山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

国道を枯葉が踊る

2018-12-09 20:17:31 | 路上観察

 国道を歩いていたら突然突風の遠吠えが近づいてきた。すると風が枯葉を一緒に連れてきてカサカサと音を奏でたのだった。一瞬のことだったので立ち止まり渦巻く一陣の瞬間をレンズに捕らえようとするが間に合わない。

      

 枯葉の多くは沿道沿いの桜の落葉のようだった。風と落葉のコラボはワルツを踊りながら人通り、いや車通りの少ない国道をチャンスに舞台にしたのだった。

      

 道端に死んだように落ちていた落ち葉があっという間に息を吹き返して命を取り戻したかのようだ。この一陣のダンスは数十秒のゲリラチックな瞬間だった。そしていつもの山里の静寂を置いていったのだった。

 

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天浜線宝くじ号発見

2018-12-08 20:04:56 | 路上観察

 天浜線(天竜浜名湖線)の踏切で電車を待っていたら、「TH9200型式」の一両車がやってきた。「TH」とは天竜浜名湖という頭文字をとったということだろうか。数字の「92」は宝くじ助成を得たことから「くじ」をあてたというわけで「宝くじ号」というわけだ。その文字が車体からしっかり確認できる。

 

 車体デザインは一般公募から採用したのでなかなかカラフルで田園風景とマッチする。カラーは太陽(橙)と茶畑または風(ライトグリーン)と浜名湖(青)を表しているのかもしれない。あわててカメラを準備して間に合ったのでホッとする。乗客はあまり乗っていないのが残念だが、黒字路線であることを切に願う。

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国道に「光の輪」が降臨?

2018-11-30 20:51:44 | 路上観察

 国道を車で走っていたら突然路上に光の輪が降臨した。びっくりして車を止めて狭い中山間地の国道に何があったのかを確かめる。「光の輪」といえば、オーム真理教から脱退した「アーレフ」のメンバーがさらに脱退して結成した団体だ。公安調査庁はオーム真理教上祐派とみている。

  

 よく見ると路上の光の輪はカーブミラーが起こしたことがすぐにわかった。それにしても見事なものだ。こうした現象は偶然が重なって短時間で起きるので、たびたび目撃できる現象ではない。こんな出来事も中山間地ならではの太陽の遊び心なのかもしれない。

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感心するやら腕組みするやら

2018-10-16 20:42:20 | 路上観察

 先日、清掃事業所の煙突解体工事の近くを歩いた。けっこうな高さで作業をしていると思うと頭が下がる。あまりに高いので作業員の姿は確認できなかった。クレーンはどんどん進化しているようで橋げたや鉄橋なども運搬するツワモノもある。

           

 煙突のてっぺんと下のクレーンを操作している作業員とはどこで確認作業しているのだろうか。近所には民家も密集しているので失敗すると大事故になりかねない。工事中のごみ処理はどうしているのだろうかと心配にもなる。

    

 ときどき見かける歩道の雑草。これでは歩行者は通れないが、ふだん歩行者はほとんどいないのでゴミも捨てられている。汚いとますますゴミも増え、歩行する楽しみもなくなるし、関心も向かなくなる。近くに民家が少ないのも致命的だ。

           

 歩道橋の落書きも感動はない。むしろ、網の塀を乗り越えたのか命がけでへばりついて描いたのだろうか。すぐ下は流通量の多い道路だ。どうせならしっかり快適な「絵画」をゲリラチックに描いてもらおう。最近のトンネル壁画はなかなか素敵なものが少なくない。

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ツル植物はあなどれない

2018-03-03 20:33:11 | 路上観察

 道路から川を覗いてみたら、フジヅルだろうか、木の上から川面を突き破ってるではないか! 魚を釣っているのだろうか、川から子孫を伸ばそうというのだろうか、夏の暑さを逃れるのではない、今は冬なのだ。あえて寒さを体感する修行を決意したのだろうか、崖下なのでまだインタビューはできないでいる。

 

      

 街中の道路を歩いていたら、アルミの塀の格子を曲げてしまったツル植物を発見。しっかり巻き付いているので半分は飲み込まれてしまったようだ。これも藤の仲間に見えるが、かねがねツル植物のしたたかさに驚異を抱いていることに変わりはない。

 

       

 

          

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生命線のバス路線

2018-02-28 19:14:53 | 路上観察

 近所のお婆ちゃんとバス停近くでよもやま話をしていたら「春野ふれあいタクシー」が迎えに来た。鉄道も駅もない交通手段がない過疎地では、バスは生命線だ。それなのに、公共のバスも民間のバスもなくなってしまった。そこで、浜松市が遠鉄タクシーに委託したのがこの「春野ふれあいタクシー」だ。

 町内には9路線あり、午前中に「定時定路」に運行し、午後は事前予約制となっている。運賃は距離によるが、300円~500円。近所のお婆さんは福祉センターに行くのを楽しみにしているようだ。仲間がけっこう乗車していた。

 

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年度末だからなの電柱工事?

