行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第20節 藤枝MYFC戦

2020-10-06 23:44:43 | カターレ富山
2018年、開幕から最下位にまで転げ落ちるように負け続け、ついにはシーズン途中に監督交代という憂き目にも遭ったカターレ富山ですが。
その時以来の、4連敗。
3試合連続逆転負けという苦い経験が続いたかと思えば、3連敗同士の対戦で無得点3失点。言い訳のしようも無い惨敗。
まさに、どん底。
それでも試合は待ってくれません。前節より中3日、アウェイで藤枝MYFCと対戦します。

藤枝との前回対戦は、7月29日の第7節。今節と同様に、やはり連戦の中日、水曜日に開催された試合でした。
その試合では、序盤に立て続けに3点を連取、守ってもしっかりと無失点で完勝したのですが・・・なにやら、それが遠い昔のことのように思えます。
藤枝にとって、今節はそのときの借りを返すリベンジマッチ。前節は鹿児島との対戦で1-2と敗れてしまっていることもあります。それでなくとも負けられないホームゲーム、気合を入れなおして待ち構えていることでしょう。
J2ライセンスも取得し、昇格のためにもこれ以上上位に離されるわけにはいかない藤枝。4連敗などと絶不調に陥っている“格下の雑魚”などに足元をすくわれるわけにはいかないことでしょう。

守備の要にして元カターレ選手でもあるベテラン・秋本 倫孝が、累積警告により今節は出場停止。そのあたりの隙を突いて、前回対戦同様に首尾よく先制し、試合を優位に進めなければならないところでしょうが。
そういった要素に関しては、相手も百も承知でしょう。代わって入る選手を含め、しっかりとした守備を構築しつつ、攻撃陣の奮起に期待しているのではと。
むしろ、藤枝にとってみれば、この4連敗の中でじつに10失点も喫している富山の脆弱な守備にいかに付け込んでいくかが課題で。言い換えれば、それさえしっかりとやりきることが出来たならば、多少の守備の不安など問題のうちに入らないでしょう。
しっかりと攻撃の手を緩めることなく攻め切れば、必ずや富山は自滅パターンに陥ってくれる、と。

・・・などと、どうにも卑屈な書き方をしてしまいましたが。
それでも。
そんな書き方をせざるを得ないわけで。
連敗阻止に向けて一致団結し、遮二無二勝利を目指さねばならなかったはずの前節。
にもかかわらず、相手のプレッシャーに負けて消極的にしか見えないプレーに終始。
PKという千載一遇のチャンスすらフイにし。百歩譲って、そのPKも絶対のものではないとしても。だからといって、その後も無得点でいい理由になどなりはしないわけで。挙句、「いつも通り」に隙を晒し、あえなく追加点を許して自滅。
そんな前節に、連敗阻止への執念、ホームゲームを戦うプライド、勝利への渇望といったものは、感じ取れませんでした。
もしも。
中3日で迎える今節、もしも、なんの改善も見られないとしたら。
勝てる気がしません。5連敗は決まったも同然と、戦う以前に白旗状態かと。

いささか以上に、卑屈な書き方をしていると・・・自分でも、自覚しています。
けれども。
このままでは連敗必至という危機感は、どうしようもなくあるわけで。
根拠もなく「気にし過ぎたら却って良くない。まぁ、なんとかなるだろ」などと、楽観視という名の現実逃避なんぞをする気には、まったくなれないのです。
まさにどん底という現状にあって・・・負けて連敗継続という事態も、確かに怖いです。
しかし。
なにがいちばん怖いかと言えば。
ここまで落ち込んだことで、選手たちが悪い意味で開き直ってしまうのではないか?ということです。
負けて連敗継続となっても、“いつも通り”に、「次につながるように頑張りたい」とか「うつむくことなくやっていく」とか言いつつ、その実、なにも変わらないどころか悪化だけしている、ということになりはしないかと。
敗戦から目をそらさずに受け入れる、と言えば聞こえは良いかもしれませんが。それを受け入れるということと、悔しさを忘れてしまうということは、まったく別の話であって。
負けても悔しくなくなってしまっているのでは?という危惧。
それが、いちばん怖いです。

