教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

迷惑海藻からボールペン…千葉・谷津干潟

2009年08月01日 18時12分37秒 | 社会・経済

『ラムサール条約登録湿地の谷津干潟を管理する「谷津干潟自然観察センター」(千葉県習志野市)が、干潟で大量発生している海藻「アオサ」をバイオマス(生物由来資源)として活用したボールペンの製品化に成功した。 アオサに悩まされている干潟は全国にあり、センターは「各地で有効利用が広がれば」と話している。 アオサ自体はもともと無害だが、異常繁茂することで腐敗して異臭を放ち、鳥のエサとなるゴカイ類が酸欠で死滅するなどの悪影響をもたらす。センターでは毎月20トンほどアオサを回収して焼却処分していたが、「ただ燃やすだけではもったいない」と昨秋、植物を原料として環境にもやさしい「バイオマスプラスチック」の製造技術に着目した。 処理工程を学ぶため、バイオマスプラスチックを製造する県内外の工場を訪問。プラスチック化してボールペンにする作業は工場への委託だが、原料のアオサを洗浄して乾燥させる作業は同センターの島田義夫所長自ら、2か月がかりで手がけた。島田所長は「水に漬けすぎて溶けたり、ウジがわいたりして大変だった」と振り返る。 2度の試作を経て、「アオサボールペン」の第1号は3月に完成した。全体に緑がかり、海藻のにおいがほのかに残っているのが特徴で、これまでに500本を製造した。 ボールペンは市販せず、環境学習の参加者に配る予定だ。今月16日に習志野市内の小学生を招いて初のアオサに関する学習会を開き、アオサの回収などを体験してもらうという。 島田所長は「海藻を使ったバイオマスプラスチック製品は珍しいのでは。アオサボールペン作りに 多くの人が参加できる仕組みを作っていきたい」と意欲を示している。 』   7月12日13時36分配信 読売新聞

今の日本国内で市販されているボルペンは、日本で製造されていないと思います。工賃が高いので、中華人民共和国で生産されていると思いますが。ボールペンの破棄された後のごみ処理も問題です。自然の植物原料で作られたものは焼却しても有害ガスが出ずに安全ですし、インクの製造過程出る処理された排水物も環境を汚染する可能性も低いのではないでしょうか。日本の全国干潟に異常発生して困っているアオサを利用してポールペンを製品化したことは素晴らしい発明です。日本の干潟の自然環境や景観保護の為に 是非メーカーと協力してアオサエコ・ボールペンを販売して下さい。これからは、環境保護と言う立場からと人間の健康にもやさしてエコ商品でなくてはなりません。アオサのボールペンで異常繁殖したアオサの異臭にも悩まされずに野鳥のえさのごかい類が保護され、野鳥の生態も守られ、干潟の綺麗な景観が保たれれば一極両得です。これからは、身近な植物を利用し、日本の環境保護と美しい自然を守る為に身近にある植物の環境と人間に優しいエコ活用や製品化が日本では必要では無いでしょうか。環境と自然破壊に繋がるの廃棄物のごみの山を防ぐ為に皆で考えるべきです。

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総文祭 三重の史跡・名所を取材、生徒らが交流新聞発行

2009年08月01日 12時41分02秒 | 受験・学校

 『三重県内で開かれている「第33回全国高校総合文化祭」(総文祭)の新聞部門に参加している生徒が30日から31日にかけて、県内各地の史跡や名所などを取材し、交流新聞を発行した。 新聞部門に参加したのは約260人。違う学校の生徒6人ほどが一班となり、30日に44班に分かれて約4時間の取材をこなした。取材場所は、古い町屋が残る関宿(亀山市)や、高校生が運営するレストラン「まごの店」(多気町)など6コース。 京都市立塔南高2年の俣野遼人君(16)は、北海道、山形県、大分県などの生徒とともに伊賀流忍者博物館(伊賀市)を訪れた。回転する戸の裏に身を隠せる忍者の「どんでん返し」を体験取材。「地元の人が『忍者』をどのように受け継ぎ、観光に生かしているか調べて新聞にまとめたい」。ほかの生徒も、伊賀忍者特殊軍団「阿修羅」の浮田和貴代表に「技はどのように伝えられたのか」などと質問し、熱心に写真やメモをとった。  その日の夕方と31日午前、取材した生徒たちは、津市のメッセウイング・みえで記事を書いた。俣野君たちの班は、博物館での忍者体験や観光、文化施設などで働く人たちのインタビューなどを写真やイラストも交えてB4判2枚にまとめた。俣野君は「他校の生徒の文章の書き方やレイアウトの方法は勉強になった」と話した。 44種類の新聞が31日中に印刷される。参加した生徒に配るほか、取材先にも送るという。』アサヒコム

郷土の伝統文化を高校生取材し、調査することによって郷土の歴史や伝統文化を学ぶことになります。出版されている本だけで調べずに自分達で調べることが郷土の伝統文化や郷土の歴史を直接学べるまなことになります。各県の郷土史家の皆さんは、自分達で直接取材し、調査して本にまとめられていることを忘れてはなりません。昔の人達から口づてに語り継がれてきた口承文芸、伝承文学とも言いますが、神話、民話、説話、民謡から昔の人達の暮らぶりや出来事、歴史的事実を知り、郷土の歴史や文学の学習も出来ると思います。今歴史離れが問題になっていますが、歴史の教科書の内容や知識を暗記するのが歴史の勉強ではなく、今住んでいる身近なところにある生きた歴史を学ぶ大切さや面白さが体験出来ると思います。今回の体験により、これからは歴史の学習にも興味が湧き、楽しくなるのではないでしょう。各県の郷土史も郷土史家の皆さんが、コツコツ地域を訪れ取材し、調査されまとめられたものが郷土史の本として出版されて要る事実とその成果は長年掛けた汗と努力の結晶であることが良く分かると思います。皆さんが取材された事が新聞になって本当に良かったですね。新聞も現場の取材と調査、生の声を反映する事の大切さを忘れてはなりませんし、高校生の皆さんは、高校生記者として、文章をまとめるだけではなく新聞を作る貴重な体験が出来たと思います。今が学校教育は、偏差値や点数を上げる受験中心学習に偏っていますが、自分達で郷土の歴史や名跡を調査し、取材する体験学習も経験しないと希望する大学合格しても自分の将来の目的や希望を見失い、燃え尽きてしまう大学生も多いのです。今回高校生の皆さんが新聞を作ろされと郷土の史跡や名所を調査、取材されたことは、民俗学や歴史学研究の基礎になるものです。教科書の中の知識詰め込み、暗記だけが歴史学の勉強では無いと言うことを皆さんが体験出来た意義は大きいと思います。郷土の伝統文化や歴史を調査し学ぶことにより、語り継がれてきた生きた日本史を学び、日本人としての自信と誇りを取り戻して欲しいと思います。郷土の伝統、文化や歴史を地域の特性を大切にすることが、地方分権や地方の活性化の基礎になるのではないかと思います。これからも郷土の歴史、史跡、名所の調査、取材を高校生の皆さん頑張って続けて下さい。

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