『「日本を出てみろ」「『やってみなはれ』の精神だ」――。 龍谷大(京都市)の松谷徳八准教授(心理学)は、火曜夜に開く「喫茶みどり勉強会」で学生たちを挑発してきた。深草校舎に近い同じ名前の喫茶店が会場。毎回5~10人前後の学生が自分の関心事について発表し、社会人の卒業生から世の中の話を聴く。大学のゼミではなく、自主的に参加する集まりだ。 今夏、モンゴル人留学生が勉強会で母国でのホームステイを提案した。松谷さんは「現地で文化と歴史を感じてこい」「自分は両国のためになにができるか考えろ」と背中を押した。 学生10人が遊牧民のテントで3泊のホームステイを体験。広大な草原、馬や羊との暮らし、素朴で温かい人々。学生たちは帰国後に「もっとモンゴルを知ってもらおう」と相談し、今月2、3日の学園祭で、羊毛のアクセサリーやフェルトの靴を売ることにした。「羊毛製品で遊牧民のみなさんの現金収入を増やす」。そんな思いも抱いて、まずはやってみる。松谷さんが喫茶で勉強会を開いて20年以上がたつ。開催の理由は「学生の視野を広げたいから」。本を読まず、映画も見ず、旅もしないまま社会人になっても、「濃い人生は送れんぞ」と説き続けている。』 アサヒコム
サントリーの創始者鳥井信治郎氏の言われた名言「やってみなはれ!」です。「日本を出てみろ!」は、亡くなられた作家の小田実さんが、1958年にアメリカに留学し、北米、ヨーロッパ;中近東、インドをまわって帰国した。その旅の記録『何でも見てやろう』1961年出版は、世界を放浪する若者のバイブルになった。この本の書名「何でも見てやろう」の精神とも共通性が有ります。最近大學では、大麻や覚せい剤の使用が問題になり、性的不祥事事件も東西の大学で起こっています。はけ口が無いからとか言われますが、大學に入ってからの自分の目的や将来の進路、大學でなすべきことを見出せない大学生が、今の日本の大学で増えているからでは有りませんか。受験勉強一点張りの大學受験競争の弊害です。大學に合格してしまったら燃え尽きてしまい目的意識や将来の希望を見失ってしまっている学生も多いのではないでしょうか。大學を離れて、学生と先生が一緒に気楽に話合いながら、皆で考える事の出来る場所も必要な時代と思います。先生と学生と対話の場、「喫茶店緑の勉強会」の自主的な交流場で、松谷先生と学生、留学生や社会人の卒業生のコミニュケショーンが生まれ新しい発見や目標も生まれると思います。モンゴル留学生の提案のホームステイで、モンゴルの人達の伝統や習慣、実際の生活ぶりを知ることが出来ますし、いろいろと実体験も出来ると思います。日本を離れて見て、初めて日本の良さや今まで生活して来た日本の恵まれた環境も知ることが出来ると思います。モンゴルへ行き、モンゴルから日本を見直すと今まで見えなかったことも見えて来ると思います。゜本を読まない、映画も見ない、旅もしない」三無主義の学生を松谷先生は、大學から無くそうと考えられたのだと思います。国際化時代の日本です。島国根性を捨てて広い視野を持つことが、これからの若い人には大切です。日本は、アジアの一員です。大阪外国大學に在学中スペインにホームステイした時に、スペインの人に日本はアメリカしか見ず、ヨーロッパ諸国を見ていないとスペインの人に指摘されたそうです。今は故郷で高校の英語の先生をしておられますが、O先生の言われたことを思い出しました。アジア諸国の皆さんから見て、日本人は、どう思われているでしょうか。大學間の交換留学や日本に留学している留学生の国にホームステイさせて貰いお互いに国際交流を深める事が大切と思います。一つの文化交流と思います。アジア諸国から見た日本も自分の目で確かめられ、理解出来ると思います。
