森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

クヌギのドングリの赤ちゃん

2011年05月13日 | 自然観察日記
クヌギの枝です。この枝に付く丸いのは、昨年受粉し結実したドングリの赤ちゃんで越冬したものです。これが今年成長し秋にドングリとして実るのです。なかなか気づきませんね。
ところで、昨年このクヌギの実を沢山拾ってポットに植え込み発芽させようと仕込みました。杉の林の中にそのままにして雪の下に置いて冬を越す予定でしたが、春先雪解けとともに出てきた鉢の様子に驚きました。100鉢くらいは作ったのですが、そのことごとくが掘り返されたような跡があって一粒も残っていません。リスかネズミに取られたのでしょうね。リスだとしたら自らが貯めたのならまだしも、ひとが貯めた物をもっていくのかしら・・・。ネズミはドングリ食べるのかなぁ・・・。うかつでした。

クヌギ 雌花

2011年05月13日 | 自然観察日記
葉腋のところに赤い小さなものが見えます。これが今年の雌花です。しかし、まだ開いていないようですね。受粉後、僅かに成長しそのまま休眠します。