ハクサンコザクラ 2022年09月04日 | 自然観察日記 凹凸の少ない一枚岩のような地形をスラブと言いますが、雪が消えた谷の斜面がまさにスラブです。そんな場所にハクサンコザクラが花を咲かせていました。遠くの傾斜地にもポツンポツンと生育している様子です。
スラブに点在するハクサンコザクラ 2022年09月04日 | 自然観察日記 雪田植生という言葉があります。高山帯など雪消え後短時間で発芽成長し一年の生育を占めくくる植物が作る植生です。万年雪の縁がちょうどそういう環境に近く雪田植生を観る良い場所になります。
ハクサンコザクラの花 2022年09月04日 | 自然観察日記 高山帯の残雪が見られる辺りにいけばかなりの確率で出会える花です。ここは1000mになるかならないかという場所で、ハクサンコザクラが生育するにはかなりの低海抜の場所になります。万年雪が作り出す環境がそれを可能にしているという話になります。
ハクサンコザクラの葉 2022年09月04日 | 自然観察日記 ハクサンコザクラはしばしば大群落を作ることでも知られていますがここは生育するにはかなりぎりぎりの場所と思われますから大きな群落になることは難しいようです。