森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

野生のドラマ 2

2007年03月02日 | 自然観察日記
 羽根が散乱する直ぐ脇の土の上に足跡が残っています。鮮明でないこともあってその主を特定できません。ここは30cmくらいの土手から下がった位置ですから、おそらく主がこっそり忍んで水際まで来たカモを襲ったのでしょう。
 そのとき、一時の衝撃が走りパニックが起こっただろう場ではあるけれど、今は何事も無く多くの水鳥が岸近くの水面を泳いでいます。そんな光景を見ているととても不思議な気分になります。食うもの食われるものの関係、仲間の悲劇をことさら引きずらないような生態系における自然の配慮があるのでしょうか。
 何事も気持ちを引きずる人の世との違いというか、むしろ私自身の心の持ちようなのでしょう、何かに引きづられている姿と対比してしまいました。
 

野生のドラマ 1

2007年03月02日 | 自然観察日記
 公園の池に水鳥の羽根が散乱していました。この場で野生のドラマがあったのだろうと感慨にふけってしまいました。これも命の宿命です。犠牲になったのはオナガガモでしょうか。