
和宮様が持ってきたソーセージをうやうやしくいただく。魚肉ソーセージと言えば、スケトウダラなどの白身魚のイメージがあるが、アジやマグロのソーセージとは珍しい。生産・販売している愛媛の西南開発KKによれば、昭和26年に日本で初めて魚肉ソーセージを開発販売したという。しかし、製法等の規制があり一時生産をストップしていた。
昔の味が忘れられないとの要望で、2008年から復刻生産を始める。アジソーセージはいかにもアジらしさの味が素朴だった。マグロソーセージはマイルドな味で、マグロの自己主張が出ていた。このほかにも、柚とか青のりのソーセージもあるらしい。ふつうの魚肉ソーセージは魚味を消そうとしている感じがあるが、このアジ・マグロソーセージは魚それぞれの味を大切にしている。しかも、保存料・発色剤・卵白は無使用とはありがたい。ごちそうさま。