過密スケジュールに合わせての積極的なターンオーバー、大幅な選手の入れ替えというプランを遂行してきた今季カターレ。しかしここに至って、監督自身から、それがチームスタイル定着を阻害してしまう、芯となる部分をはっきりしきれないという弊害につながってしまった、という旨のコメントが出されたくらいで。
今節もまた、連戦のなかでの編成という課題に取り組まねばならない試合ですが。
そんななかで、どういった選手起用となるかは、図りかねぬ部分も大きいですが。
期待したいのは、戸高。前節は後半のみの出場であり、連続出場の可能性もないことはないでしょう。
前節、PKというビッグチャンスをフイにしてしまった張本人。
もちろん、全責任を彼になすりつけるということはしないし、してもならないでしょう。
けれど、それでも。
やはり、責任は感じていることかと思います。
覆水盆に返らず。失敗を、無かったことには出来ません。
ですが。
いま、やらなければならないことは、なにか?
失敗を悔いて、落ち込むことではありません。それによってプレーが消極的になるなど、もってのほか。
やらねばならないことは、悔しさを忘れることなく、それをバネに、プレーでもって汚名返上していくこと。それだけです。
自分のプレーによって負けてしまったというならば。今度は、自分のプレーによって
チームを勝たせること。それこそが、「次につなげる」ということにほかならないのであって。
落ち込むことも、あるでしょう。
けれど、そこは、正しく落ち込んでほしい。そして、正しく這い上がってほしい。
そう願うばかりです。

正直なところ、現実的には、もう昇格の可能性はほとんどありません。
けれども、悔しい。
どん底に陥った、今季最悪の状況。分かったような顔をして、「もともと期待してなかったし」などとのたまって、見限ってしまう者もいるでしょう。
けれども、悔しい。
なぜ、心がモヤモヤとするのか。なぜ、やるせない気持ちになるのか。
・・・答えは、シンプル。
カターレ富山を、応援しているから。
頑張ってほしいと、勝利を掴んでほしいという願いまでもが消えたわけでは、ないから。
そんなに簡単に、そんなにあっさりと諦めてしまう、見限ってしまうことができるくらいならば、こんなに苦しくなんてなりはしないよ。
この苦しさこそが、真剣にカターレ富山を応援している証。
だからこそ、分かったような口を利きたくない。
斜に構えて知った風なことを言いたくない。
カターレを応援することを、やめたくない。

だから、応えてほしい。
勝ってほしい。

5連敗の断固阻止!
パスのためのパスで逃げるようなサッカーなど、見たくない!
見たいのは、全力でもって勝利をもぎ取る、その姿!!
勝利への執念を、勝ち点3に、連敗脱出に繋げろ!!!

勝たれ!!!富山!!!!!

低迷脱出への活路、未だ見出せず。更なる不振で4連敗 ガイナーレ鳥取戦

2020-10-04 23:00:50 | カターレ富山
0-3で敗戦。
3戦連続逆転負けという異常事態には、終止符が打たれました。
けれど。3失点無得点で惨敗しても良いとは、誰も言っていない。
お互いに3連敗からの脱出を図る試合となった今節。けれど、残酷なまでに差のある内容、結果となってしまったのでした。
連敗脱出のために全力を尽くして勝ちに行くという、しなければならないことをあたりまえのようにやって、それを見事に勝利に結びつけた鳥取。
対して、勝利への意思をみせられずに自ら劣勢を招き、当然のように負けたカターレ。
ホーム戦であったにもかかわらず、勝利を信じて詰めかけたファン・サポーターの期待にまったく応えられず、裏切る結果に。
あえて厳しい言葉で言うなら。恥の上塗りしかできませんでした。

今節、岡に代わって田中 勘太が初出場・初スタメンでJデビュー。プロとしての第一歩を踏み出すこととなりました。
前節、自らのキャッチミスが失点に直結、ひとつ敗戦のきっかけにもしてしまった岡。懲罰交代・・・なのかはともかく。大卒ルーキーである勘太に、公式戦初出場のチャンスが巡ってきたのでした。
喫緊の課題であるところの守備の安定。それに向けて手を打った、ということなのでしょうが、今季初の3バックを設定。やはり3バックである鳥取にあわせるかたちで臨むことに。
今季初となるホームでの14時開始試合。曇り空ながらも雨の心配もないなかで、風の影響もほとんどない良ピッチコンディションでの試合となったのでした。

