森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ツリフネソウは中秋の花

2008年09月23日 | 自然観察日記
少し湿った林や沢筋にツリフネソウの花が見事です。花の時期は比較的長くて先月から所々に見られましたが、なんといってもツリフネソウは中秋の花。十五夜の頃がいいのです。「釣船草」と書くそうですが、私は「船」というより色鮮やかな熱帯に住む「魚」を連想してしまいます。くるくると巻いた距を含めて独特の形が印象的ですね。長く見ていても飽きが来ません。
ホウセンカの仲間ということはご存知の方も多いと思います。従ってインパチェンスと同属なのですが、ツリフネソウはなぜか園芸種化されていないようですね。
久しぶりに訪れた弥彦神社の裏山の森です。