近所の仲良し三人組は おたがい 読書の好みがよく合うので
本の貸し借りを頻繁にしています。

先日は 和田竜「村上海賊の娘」文庫本全4冊 借りたので
読み始めました。
初めての作家さんです。
本屋大賞と吉川英治文学新人賞をダブル受賞した作品で
史実に基づく 壮大な歴史小説です。
舞台は戦国時代 瀬戸内海で活躍した海賊と 武将たちとの話。
名前が沢山でてきて だいたい一族は 名前の頭の一文字が同じだったり
するので 誰と誰がどう戦ったか 誰が親で子は誰か
記憶があやふやな私は さっさと読み進められず
海賊の娘 村上 景(むらかみ きょう)が登場して おもしろそう
と思っても やたら時間がかかっています。
孫のYが 「おばあちゃん その本 村上景が出てくるお話?」
と聞くので びっくりしました。
同級生の男の子が読んでいて 「お勧めの本」として みんなに
リーフレットで紹介していたらしい。
ふりがながないから 時間がかかったけど おもしろかったそうです。
昔は 漢字があまり読めない大人でも楽しめるように
たいてい ふりがながついていたので 子供でも かなり
背伸びした内容の本も読みましたけどね。
すごいわ 小学四年生ですよ。
そうそう ゆうべ Yと 一緒にお風呂に入ったとき 素敵な話を
してくれました。
Yの通う学校は 17人でひとクラス。
卒業まで みんな ずっと一緒です。
以下は Yのはなしです。
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私たちのクラスなあ 終業式の日に いつも 先生にお手紙書いて
渡すんよ。
二年生のとき 学校を出て初めて先生になった 若い女の先生だったん。
みんなで 一学期最後の日に がんばってる先生に それぞれ
手紙を書いて渡そうと 話し合って決めたんよ。
先生 喜んで泣いてくれて みんなも嬉しくて やったあ!って。
それからは 二学期も三学期も それから 三年生になっても
四年生になっても 続けとるよ。
卒業までずっと続けようって みんなで言うとるん。