森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

イヌシデの枝に残されたらせん跡

2008年03月15日 | 自然観察日記
 そのイヌシデの一番の大枝が地際から2mほどのところから横に張り出していて、らせん状の凹凸がくっきり残っています。イヌシデは本来、滑らかな肌なのですが、この枝だけはかなり異様です。
 過去にフジか何かのつる植物に巻き着かれた跡なのだと思います。巻きついた主はすでに枯死していますが、生き延びたイヌシデの大枝にかなり長かったであろう戦いの歴史が刻まれています。