「虫愛でる姫」ではないのに、またまた和宮様が虫を発見。それはなんと、ブルーベリーに群がるミノムシだった。100匹近くはいただろうか、樹の半分は葉が無くなっていた。毎日のように水やりをやっているはずなのに、オイラは全く気づかなかった。
すぐさま駆除しないとブルーベリーの命が危ない。というわけで、ぐーたら当局は珍しくその場で駆除を開始した。ミノムシと言えば、従来は大きい「オオミノガ」が普通だった。しかし近年、中国から来た「オオミノガヤドリバエ」が寄生したため絶滅危惧種になってしまったという。したがって、今ではミノムシと言えば、小振りの「チャミノガ」になってしまったようだ。
(図は徳島県立博物館から)
畑の周りには、茶樹や梅などの木があるのでこれから注意してみなければならない。幾本か枯れてしまったブルーベリーの原因はこれだったかもしれない。いっぽう、パラサイトのヤドリバエはミノムシを退治するための生物兵器もどきだったらしい。したがって、むかしよく見た、日本原産でもある「オオミノガ」を発見したら「よくぞ生きていてくれた」と歓迎のエールを送ることにしよう。ちなみに、その糸はジョロウグモの糸より強く、生物界最強の強度を持つ糸でもあったのだ。