試合は序盤から拮抗した展開。なかなか決定的なチャンスを作れない一方で、相手にもそれを許さずにしのぐという。
そんななかで感じたのが、今節の主審は、なかなか笛を吹かないな、ということ。
これまでであれば同じようなシチュエーションでは吹かれてファウル判定、流れを止められていたであろう場面でも、流されたり。
とかく、ホーム・アウェイかかわらず、なぜかカターレ側に不利なジャッジが多かったように感じたのは、贔屓目だけではなかったと思えたなかで。
だからこそ、しっかりとプレーしきる必要がありました。
そんな展開が続く中、前半の中盤、飲水タイムくらいの時間帯になって、両チーム合わせてこの試合初めてのCKのチャンスをつかんだカターレ。
流れの中で得点できないならば、せめてセットプレーから!ということで、ここまで得点を続けてきました。そう、前回鳥取戦で零封負けを喫して以来、たとえ勝てずとも得点は挙げてきたなかで。
しかし・・・続けてのCKも、どうにも決められず。
こういう状況においては。サッカーでよく語られるところのジンクスーーー「決めなければならないチャンスで決めきれないと、あとで手痛いしっぺ返しを食らうことになる」というものがありますが。
まさに。
それを思い知られたのが、せめてスコアレスで折り返さねばならなかったはずの39分。
これまで通り、というか・・・またも、守備のほころびを突かれるかたちでの失点により、先制を許してしまうことに。
これによって、3試合連続で先制点を挙げながら逆転負けという流れはストップ。逆に、最低2点を挙げて逆転勝ちをしなければならない必要に迫られることとなってしまったのでした。

後半に入っては、鳥取ペース。デビュー戦であるところの勘太の奮闘ぶりがなければ決められてしまっていた場面も。
そんななか、やはり決定機を作り出せないままのカターレ。
いや、実際はそれ以前の問題だったのですが。
パスを回しつつチャンスをうかがう、それ自体はいいのですが・・・それが、得点に繋げるためのパス回しになっていない。
相手に対して脅威を与えるための攻めには、全然なっていませんでした。
どこに向けて、誰に向けて出すかを考慮しつつ、最適解を模索しながらのパス回し。それに固執するあまり、パスのためのパスになってしまっていた。
そもそも、なんのためにパスをするかといえば、最終的に得点するためであって。
パスは、その手段に過ぎないはず。
なのに・・・ボールを失うまいとするばかりに、繋ぐことだけが目的になってしまい、ゴールを挙げるためという果たすべき役割を欠いてしまっているようにしか見えませんでした。
これも何度も書いてきていることですが・・・得点に、芸術点は無い。
パズルゲームや格闘ゲームなんかで言うところの連鎖、コンボが繋がった、美しいかたちでのゴールだから得点2倍、3倍!なんてことにはなりません。
逆に言えば、どんなにへなちょこなシュートであろうが、入れば1点であり。それだって、そもそもシュートを放たなければ得られやしません。
なのに、なにをやっているのかと。
ゴールに向かっていかずに、ただ繋がりさえすればそれでいいという最適解を模索しながらのパス回し。得点そっちのけで。

それでも。
途中交代で久々の出場となった松原が登場、彼の代名詞でもあるロングスローが久方ぶりに県総で披露されたときには、スタジアムも沸きました。
そして、74分。
やはり途中出場の戸高がペナルティーエリア内で倒され、PKを獲得。まさに千載一遇というチャンスを得ました。
これまでのPKでは武がキッカーを務めていたものの、このときにはまだ控えから出場しておらず。そのまま戸高がキックすることに。
そう、どんなかたちであれ、1点は1点。かたちにこだわる必要なんてない。まずは同点に追いつくために、しっかりと決めねば!

しかし。

思わず、「素直かっ!」と呟いてしまいました。
雰囲気か、あるいは所作か。いずれにせよ、バレバレだったのかもしれません。グラウンダーのボールを阻止され、千載一遇のチャンスをフイに。
そもそも、シーズンを通じて1回もPKが無かった年もあるくらいに、機会そのものが少ないカターレにとってのPK。そのなかにあって、失敗した回数も、悪印象という理由以上に多いと思えるのは・・・気のせいではありません。
なんというか・・・簡単にプレッシャーにのまれてくれるなよ、と。
キッカーが圧倒的に有利であり、むしろ決めてあたりまえ。プレッシャー以上に、得点を挙げるチャンスという認識で臨まねばならないところ。
そもそも、1点のビハインド、逆転勝利のためには2点、あるいはそれ以上が必要なシチュエーション。プレッシャー云々を言っている場合ではないなかで。
ハッキリ言って、意識不足。
是が非でも逆転してやるぜ!という意識を攻勢に繋げて得点を狙う、というプレーがとにかく足りない状態だったなか、得たPK。それを駆け引きもなく執念も足りずに蹴った結果、失敗してしまっても・・・それは、当然とさえ言えるところ。
コロナ禍の影響で大声を出しての応援が出来ないなかで。
スタンドからのやるせないため息というものは、しっかりとピッチまで届いたはずです。

