森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ツバキ しべ

2008年02月04日 | 自然観察日記
 立春です。といっても身近には春を告げるものは見当たりません。関東は大雪で日常生活が混乱している様子。降雪はほんのうっすらといった程度ですが、長い冬は続きます。冬の自然も見なければと思いながら、少し家に篭り気味で一応反省しています。でもなかなかその気にならないのは年のせいかな?
 ツバキは海岸沿いにヤブツバキがあって、内陸のユキツバキと生活域を違えています。降雪量の差ですみわけをしていると考えられますが、昨日のツルシキミ同様ユキツバキにはほふく性が強く出ているそうです。もちろん雪の重さに耐える能力でしょう。
 以外なのは、ユキツバキは寒さに弱いという話で、海岸端のヤブツバキのほうがよほど低温に絶えられるようです。雪は寒さを防ぐコートなんですね。
 写真はヤブツバキの園芸種のしべです。おしべの束の色がもっと黄色なのがユキツバキです。