先月、近所の人からマムシの姿焼のナマをいただいた。その場ですぐ七輪で火をおこし、収穫しておいたニンニクと一緒に焼いてみる。マムシをよく見ると、毒のある頭部は除去され、内臓も骨も皮も取られていた。
乾燥していたのか肉が少ない。串の細竹が風流だ。これはきっと煎餅みたいな味だろうと予感する。若いころ、アオダイショウの素揚げを食べたことがあるが、骨が多くて食べるところが少ない。味は甘味が無くなったガムのような味がしたのを想いだす。
マムシは初めてなのでつい焼き過ぎてしまったようで、焦がしてしまった。もったいない。パリパリ煎餅のようにいただいた。魚の皮を焼いて食べたような味だった。さすが地元の人の「わざ」に恐れ入る。蛇とはどうも仲良くできない。このところ、茂みで小さな黒い蛇に出会うことがあった。