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■Welcome To The Jungle/Guns N' Roses
From「ダーティハリー5/The Dead Pool」(1988年・アメリカ)
監督=バディ・ヴァン・ホーン
主演=クリント・イーストウッド エヴァン・C・キム リーアム・ニースン パトリシア・クラークソン
「ダーティ・ハリー」といえば70年代から続くクリント・イーストウッド主演ポリス・アクションの名シリーズ。しかぁし、回を重ねる毎に作品的にもパワーダウン。80年代に製作された「4」は、やたらバイオレンスアクションくさいものだった。「5」では映画の撮影現場で事件が起こるってのが、ちと楽しい。またハリーとコンビを組むのが中国系というところも現代的で面白いじゃないか。
MTVの撮影現場で殺人事件が発生。合わせて殺人予告の賭け事"Dead Pool"の存在が判明し、ハリーの名もそこに。"Dead Pool"に関係したとして疑惑をもたれる映画監督役は、ジェダイ・マスターのクワイ・ガン・ジンことリーアム・ニースン。おどろどろしいデザインのジャンパーを着て、髪を結んで、ハリーに悪態をつく姿は後に多くなった善人役からはほど遠い。今観るには価値があるかも。Dead Poolのメモには”何とかキャメロン”という文字も見える。これってもしやオスカー監督の?。ただやはりお年を召したハリー・キャラハンは昔のようなマグナム左右衛門ではなく、人間ドラマがお話の中心なんだなぁ。それはやはり残念。
「ダーティ・ハリー」シリーズにはチャートを賑わすようなヒット曲が使われることは今までなかったが、この Welcome To The Jungle は例外中の例外。曲は始まってすぐMTV撮影場面で使われる。曲をバックに口パクやってるロック歌手役が今をときめくジム・キャリー!(クレジットはジェームズ・キャリーとなっている)。彼が最初の犠牲者となるのだ。またスラッシュやアクセルらガンズのメンバーも葬式の場面で顔を出す。映画撮影シーンでスラッシュのシルクハットを観た気がするのだが、どうでしょ?。思えばガンズって、シンセばかりが鳴り響き、ギターは脇でカッティングして、ベースはチョッパー流行りの80年代を、最後の最後に打ち壊してくれたバンドだったよな。あの破壊力は今聴いても色あせることはない。
Guns N' Roses - Welcome To The Jungle
※Guns N' Roses の歌が流れる主な映画
1988年・「ダーティーハリー5」 = Welcome To The Jungle
1990年・「デイズ・オブ・サンダー」 = Kockin' On Heaven's Door
1991年・「ターミネーター2」 = You Could Be Mine
1994年・「インタビュー・ウィズ・バンパイア」 = Sympathy For The Devil
1997年・「ポイント・ブランク」 = Live And Let Die
1998年・「待ちきれなくて・・・」 = Paradise City
1999年・「エンド・オブ・デイズ」
1999年・「ビッグ・ダディ」 = Sweet Child O'Mine