普通亜高山帯の針葉樹林帯に見られるオオバノヨツバムグラがありました。やや湿り気のある林床に見られました。草丈は20~30cmほどで高径草本の無いような場所に自生しています。花は晩春に見られるのが一般的ですがまだ花もあります。球状に見える分果ができてきています。
4枚が輪生するようについています。県内の分布は県境の脊梁山脈の1000m以上のところに生育していることが確認されていますが、ところどころ低海抜のところにも見られ、佐渡の外海府などは300ⅿほどのところにも自生していることが調べられています。
シダ植物ですがミヤマメシダの初々しい芽生えが雪消えしたばかりの場所に見られました。残雪の縁から10ⅿほどでしょうか、崖の大岩の隙間の土壌が形成されているような場所に生育しています。大急ぎで生育している姿です。