こちらはヤブデマリです。装飾花がありますから明白ですね。今、この花がとても目立ちます。個体数の少ないゴマギという似たものがあるのですが、これは葉をつぶすと独特の匂いがしますから、それで判断しても良いですね。ちなみに越後のヤブデマリは毛が少ないとかでケナシヤブデマリといいます。
越後の里山ではスイカズラ科の花が盛りです。ガマズミとヤブデマリの違いは明白で装飾花があるかないかで判断できます。これは装飾花がないからガマズミ。同じガマズミでも普通のガマズミとミヤマガマズミの違いは葉に毛があるかないかで判断できます。見た目分かりにくので触ってみると良いですね。
花の様子は「鳴子」に似ていますからナルコユリでもよさそうなものですが、「違いが分かる人」にとっては許されないこと?なのでしょう。昔根茎を食べてみた経験がありますが、調理の仕方に問題があったのか「おいしい」という印象がありません。
越後の里山の花は白い花が目立ちます。コブシ・タムシバから始まってカスミザクラからマルバオアダモ、ムシカリと亜高木・高木が白い花で繋ぎます。雪国のイメージにはそれなりに似合っているのでしょうか。
ところで、白い花と花粉の媒体である昆虫には何か関係があるのでしょうが、それを的確に指摘した考え方を教えてもらったり自分なりの考えはまだできません。
それとは反対に白い花の木の実のほうは色鮮やかなものが多いのは鳥を意識した適応でしょうか。
ところで、白い花と花粉の媒体である昆虫には何か関係があるのでしょうが、それを的確に指摘した考え方を教えてもらったり自分なりの考えはまだできません。
それとは反対に白い花の木の実のほうは色鮮やかなものが多いのは鳥を意識した適応でしょうか。
小さな花が続きます。日当たりのいい山道に点々と咲いていますが、気づく人があまりいませんね。これに気づくと何か得をしたような気分になります。可愛いといって持ち帰ってもこれは2年草で翌年にはもうそこには出現しません。山の花はそこで見るようにしましょう。