『高島市安曇川町田中、安曇小学校(奈良羊子校長、児童305人)の5日の学校給食に、無農薬栽培の大豆でつくった「たかしま天然わら納豆」が初めて全校児童に配られた。無農薬の稲わらで大豆をくるみ、わらについた納豆菌で発酵させた。納豆独特のにおいが消え、児童の評判は上々。市教育委員会は、今月中旬から市内の全小学校の給食に採り入れるという。 わら納豆を提供したのは、食の安全をめざし市内で農薬や化学肥料を使わない有機農法に取り組む「たかしま有機農法研究会」。昨年6月、「無農薬のわらで納豆を作れば安全で安心して食べられる納豆が作れるのでは」と、大豆部会を設置し、メンバー2人が約1ヘクタールの畑で栽培。収穫した大豆を京都府亀岡市の納豆製造会社に持ち込み試作したところ、ねばりが強く、独特のにおいも消え歯ごたえは上々だった。 大豆は「納豆小粒」と呼ばれる種類で、昨年11月中旬に約2トン収穫した。これを納豆の注文に応じて加工している。安曇小栄養職員で栄養士の佐合井治美(さごいはるみ)さんが評判を聞き、6月にカップ入りの納豆を給食に採り入れたところ、児童は「おいしい」を連発。そこで、本格的に「わら納豆」を採用することにした。 この日は、大豆を栽培した安曇川町の農業梅村元成さん(59)が教室を訪れ、わら納豆の栽培から加工までを説明。2年1組の児童たちは、担任の先生からわらでくるまれた納豆のほどき方を教えてもらい、それぞれ約20グラムずつほおばった。松本帆香(ほのか)さん(8)は「いやなにおいがなく、まろやかでおいしかった」とにっこり。 栄養士の佐合井さんは「児童の評判は良く、食の安全とおいしさ、栄養面、地産地消を考え定期的に採用していきたい」と話している。』
輸入食品の安全性もになりましたが。学校給食で、安全で安心して食べれる無農薬栽培の大豆でつくった「たかしま天然わら納豆」が初めて全校児童に給食の時間に配られ食べたのは、新しい試みと思います。わらを使って、発酵させた昔ながらの製法の納豆、子供達の健康維持にも良いと思います。これからは、学校給食を地産地消の食材や食品を生かし食育教育を実践して下さい。日本の伝統食品の納豆や地元でしか取れない食材や食品を学校給食にも取り入れて下さい。全国学力テストの県単位の順位も大切ですが。食は命であり、健康の源であるということを忘れてはなりません。健康で体力のある子供達が、忍耐力や持久力と気力を持ち合わせ十分学力発揮できる子供達に育つのではないでしょうか。納豆には、骨折する子供達が多くなっている今日、ビタミンK2が不足していると言われていますが、ビタミンK2を摂取しているとカルシウムが体内に取り込まれるのを促進します。納豆には、大豆にない多くのビタミンK2が含まれていますし、病原性大腸菌O-157などに対して抗菌作用もあると言われていますので、子供達に持ってこいの栄養食品です。昔は滋賀県の近江八幡市の農家では、戦前わらを使った自然発酵の自家製のわら納豆を農家で作っていたと亡き父から聞きました。無農薬栽培の大豆でつくった国産大豆の「たかしま天然わら納豆」で、高島町の町起こし、地域の活性化を是非図って下さい。
※『栄養一口コラム
- 納豆の栄養とその効果
- “夏バテには納豆がいい”、“納豆は冷え性に良い”
“ネバネバのあるものは体に良い”などなど・・・、
納豆といえば、健康食品の代表ともいえる存在です。
では、どうして納豆が夏バテに効いたり、冷え性に良かったりするんでしょうね~?
まず、納豆の栄養成分を豚肉と比較して見てみましょう。成分 納 豆 豚 肉 備 考 カロリー 200kcal 183kcal たんぱく質 16.5g 20.5g 脂 質 10.0g 10.2g ビタミンB1 0.07mg 0.9mg 0.8mg ビタミンB2 0.56mg 0.21mg 1.0mg ビタミンE 1.2mg 0.3mg 8mg ナイアシン 1.1mg 6.2mg 13mg パンテトン酸 3.60mg 0.84mg 5mg カルシウム 90mg 4mg 600mg 鉄 分 3.3mg 0.7mg 12mg 亜 鉛 1.9mg 2.0mg 9mg
*備考欄は30代女子の1日の摂取量です。
あえて、スタミナ回復の王様・『豚肉』と比較したのですが、
スタミナ回復の効果をもたらす、ビタミンB1は豚肉には劣りますが、
納豆パワーはビタミンB1だけではないのです!
脂肪の代謝を助けるビタミンB2、
糖質・資質、たんぱく質の代謝を助けるパンテトン酸は
豚肉より多く含まれており、摂取した糖質や脂質がエネルギーとして
有効に活用されるのを促進します。
また、納豆のたんぱく質には、アルギニンという
疲労回復に役立つアミノ酸が多く含まれているのにも注目です。
更に納豆には、日頃のハードワークや夏の暑さに疲れた内臓に
うれしいパワーを秘めていたのです。
それは“ネバネバ物質”!!
