
掛川に向かう途中の森町で祭り屋台に出くわす。
かなりの台数なので時間がかかりそうなので、車から降りて遠くの屋台をとらえる。
森町のまつりはこの界隈では豪快で絢爛なことで有名だ。
その屋台は「御所車型」という二輪車で走行するが、車輪が漆塗りの高貴なものもある。
屋台の屋上には対の山車人形が乗っている。
屋台の彫り物は富山県の有名な井波彫刻だそうだが、近くで見られないのが残念。
森町には14台の屋台があるという。往年の地域の経済的底力が発揮されている。
山車人形は歴史上の人物が登場するが、残念ながら権力者や卑近な有名人が多いのがいつも悲しい。
ほんとうは百姓に貢献した人物を乗せるべきだとかねがね思う。
橋を渡って神社へ向かっていたが坂になっていたので、若手が力を合わせてけん引している姿が素晴らしい。が、若手の担い手はどこも確保に苦労しているのは変りない。
この人形は「一寸法師」らしいが、女性が誰かがわからない。
小京都と言われる森町の旺盛なエネルギーが山里にみなぎる。
浜松市に吸収されないで独自路線を選択した森町のルーツがここにある気がする。