山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

岸田博士のキシダグモの「婚姻贈呈」

2019-04-11 21:19:38 | 生き物
 畑で石拾いをしていたところ、体が1cmほどの蜘蛛が逃げていった。軍手を外して急いでカメラのシャッターを切る。図鑑を見ても同じものがなかなか見当たらない。ネットで調べたら、どうやら「アズマキシダグモ」(キシダグモ科)らしい。というのも、体の模様も色も変異が多いという。そのため、図鑑に載っている写真には出ていない可能性もあるわけだ。
 アズマキシダグモには、基本型、キスジ型、マダラ型に分けられ、白灰色の模様は「基本型」のようだ。

   
 そのすぐそばに、「キスジ型」のアズマキシダグモもやってきたが、とても同じ蜘蛛には見えなかった。名前の由来は、蜘蛛学の創始者の岸田久吉氏にちなむそうだ。オスは獲物の昆虫を咥えてメスに差し出し、メスが餌を食べている間に交尾をしてしまう。それは「婚姻贈呈」という儀式だそうで、その行為は蜘蛛の中ではアズマキシダグモだけと言われている。
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