橡平の樹林は国有林で天然記念物に指定されています。しかし、密度や巨木はやや少ないかもしれませんが、サクラはこの近辺一体に点在しサクラの里にふさわしい状態になります。この中央にあるやや桃色がかったサクラはオオヤマザクラですね。
日本海側の低山では定番の花。名花です。花数が20くらいつくつわものもありますが、10数個が平均でしょうか。美しい花ですし、花色も白からピンクと変異もあって家に持ち帰りたい欲求が沸くのでしょう。盗掘が絶えません。しかし、この種は気難しいためよほどの技術がないと繁殖させられません。美しい花は山で見ることにしませんか。
いい花ですね。ルリソウという名前も気にっています。しかし、分類を専門にしている人の間ではなかなか曲者で、ヤマルリソウとエチゴルリソウをどう認識したらいいかなど結構論争の的なのだそうです。ムラサキ科の多年草。
ところが、このルリソウ群落は土砂崩れを起こした上にありました。というより、群落があった斜面が崩れたと考えたほうがいいようです。崩壊はこの冬ではなさそうです。今年は沢山花を付けていますが、あまりにも日当たりがよすぎます。彼らが好む環境ではない気がしますから、この群落はいつまでけいぞくするのでしょうか。早く次の子孫を作って、近辺の林の中に逃げ込んで欲しいものです。
キジムシロの仲間ですが、もっと山の中に成育しています。キジムシロなどに比べれば、あまり土砂の動くようなところは好まないようで、安定した半日陰で見かけます。
この写真は、過去に我が家につれてきた個体が繁茂し庭の一角を占めているものを写しました。キジムシロに比べどことなく品があり整った感じを持っています。
この写真は、過去に我が家につれてきた個体が繁茂し庭の一角を占めているものを写しました。キジムシロに比べどことなく品があり整った感じを持っています。
桜も峠を過ぎ、里山も一気に賑やかになりました。自然の摂理として毎年同じものが同じ時期に花を付けます。これはこれですばらしい事なのですが、ブログなどを作っていると、同じものの繰り返しになってしまい創作意欲を少々減退させます。わざわざ訪れてくれる方に興味を持っていただくにはどうすればいいか・・悩ましいところなのです。しかし、同じものでも、昨年と今年は感じ方が違いますからそれはそれで良しとします。
越後の里山は豪雪地帯で土砂崩れの危険性が極めて高い地域です。そういう環境で生きている植物にはそれなりの適応する能力を身に付けています。このエチゴキジムシロも崩壊しやすい斜面にへばりついていました。種子の散布能力、土砂に埋まっても再生する能力などなど・・頑張って生きています。
越後の里山は豪雪地帯で土砂崩れの危険性が極めて高い地域です。そういう環境で生きている植物にはそれなりの適応する能力を身に付けています。このエチゴキジムシロも崩壊しやすい斜面にへばりついていました。種子の散布能力、土砂に埋まっても再生する能力などなど・・頑張って生きています。