森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

アカネズミ

2016年01月01日 | 自然観察日記
明けましておめでとうおめでとうございます。
平成28年が明けました。今年はよい年でありますようにと祈願しています。
自分のためにと始めたこのブログは何年たったでしょうか?もう十年はたったことは確かなのですが、サイトの移動などで失ってしまったものもあるのですが、これからも可能な限り続けていくつもりです。何より「森の案内人」と自称している以上眼力を落とさないことが至上命題で、それを継続するにはブログの作成が一番いいと自覚しているからですね。新たな調べもあります。嘘を発信してはいけないというそれなりの緊張感もあります。高齢になった私にとってボケを防止するうえでも最適な手法です。

それはともかく、今年は申年ですが、ネズミから始めることにします(ちなみに私は鼠年)。私にとって4つ足の動物や鳥の画像を撮れることは極めて希で、それが実現するというのは幸運そのものなのです。小松原湿原を目指すブナ林の中でアカネズミに遭遇。同行していた知人の物知りの方から教えていただいたのですが、山道を横切り枯葉に覆われた木の根の隙間に逃げ込んで、それでも奥には行かないで入口あたりでこちらの様子をうかがっているところを私もなんとか撮れた次第です。全国に生育するとのこと。高山帯まで生活し山地性の種のようですね。

クジャクチョウ

2016年01月01日 | 自然観察日記
鼠の次は蝶。クジャクチョウです。夏、小松原湿原にくるとかなりの確率で出会えるチョウで昨年も出てきてくれました。木道上に止まっては飛びまた止まるということを繰り返ししばしクジャクチョウと無言の交流。ここまで接近してカメラに収めることができたのも「信頼?」があったため。何とも綺麗なチョウですね。

ヒオドシチョウ

2016年01月01日 | 自然観察日記
クジャクチョウによく似た感じのヒオドシチョウです。こちらは大きな目玉模様がなくその違いは容易なのですが、色彩がクジャクチョウにとても似ています。この写真は湿原内で撮ったものではありませんがほぼ同じエリアで飛翔していると思われます。クジャクチョウと同じで花の蜜を吸いに花に来ることはほぼありません。樹液などを吸っています。また、いずれも成体で越冬し春飛び回る個体が産卵し羽化したものが夏に飛ぶという生活史を持つのだそうです。