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死滅したアサリを手にする松永さん=長崎県諫早市で2009年8月5日午後2時33分、柳瀬成一郎撮影 |
諫早湾沿岸には計約90のアサリ養殖業者があり、一部ではほぼ全滅したという。潮受け堤防の北部排水門に近い小長井町漁協の松永秀則理事(55)の養殖場(約7000平方メートル)は口を開けたアサリで埋まり、強烈な腐敗臭が漂っていた。県は諫干の調整池にたまった雨水を排水するため、7月に北部排水門を計10日間開放しており、松永理事は「アサリが淡水をかぶる結果になった」と憤った。 同漁協では07年8月にも約1200トンのアサリ大量死があり、約3億円の損害が出た。今回の死滅について県資源管理課は「(排水との因果関係も含め)現時点で原因は何とも言えない」としている。毎日新聞
海岸の干潟など堤防で締め切り、排水して新たに農地を作ったのが原因なのでしょうか。早急に長崎県による因果関係の調査と究明が必要です。この地域に生息している有名な干潟のムツゴロウ『(鯥五郎、学名 Boleophthalmus pectinirostris )は、スズキ目・ハゼ科に属する魚の一種。潮が引いた干潟の上で生活する魚として知られ、有明海、八代海を含む東アジア に分布する。有明海沿岸ではムツ、ホンムツなどと呼ばれる。同様に干潮時の干潟で活動するトビハゼ、トカゲハゼ、同じく干潟表面の珪藻を食べるタビラクチ などと共にオキスデルシス亜科に属する。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)から引用』も今はいなくなっているのでは有りませんか。昔からある干潟の環境保護、自然保護し、そこで魚業を営む人達の生活を守る視点に立っていない環境行政が問題です。養殖アサリが死滅したのも自然からの警告です。アサリが死滅したことは重く受け止めるべきです。金銭的な問題だけではなく、今後日本産のアサリや海苔が取れなくなる恐れも有ります。日本で取れたり、養殖出来る魚貝類を大切にすべきでは有りませんか。又有明海と橘湾で赤潮が発生し雲仙市小浜沖養殖ハマチが全滅しています。日本は、食料資源、魚貝類まで輸入物ばかりです。日本の水産資源を守り、日本で取れたり、養殖出来る魚介類の保護育成し、日本国民の水産資源、食を守ることは地方自治体と国の責任では有りませんか。日本の伝統魚業や魚業技術を子孫に伝えることも日本人として大切なことでは有りませんか。日本の食料自給率を上げると言いながら、地元の魚業養殖業者に損害を与え、アサリやハマチが廃棄処分になると言うことは本当に食卓に上れず、もったいないことです。干潟に堤防を作り工事として成功しても伝統昔から生息している有明海や八代海にいる魚や貝類がいなくなり、そこで魚業を生業としている地元の人達が、仕事や生活が出来なくなっているようでは良い国とは言えません。その地方の特有の郷土料理も皆が食べれなくなり、伝統のある郷土料理やその地方の伝統食が子孫に伝えれなくなるのでは有りませんか。日本の四季に基づく、各地の伝統食や郷土料理の伝承が不可能になってしまいます。日本人たる自覚と誇りを持って欲しいと思います。各都道府県も国家も生活に結びついている日本の伝統文化を重視すべきでは有りませんか。日本で取れたり、養殖出来る魚貝類の水産資源をもつと大切にすべきです。美しい日本を作ると言うことは、古来御先祖から継承されて来た日本の美しい自然と景観を皆で守り、恵まれた自然環境を日本の財産と考え、自然を破壊せずに保護して行くことが忘れられているのではないでしょうか。高度科学技術時代だからこそ、世界に類を見ない美しい自然環境と日本の国土を守るべきです。日本人は、今こそ自然から学び、自然を大切に守る必要が有ると思います。四季折々の生活習慣も日本の伝統文化に根付いたものです。日本の環境保護に力を入れないと、お金を出しても失われた自然は二度と取り戻せないのでは有りませんか。