森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

着生という生き方

2008年03月22日 | 自然観察日記
 熱帯雨林には沢山の着生植物があります。温帯に帰属する越後の山野にも多くはないですが着生という生活をする植物が住んでいます。すぐ思いつくのがヤシャビシャクというユキノシタ科の低木ですが、シダの仲間にポピュラーなものがいくつかあります。これは、イチョウの大木で見つけたオシャクジデンダというシダ植物です。
 とにかく水分条件が極めて厳しい環境ですから乾燥に強い仕組みを作り上げないと生きていけません。乾燥時は写真のように枯れた状態ににも見えますが、大丈夫雨が降ればすぐに復元します。でも、凄い能力ですね。