その後も、やはり逆転への執念を見せつけるような攻めは出来ずじまい。
逆に、「いつも通りの展開」。
前半と同じように、キックオフから38分という時間帯で。やはり守備の乱れを突かれての失点で、2点目を決められ。
さらにその直後、ダメ押しの3点目を決められて万事休す。
意地を見せることもできずに無得点で敗れ去り、4連敗となってしまったのでした。

試合後、敵将たる高木監督は、「3連敗したぐらいじゃ僕らは死にません。僕らは生きています 」とコメントしました。
それだけ確たる信念をもって、屈してたまるか!という気概をもって試合に臨んでいたということ。
それを裏付けるかのように、試合中にはエキサイトしてしまってイエローカードを食らう場面も。
そこまで、真摯に試合に向き合い、勝利を渇望していたということ。
そんな鳥取に対して、カターレはどうか?
前述のとおり。
やっていたのは、パスのためのパスを繋ぐような、ゴールへ向き合っていない、勝利へ向き合っていないサッカー。
そんなことをしていて負けたって、当たり前だろうが!!
試合後、うつむく選手たちが挨拶に来ても、ねぎらいの拍手をすることは出来ませんでした。
コロナ禍でなければ、どんなキツイ言葉をぶつけていたことか。
得られるものが無い、4連敗。
他方、失ったものと言えば、これまで鳥取に1度もホームで敗れたことが無かったという実績でしょうか。

本当に現状打破をしたいのか、本当に勝利を望んでいるのか、疑問に思わざるを得ないレベル。
こんなことを続けていたところで、待っているのは失望だけです。なにも得られやしません。失うだけです。
それでも、容赦なくやってくる次の試合。カターレの都合など考慮してはくれません。
そんななか、やらねばならないことはなにか?
「次につなげたい」とか、通り一辺倒のコメントを出すことではないでしょう。
しょうがない、で済ませても恥じないならば別ですが。
1分、1秒でも早くこの苦境を脱すること。
そのために万難を排して、全身全霊を以て勝ちに行くことでしかないはず。
次節まで、中3日。
自信喪失している暇など、ありはしません。
そんな暇があるならば、勝つことだけを考えるべきです。
これ以上、無様をさらしてくれるな。そう願うのみです。

第19節 ガイナーレ鳥取戦

2020-10-03 02:05:24 | カターレ富山
6月下旬に開幕という異例のスケジュールとなっている今シーズン。
ここまでのホームゲームが全て18時30分もしくは19時開始というナイトゲームであったなかで、今節はシーズン初の14時開始のデーゲームとして行われることとなります。
気づけばもう10月。いやがおうにも季節の移ろい、試合日程の消化具合が意識されるところですが。
それが、3戦連続逆転負けという、最悪の状況でなければどんなに良かったか、と。
迎え撃つ鳥取は、前回対戦で敗れた相手。
ただでさえ苦しい状況にあるなかで、あえなく敗れて連敗継続、同一カード連敗などということになれば、いよいよ救いが無くなります。
もちろん、そんなのは願い下げ。
自分たち自身で乗り越える以外に、この苦境を脱する方法など無いのです。

シーズン残り17試合。残念ながら、「まだ半分もある!」とポジティブには、どうにも受け取れない状況にいます。
いまだ無敗の秋田をはじめとした上位陣が、突如として深刻な不振に見舞われ、調子を落としてバタバタと敗戦を重ねてしまうーーーそんな事態が起こるかといえば、「起こらない!」と言い切って良い、可能性0と割り切って良いほどでしょう。
そう、現実逃避するなと。
そんな“深刻な不振”とやらに、今まさに見舞われてしまっているのが、他ならぬカターレ富山ではないか、と。
ある意味、それこそ非現実的ですらある、3試合連続逆転負け。
不振に陥ったチームが3連敗というだけならば、まだよくある話ですが。
3試合も続けて、勝つチャンスを得ながら、みすみすフイにしてしまうという・・・これが不振でなくてなんだ、と。

