそ。
次に繋げねばならない。
4連敗は、無かったことにはできないけれど。それでも、勝つべき試合を勝ち切るメンタルでもって、戦い抜かねばならないのだから。

次節もまた、中3日でやってきます。
連敗阻止から、すぐに連勝へとシフトするだけの強さを!
今節の勝利を糧として、バネとして、飛躍を遂げねばなりません。