裏山の階段づくりをしていたら、リュウノヒゲが周りにいっぱい生えているのがわかった。悪く言えば、作業の邪魔な所に生えているというわけだ。そこで、それを邪険にしないで移植して生かそうというのがわが方針なのだ。しかし、繁茂しすぎているメタボなものやひょろっとした株のか弱いものもある。
メタボな株は硬すぎてとても株分けは困難だった。今まで株分けで硬くて難しかったときはナタを置いてハンマーで叩きるやり方で分割するのが有効なのだと経験的にわかった。教科書には載っていない裏のやり方だ。失敗もいく株か出てくるがこれがそれでもいちばん確実な方法だった。
株分けした苗をバタフライガーデンの外縁に植える。時期としては一番最悪の極寒の季節だ。これも教科書はすすめない。確かに霜の被害が予想される。しかし、そんな余裕がないオイラとしては、今やらないとチャンスが遠くなってしまうので決行することにした。移植した当日は水はやらない。翌日の日中には水をやるが夕方には水はやらない。
というのも、以前雑草で手を焼いていた箇所にリュウノヒゲを移植したら数年後には成功した経験値があったからだ。これが定植すると雑草がある程度抑えられるというわけだ。外縁をコセンダングサやススキ等に代わるリュウノヒゲ群落を育てていきたい。
ちなみに、ジャノヒゲとリュウノヒゲとは違うらしい。ネットでも混乱している。リュウノヒゲのほうが葉が長いイメージがあるが、じつはジャノヒゲのほうの葉が長くて幅広い。両方ともわが地に野生化している。花や実は隠れてしまうのでいつも確認を忘れる。この機会にしっかり花や実を確認していきたいものだ。