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わが大地で自由奔放に野生化していたハトムギ・エビスグサ・エゴマのご三家の収穫が終わり、いよいよ食べたり飲んだりの段階にやっと到達した。今年度はハトムギ4個・エゴマ3個・エビスグサ2個の合計9個となった。ハトムギは先行して種そのものを粉にしてハトムギ茶として飲み始めている。殻なども一緒に混じっているが市販のハトムギ茶と味はあまり変わらない気がする。今回はエゴマのパウダーを作ってみる。
エゴマ油は一本2000円以上もする高級品だ。油を搾るのは失敗しているので、それは諦めて丸ごとパウダーを作ってみることにした。粒が小さいのでどうしてもカスが紛れてしまうが味に影響するかどうか、油分との兼ね合いや油の酸化具合が心配ではあった。市販のパウダーは油の搾りかすで製品化している。
岩谷の「ミルサー」で種を粉状にする。案の定、油分がダマ状になってしまう。そうそう、ミルサーにかける前に焙煎を忘れる。これは味に重大な欠陥があることが予想される。とりあえず、大匙5~6杯分をミルサーの力を借りてみる。
スクランブルエッグもどきの卵料理にオラのエゴマパウダーを混ぜ込む。塩・胡椒・チーズ・ルッコラ・バターなどをブレンドする。エゴマの量が少なかったか、チーズが邪魔したか、やはり焙煎していなかったせいか、今回はエゴマの味は充分生かせなかった。
それはともかく、エゴマは別名「ジュウネン」と言われるほど、食べれば十年も長生きできるという健康食材だ。失敗しても食べられるだけでも感謝しなければならない。なにしろ、畑を邪魔してしまう問題児にもなっているからね。それを食べるなんて、イノシシやシカのジビエみたいなもんだ。次回はどういうレシピで展開するか、試行錯誤が始まった。