森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ミョウガの心皮は3つ

2009年10月30日 | 自然観察日記
 反り返った赤い部分は心皮といいます。その三つが合着していたのが避けて反り返ったものですね。裏側がなんとも表現のしがたい赤い色で飾られています。白いものは果肉に相当するもの。昆虫か鳥を呼ぶような何かがあるのかと思ってはいますが、食べてみましたが味がしません。この白い果肉の中に黒い種子が覗いています。いろいろ観察すると一つの心皮に胚珠(種子ができるところ)が3つくらいありそうで、最大一つの果実には9個の種子ができる可能性があると思いました。しかし、実際には2~3個くらいのものがほとんどでした。