教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

漁できぬ」浜悲鳴 エチゼンクラゲ 太平洋側に大量出現

2009年11月18日 15時07分15秒 | 社会・経済

『東北の太平洋側に出現した大量のエチゼンクラゲによる漁業被害が深刻化している。水揚げ量の落ち込みに加え、駆除の手間と時間に追われて漁業者は疲労困憊(こんぱい)。被害は過去最悪となる規模で、今シーズンの漁を打ち切る漁師も出てきた。被害の長期化も予想され、関係者は神経をとがらせている。 底引き網のカレイ漁をするいわき市の鈴木稔さん(57)は10月ごろから被害に気付いた。
 網に入ったクラゲの浮力で網が浮き、場所を変えても効果がなかった。鈴木さんは「漁を切り上げるしかない」と肩を落とす。10~11月の売り上げは半減で、300万円以上の損害が出た。 大量発生は、三陸海岸から宮城県金華山沖や福島県沖などの秋サケ漁の時期にぶつかった。クラゲは重みで漁網を破り、毒で魚の鮮度を落とす。一つの網に1万匹以上入ることもあるという。 八戸港の10月~11月中旬の水揚げ量は前年同期比36%減の503トン、金額は60%減の約1億4000万円。大船渡市漁協では昨年11月、1日で約8000匹揚がったサケが、今年は約3000匹にとどまる。 網にかかったクラゲを取り除く手間も漁業者泣かせだ。岩手県の田野畑村漁協は、2カ統の定置網にかかるクラゲを除くため1日3、4回、網を揚げる。担当者は「人力で取り除くしかなく、漁にならない」と嘆く。 日本海側でも被害の報告が相次ぐ。青森県深浦町の漁業西崎昭一さん(46)は例年、年明けの3月ごろまでサケ漁をするが、今季はクラゲが多く、10月末であきらめた。 漁2カ統の定置網にかかるクラゲを除くため1日3、4回、網を揚げる。担当者は「人力で取り除くしかなく、漁にならない」と嘆く。 をやめると数千万円の売り上げが見込めなくなるが、「重みで網が壊れると修理代に1000万円以上かかる」。
 山形県は10月末までに網が破れるなどした被害件数をまとめたところ、計約2000件に上った。「過去5年間で最悪のペース」(水産試験場)という。 同県は「冬型の気圧配置が強まり、季節風が強くなると、また流されてくる」と警戒。八戸市水産事務所は「一つの自治体で何とかできる話ではない」と国や県に対策を求めた。
<冷水入り南下/水産大学校(山口県下関市)の上野俊士郎教授(浮遊生物学)の話> エチゼンクラゲは海流とともに移動する。日本海から津軽海峡を通って太平洋に出た群れが静岡県沖辺りまで南下した例は聞いたことがない。暖流の黒潮が離岸し、沿岸に北からの冷水が入り込んだと推察している。太平洋側へさらにクラゲが移動し、漁業被害は年明け以降も続くと危惧(きぐ)される。
<前例ない早さ/クラゲの展示で知られる加茂水族館(鶴岡市)の村上龍男館長の話> 8月末にはエチゼンクラゲが津軽海峡に達しており、例がないほど早い。以前は10年に1回ほどの珍しい「お客さん」だった。大量発生の原因はよく分からないが、発生源である中国沿岸の環境が変わったのだろうと推測している。』最終更新:11月18日6時13分11月18日6時13分配信 河北新報

10月25日12時7分配信 毎日新聞

エチゼンクラゲ 日本海で大発生…3年ぶり 影響を懸念

『エチゼンクラゲが日本海で3年ぶりに大発生している。兵庫県香美町の約1キロ沖合では24日、オレンジ色などをした多数のエチゼンクラゲが海面近くを漂っているのが見つかった。11月6日に日本海の風物詩、マツバガニ漁が始まるため、関係者は影響を懸念している。  エチゼンクラゲは、大きいものは傘の直径1メートル以上、重さ150キロに達する。傘は乳白色だが、傘の下部は赤系などの色をしている。独立行政法人水産総合研究センターなどの資料によると、05~06年に大量出現。今年は6月に長崎県・対馬沖で群れを確認した。その後、日本海を北上し続けている。 兵庫県但馬水産事務所の中岸明彦・水産課長は「近年、エチゼンクラゲの群れを避けて出漁するなど対策も進んでいるが、漁への影響が心配だ」と話した。』

