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港が見える丘界隈の横浜をひょっこり歩いてみる。公園には保育園や幼稚園の子どもたちの絶好の場となっていた。おらはそこから一歩外を出て、いつものマンホール探しを始める。やはり、最初に出会ったのは横浜を代表するベイブリッジを刻んだマンホールだった。yokohamaの横文字と4羽のカモメかウミネコかわからないが海鳥が描かれている。雨水用か汚水との合流型か明記されていなかったが、12個の穴が開いていた。同じデザインでもその穴の個数が違うのもあるらしい。外側の受枠には■模様が散りばめられていた。
その近くに、汚水と雨水とが並んでいるマンホールがあった。地の模様はシンプルな菱型だが、その線が太いのと細いのとが交互に構成されていた。これは滑り止めを考慮したのだろうか。地紋が同じなので汚水と雨水とがわかりにくい。
中央の「W」は、waterだろうか。外国人にはちょっぴり優しいかも。
空気弁は水道管内に入った空気を抜く弁。空気が管内にあると流れが悪くなるなどを防ぐために設置され、空気がたまりやすい周辺より高い所や橋に設置されているという。なるほど、ここは高台だ。
下水道の汚水が明示されているが、字が小さくて読みにくい。円心状で、外周の受枠は四角だが長方形であるのが珍しい。中央の三本の線に囲まれて下水と表示されているが、この三本線の意味がわからない。どうも市の水道局マークらしいが、川をイメージしているようだ。しかし川と言っても少なくても5本の水源地から導入している。浄水場は三つあるが説得力にやや欠ける。「水」という漢字を草書でかくと三本になるのかもと類推もしたが、もう過去のかなたのものとなったのか。マンホール収集家は集めることしか眼中にないのかその理由を明らかにしてほしいものだ。
地紋が二重の亀甲模様になっているが、よくみると、外側の亀甲は「Y」の字からなっているのがなかなかすごい。外側の受枠は■型で散らしている。穴が10個あり、雨水型かとは思うが、合流型かもしれない。
歩道には周りと違った木目調のレンガが使用されていた。その違いをあえてやってみる余裕がいいね。中央のカバの「だいちゃん」は市の環境創造局のイメージキャラクター。やっと、青のカラーを使ったマンホールに出会った。観光地なので今はやりのカラーマンホールが多いのかなと思っていたが意外だった。
この山手地区は、一八五九年に横浜港が開港したことからはじまる。生麦事件からイギリスとフランスの駐屯兵約千人が占拠し、当時の山手居留地には、日本人が住居を構えることはできなかった。たしかに異国情緒のある、そんな歴史が漂う界隈だった。