納豆のネバネバの正体は、ペプタイドというたんぱく質の一種と
フラクタンという多糖類に、納豆ムチンといわれる
アミノ酸がつながったものなのです。
これらが体内に入るとペプタイドとフラクタンはそれぞれ
エネルギー源として利用されます。
一方、納豆ムチンには胃壁を守り、消化吸収を助け、
アルコールの代謝を早める働きがあります。
この“ムチン”、オクラや山芋のネバネバ成分でもあります。
疲れた胃や肝臓に、ムチンがしっかりと働きかけてくれるわけです。
最近、大豆に含まれている大豆イソブラボンが女性に注目されています。
大豆イソブラホンとは、ポリフェノールの一種で、
構造が女性ホルモンのエストラゲンに似ていて
効用や作用もほとんどエストラゲンと同じ様に働くのだそうです。
イソブラホンは女性ホルモンの乱れから来る、冷え性や、肌荒れ
肩こり、更年期障害などに効果があるそうです。
大豆イソブラボンを50mg摂取すれば、女性ホルモンを
補うのに良いということです。
大豆イソブラボンを50mg取るのには、
納豆・・・・60g、豆腐・・・・100g が必要です。
他にも、冷えや生殖機能の維持に必要なビタミンE・亜鉛や、
女性には欠かせないカルシウムも多く含まれており
納豆は女性には、ありがた~い食べ物であるようです。
また納豆に含まれる、ナットウキナーゼという酵素には、
朝鮮人参に匹敵する強壮効果があるそうな!!
女性だけじゃなく、だんな様にも食べてもらわねば!?
まだまだ、紹介したい納豆の良さはたくさんあるのですが、
スタミナ回復と“大豆イソブラボン”に絞って紹介しました。
オクラと混ぜたり、薬味を入れたり、工夫次第で
もっと効果がアップするようです。
この夏、積極的に取りたい食品の一つですね!
参考サイト~POLA FOODS きれいになる栄養物知り辞典 』
http://www.polafoods.co.jp/kirei/index.html
参考文献~五訂食品成分表より引用
『 神戸市内で9月下旬、同市消防局が病院への救急搬送を見送った30代男性が119番通報の翌日に死亡していたことが同消防局への取材でわかった。男性は睡眠薬を多量に服用して意識障害に陥り、家族が1日で3回通報。このうち3回目の通報では、消防局は電話での聞き取りだけで緊急性はないと判断していた。 神戸市消防局によると、1回目の通報では救急隊員が男性宅に急行したが、呼吸と血圧、脈拍をみただけで、救急観察手順で定められた瞳孔確認などをせずに搬送しなかった。2回目は現場にいた警察官に状況を聴いただけで男性に接触せず、3回目は司令課員が家族の話しぶりなどから容体に変化はないと判断し、救急出動を指示しなかったという。通報の翌日、家族が男性の死亡に気づいた。 市消防局の救急対応を検証する「救急事後検証委員会」は、男性の容体を十分に確認しなかったことが判断の誤りにつながったと指摘。消防局は家族に謝罪するとともに、意識障害がある程度認められれば病院に搬送するよう各消防署に通知した。 市消防局救急救助課の宮谷忠治課長は「救急隊員は重篤な結果につながるとは予想していなかった。救命の機会を失ったことには責任を感じている」としている。 』アサヒコム2009年11月10日4時4分
男性は睡眠薬を多量に服用して意識障害に陥つているのなら、呼吸と血圧に異常が見られなくても病院に搬送はべきではないでしょうか。睡眠薬を多量に服用しているので、自宅で回復するのは無理と思います。救急隊員は、医者ではないのですから、経験豊かでも状況確認の判断の難しい場合もあると思います。救急患者の場合は、突然病態が急変することもあると思います。この30代男性すぐに病院に運べは、命が助かったかも分かりません。お年寄り救急要請の場合は、すぐに病院に運ばないと重篤な事態に陥る場合も有ると思います。一刻を争う救命救急です。救急隊員が駆けつけた時とより、救急車で搬送中、救急患者の病態が悪化する場合も有ると思います。早く病院に運び適切な処置を受け、早く回復すれば救急出動と救急搬送の責務を果たしたと言えるのではないでしょうか。命が助かり、思ったより救急患者の病態が軽ければそれはそれで良いのでは有りませんか。救急患者か、命に係わる状況には、絶対ならないとは限りません。地域住民の命を預かる大切な消防局の救命、救急出動です。救急患者の為に万全を期してこれから対処して下さい。心から御冥福をお祈り申し上げます。