森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ノブキ

2008年09月27日 | 自然観察日記
 秋の野草にはアメリカセンダングサたイノコズチなど「引っ付き虫」が沢山ありますね。これもそのうちの一つでノブキといいます。でもあまりノブキに引っ付かれた経験は少ないのではないでしょうか。この植物に最初に出会ったのが、飯豊連邦の福島県側の登山口地蔵岳の下の一ノ戸川沿いの草むらです。ちょうどそこにナラタケが大発生していました。それを夢中で採取していて気がつくと、この「引っ付き虫」が衣服にいたという次第。その後、どこにでもあると知ってなんとなくがっかりしたものです。
 「蕗」という名がついていますが食用の対象には普通はしません。でも毒はないでしょうから灰汁をしっかり除けば何とかなるでしょう。しかし、私は食べたという話を聞いたことがありません。