私が住む町(村?)は広々とした田の真ん中にある集落で神社を中心に結構高木が散在しています。里山からは1~2Kmは離れていますが、こんもりとした林をめがけて東山から鳥や獣がやってくるようです。
今回はオナガの群れが来ています。カラスの仲間ですがカラスに比べ習性はいいですね。泣き声がいまいちですが、青みがかった体に尾の長い姿はなかなかのものです。しかし、いい写真を取れないうちに飛び去ってしまいました。
今回はオナガの群れが来ています。カラスの仲間ですがカラスに比べ習性はいいですね。泣き声がいまいちですが、青みがかった体に尾の長い姿はなかなかのものです。しかし、いい写真を取れないうちに飛び去ってしまいました。
早春のツツジ3種のうちの一つです。長岡はまだサクラで盛り上がっている最中ですが、一足早く我が家ではツツジを楽しんでいます。福島県以南の深山の尾根沿いに自生している、ツツジとしては巨木になる種です。別名ちょうちんツツジなどともいいます。ピンク色が何ともいえない安らぎを与えてくれ、私の好きな一つです。
スゲの花がいっぱい咲いています。でも誰も気づいてくれない・・・・。ちょっと可愛そうな気がしますから、一つ私が紹介します。コシノホンモンジスゲと思いますが、細く長い葉が切り通しや斜面に垂れ下がっているのをよく見かけます。黄色のふさふさなのは雄花です。
スゲ属はなかなか曲者でしっかり理解できる人はそういません。難しい一群です。でも、一つ二つと自分のものにしていくと、接していた自然がより深く理解できます。世界が広がるという感じですね。
スゲ属はなかなか曲者でしっかり理解できる人はそういません。難しい一群です。でも、一つ二つと自分のものにしていくと、接していた自然がより深く理解できます。世界が広がるという感じですね。
日当たりのいいところにもう一種スミレを見つけました。マキノスミレといいます。植物学者だった牧野富太郎にちなんで命名されたスミレ。越後の里山の比較的乾いた半日陰のところによく見られます。葉の裏が紫色がかっているのも特徴ですね。
大きく括ればタチツボスミレ。越後に多いスミレです。この長い嘴(はし)にまつわる何か理由があるはずですが、残念ながら詳しいころは分かりません。口吻の長い昆虫がポリネーター(花粉媒体)をしているとうことでもない気がします。
先日、オウレン(セリバオウレン)を紹介しました。同じ仲間で突然変異株を見つけて育てています。花だけ見ていると全く別種で、同じ仲間だとは到底思えませんね。でも、葉は同じですからそれと分かります。この株、雄しべ雌しべが不十分ですから種はできません。多年草ですから株分けで増やすことが出来ます。
自然界では突然変異はそこそこ起きています。でも、変異した性質がほとんど野生生活に適応しませんから消えていくのが普通なのです。この個体もやがて消えていく運命だったのかもしれません。僕のところでどれくらい頑張ってくれるかですね。
自然界では突然変異はそこそこ起きています。でも、変異した性質がほとんど野生生活に適応しませんから消えていくのが普通なのです。この個体もやがて消えていく運命だったのかもしれません。僕のところでどれくらい頑張ってくれるかですね。
ヒュウガミズキにポリネーター(花粉運搬者)が集まっていました。ミツバチでしょうね。詳しい種の区別は出来ないのですが、数匹であちこちの花をあさっています。足に花粉団子をつけた個体もいます。この辺りには養蜂者がいるという話を聞きませんから、自然の個体群なんでしょうか。
キクザイイチゲとともに咲き出すはずのカタクリが今年は見られません。いろいろ考察すると、野ねずみに球根を食べられたようで我が家のカタクリの個体群は全滅したもよう。落胆しています。
カタクリを探しているときに思いがけないものを発見しました。ミチノクエンゴサクです。近くの里山には沢山ありますが、移植した覚えがありませんから何かに運ばれて我が家の片隅に息づいたようです。
カタクリを探しているときに思いがけないものを発見しました。ミチノクエンゴサクです。近くの里山には沢山ありますが、移植した覚えがありませんから何かに運ばれて我が家の片隅に息づいたようです。
水辺に多い樹木です。野山はまだまだ枯野ですが、目を凝らすといろいろな変化が見られます。ハンノキの雌花。地味な存在ですが、愛でてやりましょう。お化粧しているのでしょうか、かすかに紅を帯びています。雄花は尾状花序で長いひも状になります。