そんななかで迎える、今節の鳥取戦。
これもまた奇妙な話ですが・・・3戦連続逆転負けなどという非現実的な事態に見舞われているカターレに対して、それに最も近い相手とのマッチングとなるとは。
不振に陥ったチームが3連敗というだけならばよくある話、とは書きましたが。
秋田に次いで熊本と2位争いをしていたはずの鳥取が、目下3連敗中という。そして今節、富山と互いに4連敗阻止をかけた試合として争うという。
さすがに3戦連続逆転負けでこそなくて、インパクト的には劣るやもしれませんが、それでも。上記したところの「突如として深刻な不振に見舞われる」という表現そのまんまというか。
前回対戦で、ここまでシーズン唯一の2点差負けを、零封負けを喫しているところの鳥取が、いったいどうした?と言いたくもなりますが。
いや、それを言うならば、鳥取側にしても「なんで3戦連続逆転負けなんて有り得ない事態に陥ってるんだ?」なんて言い返したくもなるでしょう。
ともかく。
互いにとって、なんとしても4連敗を避けねばならない試合。敗戦は論外として、ドローでもダメ、求めるは勝利のみ!そして、一刻も早い不振脱出を!・・・そんな試合です。

勝つために、なにをせねばならないか。
後半の連続失点によって逆転を許してしまう守備のあり方。それを改善せねばならないことに関しては、論を待たないとして。
同じくらいに深刻なのが、得点してもさらに突き放して相手の心を折るような追撃ができないこと。
どちらが、ではなくどちらも改善せねばならないことに間違いないのですが、そのなかでも。
攻撃でいかに追加点を奪うかのほうに重きを置かねばならないかと。
たとえ相手の良い時間帯に攻め込まれたとしても、「なにくそ!」と跳ね返すだけの攻撃が見せられたならば。
あるいは、早々に2点、3点と得点を積み重ね、反撃の意思そのものを削いでしまうか。
いずれにせよ。
そもそも得点そのものが出来ないというわけではないのだから。そこを、見失ってしまわないようにせねばなりません。そこで自信喪失から得点すらもストップ、となってしまったのでは、目も当てられない。
1点でダメなら2点、2点でダメなら3点。
昔からよく言われるところの、「攻撃は最大の防御」。
それを実践し、攻め勝つことが求められるでしょう。

期待したいのは、宮城。
ケガから復帰して、前節、試合に戻ってきた彼ですが。その出場できなかったあいだの無念も含めて、持ち前の力を十分に発揮して躍動してほしいです。
二種登録選手を除くチーム最年少ながら、そのサッカーセンスというものは、誰もが認めるところでしょう。
いずれは、強豪川崎フロンターレを引っ張っていくべき選手。なんなら、代表入りすらねらっていかねばならない選手。
だからこそ。この苦境に陥ってしまっているチームを救う、救世主であってほしい。
むしろ、苦境を苦境としない輝きを放って、良い意味で空気を読まない活躍をしてほしい。そう願います。
そして、ディフェンスにおいては、稲葉の活躍に期待。
これまでも、その持ち前の攻撃的守備というプレーが、できていないわけではなく・・・むしろ、出来ていると言い切っていいくらいで。
にもかかわらず、勝利という結果がついてこないという歯がゆさ。
けれども。
挫けることなく、屈することなく、勝利のためのプレーを続けてほしい。
勝利への意思を貫くプレーを、完遂してほしい。そう願います。
頑張りが無駄などではないことを、証明するために。

前回対戦において、2015年以来の敗戦を喫してしまった鳥取戦。しかし、それをそのまま相性の良さが崩れた、ということにしてはならない今節。
これまで苦手としてきた秋田や沼津などに今シーズンもまた敗れたりしているなか、相性が良かった相手にまで屈してしまっていたら話にならない。
今シーズンの選手には関係ない、とか言われそうですが、それでも。
鳥取にとってアウェイ富山戦は、これまで1度として勝ったことのない、鬼門と呼べる場所。
ならば、それを継続してやろうじゃないかと。
お互いにとって連敗からの脱出がかかる、なんとしても4連敗を阻止せねばならない、絶対に勝たねばならない試合ですが。
いまこそ、その鬼門っぷりを発揮せずしてなんとするか。ホームの利を活かさずしてなんとするか。
勝つのは最低条件として。むしろ、それ以上すら望まねばなりません。
昨シーズンの同カードでの、5-0という圧勝劇。その再現を!
前回対戦で敗れたイメージはあるでしょう。けれど、だからこそ!
ここで屈するわけにはいかない!
求めるのは、勝ち点3のみ!

自分たちの可能性を信じろ!!
勝たれ!!!富山!!!!!