森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

クサイチゴ

2009年05月09日 | 自然観察日記
 モミジイチゴの藪の脇に一際目立つ木苺の花がありました。クサイチゴです。クサといっても実は木本に分類されています。赤い実は甘く食べられますが、モミジイチゴのほうがずっと上ですね。

ガマズミとヤブデマリ 2 ケナシヤブデマリ

2009年05月08日 | 自然観察日記
 こちらはヤブデマリです。装飾花がありますから明白ですね。今、この花がとても目立ちます。個体数の少ないゴマギという似たものがあるのですが、これは葉をつぶすと独特の匂いがしますから、それで判断しても良いですね。ちなみに越後のヤブデマリは毛が少ないとかでケナシヤブデマリといいます。

ガマズミとヤブデマリ 1 ミヤマガマズミ

2009年05月08日 | 自然観察日記
 越後の里山ではスイカズラ科の花が盛りです。ガマズミとヤブデマリの違いは明白で装飾花があるかないかで判断できます。これは装飾花がないからガマズミ。同じガマズミでも普通のガマズミとミヤマガマズミの違いは葉に毛があるかないかで判断できます。見た目分かりにくので触ってみると良いですね。

アマドコロ 2

2009年05月07日 | 自然観察日記
 花の様子は「鳴子」に似ていますからナルコユリでもよさそうなものですが、「違いが分かる人」にとっては許されないこと?なのでしょう。昔根茎を食べてみた経験がありますが、調理の仕方に問題があったのか「おいしい」という印象がありません。

アマドコロ 1

2009年05月07日 | 自然観察日記
 ナルコユリによく間違えられるものですが、一応別物です。「角どころ」「丸こゆり」と思えるといいのだそうです。茎が角ばっているか丸いかの差ですね。

ヒメコウゾ 2

2009年05月06日 | 自然観察日記
 これがヒメコウゾの花で先に着くいがぐり上のものが雌花で元に付く丸い塊が雄花です。赤く実が熟し食べられるます。クワの実に似ていますね。ちょうどこの時期咲き始めていますから観察には良いですよ。

ヒメコウゾ 1

2009年05月06日 | 自然観察日記
 クワの木によく似た木が里山に点在していて、先日この木は何かを問われました。ヒメコウゾという野生種でこれを改良したコウゾを和紙の原料にすることまどを話をして納得していただきました。

アズキナシ 2

2009年05月05日 | 自然観察日記
 このアズキナシも花は白く、実は赤い仲間です。結構巨木になっていて下から見上げてもその花が分からない場合が多いですね。梨といっても食用の梨とは無関係です。

アズキナシ 1

2009年05月05日 | 自然観察日記
 越後の里山の花は白い花が目立ちます。コブシ・タムシバから始まってカスミザクラからマルバオアダモ、ムシカリと亜高木・高木が白い花で繋ぎます。雪国のイメージにはそれなりに似合っているのでしょうか。
 ところで、白い花と花粉の媒体である昆虫には何か関係があるのでしょうが、それを的確に指摘した考え方を教えてもらったり自分なりの考えはまだできません。
それとは反対に白い花の木の実のほうは色鮮やかなものが多いのは鳥を意識した適応でしょうか。 

フデリンドウ

2009年05月04日 | 自然観察日記
 小さな花が続きます。日当たりのいい山道に点々と咲いていますが、気づく人があまりいませんね。これに気づくと何か得をしたような気分になります。可愛いといって持ち帰ってもこれは2年草で翌年にはもうそこには出現しません。山の花はそこで見るようにしましょう。

山間の花 1 ニリンソウ

2009年05月03日 | 自然観察日記
歌の題材にもなるニリンソウです。山菜としても利用されますが、トリカブトが混生することがあってそれを一緒に食べて事故が起こった例がありますね。食べるより見る花にしたいものです。