イラクサ科の小さな多年草。沖縄に自生していて沢などの湿った岩上に見られるそうです。純是滅危惧種です。
あいにく開花している花がなく開花直前のものです。多くは雌雄異株の種だそうです。雄花序には長い柄があるという話ですのでこの株は雄株かも知れません。花は白く５数性をしているようです。
琉球列島の渓流に生息するというヒメタムラソウです。鉢植えですから自生地の生態を現しているとは思いませんが旺盛に生育している姿は感動もの。この種も貴重な種なのでしょうが環境省の指定はないようです。
ヒメタムラソウはキク科のタムラソウでなくシソ科のタムラソウです。新潟県内にはハルノタムラソう、ナツノタムラソウ、アキノタムラソウという種がありますが、この系統の南方系の種ということでしょう。