2018-02-23 21:54:46 | 路上観察

 年度末になると道路工事の風景をよく見ることがある。最近は電柱の工事が多くあり、そのため路上で車の一時停止を求められることが少なくない。昔は作業員が電柱を直接登って工事することが多かったが、今は「高所作業車」を使っていることがほとんどで、なかなかかっこいい。

 

                       

         

 それが最近、わが家のすぐそばで行われた。近隣の人が電圧をあげたせいかもしれない。電柱のトランスを新しいものに変えたようだ。赤と青のコードが見える。

 欧米では電柱の地中化が普通に行われている。それは地域計画の哲学が明確だからだ。目先に追われる日本の「まちづくり」の雑多さは景観を貧しいものにしている。自然環境でさえも利益優先の杉・檜だけの山にしてしまっている。予算をどこに使うか、そこにロマンと希望が込められているのか、つい冷めた目でみてしまう。        

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「トマソン階段」発見!

2018-02-16 19:43:08 | 路上観察

 街中を歩いていたら久しぶりに「超芸術トマソン階段」を発見。この階段の行き先はどこにあるのだろうか。植木を見るためとはとても思えない。ちなみに、「トマソン」とは、大リーグから読売ジャイアンツに移籍して4番打者だったトマソン選手。しかし、三振ばかりだった。それをヒントに赤瀬川源平がネーミングしたもの。

 

                    

 竹藪の坂を抜けた広場にレトロな消火栓がポツリと立っていた。とても現役とは思えない。鎖も蓋も欠落しているが、黄色いペンキを塗ってくれた気持ちが、それだけでじつに優しい気持ちになる。

   

 この赤い消火栓は、ネットでやや似たものを調べたもので、熊本県天草の御所浦の消火栓で、どうやら現役のように見える。黄色い消火栓のほぼ原形がこれに近かったんだ。いつ頃のモノかを知りたいものだ。

 

            

 路上ではなかったが、駅のホームで「鳩のフンにご注意ください」の張り紙がついているコーンがあった。麗しのお嬢さんスマホを見ないで上を見てね。

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下りの高速道路で

2017-08-28 21:38:16 | 路上観察

 富士・富士宮あたりの高速道路の楽しみは、富士山の雄姿を観ることができることだ。

 残念ながら天気がいま一つだったのでくっきりとはいかなかったが、空中浮遊するかのようにポーズをとってくれるので、いつでも絵になる。

 

                         

 「上り」のときは渋滞に巻き込まれたのでゆっくり乗用車のロゴマークをなんとか見られたが、「下り」は順調なスピードだったので、ロゴマークの確認は一瞬のことだっただ。

                   それでも、「上り」は確認できなかった「スバル」が「下り」ではけっこう観られた。スバルの6星は、合併した時の会社を表すという。ドイツのアウディの4社(4輪)と経過が似ている。

 「フォード」「ランドローバー」は1台見たものの、高級外車らしき乗用車はスピードが速すぎて見逃してしまうことがあった。

 

               

 「トヨタ」の乗用車は相変わらず7割ほどの走行を占めていたが、「ホンダ」がそれに次ぐ台数だったように思われた。

 これらを統計にしていけば面白い結果が得られると確信する走行だった。

 自動車おたくにはたまらない走行だが、車種がわかればもっと多面的な傾向があふれてくるにちがいない。

 

 

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東京でスカイツリーを見ただ!

2017-08-26 21:36:40 | 路上観察

 数十年ぶりに東京の下町に行く。

 乗り換えの駅「錦糸町」を降りてみたら、「スカイツリー」が見えた。

 

   

 現場前から距離があったせいか、スカイツリーを見たり、写真を撮っている人は一人もいない。

 スカイツリーに興味があったわけではないが、滅多に来れないので恥を捨ててカメラを向ける。

 

                     

 地上160階、634mのタワーは世界一の高さをめざしていたが、ドバイの「ハリファタワー」が828mのため、世界第2位となる。

 

                    

 タワーに少し近づいてみたが、なにせ途中下車だったし時間もないのでアタックは断念する。

 2012年に完成というからもう5年前になる。

 日本の多くの駅前の商店街をはじめとする都市の景観は乱雑きわまりない。

 都市計画や景観の思想デザインが欠落している。

 

 

 その意味では、スカイツリーが見える都会として整備している努力の跡が確認できた。

 強烈な動機がないと東京の景観を変えていくのは難しいが、文化と歴史を育てる視座を貫徹する覚悟が行政や地元にほしいものだ。

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