「エチゼンクラゲが日本海で3年ぶりに大発生している。兵庫県香美町の約1キロ沖合では24日、オレンジ色などをした多数のエチゼンクラゲが海面近くを漂っているのが見つかった。」と言われていたのが10月24日でもうかれこれ一ヶ月になるのです。何らエチゼンクラゲへの対策を取らなかった農林水産省も問題では有りませんか。ほつたらかしにされたのでは、漁業を生業とする人達の生活が成り立ちません。各都道府県と農林水産省の支援の下エチゼンクラゲ駆除対策を早急に立てるべきでは有りませんか。今シーズンの漁も出来なくなったら海に生きる人達の生活収入が断たれます。農林水産省は、専門家の協力により効果的なエチゼンクラゲの駆除方法を考え、実行すべきでは有りませんか。秋サケ漁の時期に網に鮭が入らずエチゼンクラゲが入っていたのでは何の為の漁か分かりません。この分ですとこれからまだまだ漁業被害が拡大すると思います。小さい漁船から定置網に掛かるエチゼンクラゲを取り上げるのも猟師さんの人力では限界が有ります。破れた定置網の修理にも多額の修理代が掛かり漁師さんの負担も大変です。もう既にエチゼンクラゲが日本海から津軽海峡を通って太平洋に出た群れが静岡県沖辺りまで南下しています。農林水産省は、大型船舶をチャーターして全国的なエチゼンクラゲの早急な駆除が必要では有りませんか。魚の水揚げ量が減り、師走の魚の卸売り価格上昇や日本の漁業資源の減少に繋がらない様に現地調査しこれ以上漁業被害が出ないように実効性ある対策を立てるべきではないでしょうか。漁業補償をすれば済む問題では無く、魚を昔から食料資源にしている日本に取っては大事な食料問題と思います。なぜエチゼンクラゲが大量発生したのか。地球環境破壊による海洋汚染と思われます。エチゼンクラゲの大量発生も地球環境汚染の副産物でしょうね。政府も日本周辺の海洋汚染の実態を早急に海洋調査をすべきではないでしょうか。毎年日本近海でエチゼンクラゲの漁業被害が出たらたまりません。

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子どもの自殺、08年は過去最多に 自殺白書

2009年11月18日 12時48分30秒 | 受験・学校

 『鳩山内閣は17日、「09年版自殺対策白書」を閣議決定した。08年中の自殺者は3万2249人で前年より844人減ったが、学生・生徒(小学生を含む)は99人増え、統計をとり始めた78年以降最多の972人となった。学生・生徒の自殺は03年以降、増加傾向にある。  前年比11.3%増で、サラリーマンなど職業別の集計の中で唯一、増加した。自殺の理由(1人あたり複数)が特定された中では、学業不振や進路の悩みなど学校問題が337人、うつ病など健康問題が284人、家庭問題が81人だった。  学生・生徒の自殺は全体に占める割合は大きくないものの、いじめを苦にした自殺や連鎖的な傾向が見られるなどの問題があると白書は指摘しており、子どもが悩みを打ち明けたいときに打ち明けられるシステムづくりが重要だとしている。』アサヒコム

学生・生徒の自殺は2003年以降、増加傾向にあるのが問題です。身近な所に悩みを打ち明ける相談相手がいないと中学生へのアンケート調査が出ています。教育現場の先生方が、生徒と話し合うことが大切なのではないでしょうか。対話のある明るい学校作りを目指すべきです。生徒と日常身近に接している学級担任が生徒の学業不振や進路の悩み、心の問題を話合うこと必要があるのではないでしょうか。先生も裃を脱いで、ざっくばらんに学校で生徒と話し合う、対話のある学校作りが大切なのではないでしょうか。ひどい鬱状態になる前に解決出来るのでは無いかと思います。教育現場の先生方に悩みを打ち明けて、話を聞いて貰えるだけでも気持は楽になると思います。もつと学校の先生が、教育現場で生徒の心の悩みに耳を傾けるべきではないでしょうか。教育現場の先生方自身も鬱病になり、休職したり、退職した先生が多いのが現状です。生徒の自殺を防ぐ為にも教育現場の先生方も心の病について学ばれる事も大事と思います。各教育委員会も精神科医や心理療法の専門医を招いて、心の病や心の健康問題についての学習会を開くべきではないかと思います。日常学校にスクール・カウンセラーがいなくても各先生方が、交代で生徒の悩みの相談に載れる相談室、カウンセリングルームを学校の中に設けるのも良い方法と思いますが。生活指導の担当の先生だけに生活指導を任せずに、各学級担任の先生や学級担任を持たない先生方とも協力して、学校全体で真剣にいじめ問題にも取り組まないといじめによる自殺は学校から無くなりませんし、生徒の代表の生徒会と協力して生徒と一緒にいじめ問題解決に努力する必要が有ると思います。いじめ問題は、教育現場の先生方の創意工夫と努力なしには解消しないと思います。大學においても、学生相談室で、大学生が気軽に誰でも利用出来るような明るいカウンセリング・ルーム作りと大學の心理学研究者の協力と医療機関との連携も大切と思います。

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