JR飯田線は愛知県の豊橋駅から長野県の辰野駅まで195.7kmを走るロングラン鉄道です。駅数は94駅(始着を含む)あり山あいを走りますから変化に富んだ風景が車窓から眺められます。
今日のご紹介は豊橋駅から6.6kmの四つ目の「牛久保駅」です。1897(明治30)年、当時の私鉄豊川鉄道の一つの駅として開業。昭和18年に当時の軍需工場の工員の通勤駅で賑わい駅舎が新築されています。
駅舎に併設する1番線のホームには当時の大きな木造の骨組み屋根が威容を誇っていて、歴史ある駅となっています。2番線のある島式ホームにも以前は大きな木造屋根の上屋があったそうですが、今は画像のとおりです。今は1日の乗車人数も900人を割るくらい少なくなったといわれています。小画像は大きな屋根が特徴の牛久保駅舎正面。
下りの1番線の歴史を物語る大屋根。 右のホームが上りの2番線。屋根も近代的。