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山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

春は黄色から始まる

2010-03-11 01:30:27 | 農作業・野菜
 寒さと日陰で息絶え絶えだった「ナバナ」が、なんとか冬を乗り切ってくれました。
 ゴマ粒ほどだった種がこんなに大きくなるなんて、いのちのエネルギーってスゴイですね。
 3月に入ってから急に花が咲き始めたので、寒冷紗をはずしてあわてて収穫となりました。相変わらず、後手後手です。
 とりあえず、ラーメンに入れて春の食感を楽しみました。
 春は、黄色の花から始まり、紫・白へと移ろうように思います。

 和宮は季節の変わり目はいつも体調が悪いので神奈川に待機し、またしばらく武兵衛の単身赴任が続きそうです。
 三度目の収穫のフキノトウときょうのナバナ・ミツバを宅急便で送ることにしました。
 
 
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挫折の底から

2010-03-10 00:18:20 | ポエム
 挫折の底にいたときのこと、太鼓のリズムが「丹田」から沁みてきました。
 劇団「たまっこ座」の公演のときでした。
 湧いてきた詩が 尖っていた心肺を 静かにぬぐってくれました。


      音叉

  きみのまっすぐな瞳は 丹後の黒豆の輝きで
  きみのあごひげは 明治天皇の「御真影」もどきで
  きみのからだは 軽快なコロポックル人で
  きみのまっすぐな瞳は 人生のかなたを捕捉している 

  その小さな魂は
  私の混沌を 掻きむしりし、
  その漆黒の瞳は  
  私の絶望を 粉砕する

  きみのいたずらな瞳は 物語を語り始め、
  きみのあごひげは 
  おやじのほおずりの愛を想起させ、
  私の心を 痛く洗うばかり

  突如 きみのからだは 小鹿のようにはじけ 
  その先の世界の 森へといざなう

  そんなきみが投げた 太鼓や鉦の音は
  今も私の心で 音叉している

                          (画像は岩岳山にて)
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ペペロンチーヌ風 蕗の薹スパゲティー

2010-03-09 00:10:30 | 食彩・山菜・きのこ
 蕗の薹は3月一週目で栄華を閉じようとしています。
 蕗の薹の鋭敏な体内時計をこちらも機敏に察知していないと、食べ頃のチャンスを逃してしまいます。
 和宮は、蕗の薹のペペロンチーヌ風スパゲティーを楽しんでいるので、さっそく作ってくれました。
 蕗の薹を素揚げに近い状態で揚げたのをスパゲティーのてっぺんに盛り付けます。
また、細かく刻んだ蕗の薹をスパゲティーに絡めます。結構な量の蕗の薹が必要ですが。
 春のさわやかな風が口内を巡ります。

この一週間、毎日100件を越えるアクセスがありました。
 初めてのことでした。ありがとうございます。
 この中山間地が元気であることは、「まち」の問題であり、日本の問題でもあり、自分自身に出会う問題だと思っております。
 挫けそうな心はずいぶんとこの大自然に助けられていますが、それ以上に、コメントやメッセージを含めた皆様の叱咤激励が大きいことを実感しております。今後とも、よろしくお願いします。
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パパと結婚?

2010-03-08 10:43:04 | できごと・事件
 お父さんと結婚?
 まさか。なんと父とケーキカットです。
 きのう、元の職場の同僚の結婚を祝う会・お別れ会がありました。
 私も山崩れ箇所を避けて山からまちへ久しぶりに元職場にたどりつきました。
 地域の子ども・青年・おとなに囲まれた、この職場らしい心のこもった手づくりの会となりました。
 遠路から農家であるご両親も駆けつけてくれました。

 彼女はこれから寒村の有機農業に従事するというのです。
生まれ故郷の農村の価値を改めて見直したのもこの職場での仕事にヒントがあったそうです。
 倉本聡は、過疎を「富疎」と表現しましたが、過疎にある宝を掘り起こそうという若い二人の旅立ちです。
 直面するであろう過疎の現実にへらへらとしながらも筋を貫くしたたかさを期待しております。
 今の時代に農業を果敢にやるということは時代の先端にいることでもあると私は思っています。
 ローカルな行動の中にグローバルな世界と出逢うということでもあります。
 野蛮な情熱が実を結びますように!!シアワセニ!!
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水源の道普請 3

2010-03-07 00:49:32 | できごと・事件
 集落の25人ほどの協力で一日で生コンの打ち込みを完成しました。
 つくづく、「百姓」の総合力はすごいと脱帽せざるを得ませんでした。みんな仕事の合間に駆けつけてくれたのです。この作業を業者だけにまかしたら数千万円かかったに違いありません。
 
 都会の感覚ではなかなか考えられません。水道当番はこれで安心して水源の掃除や管理がしやすくなります。
 ちなみに、ここはヤマビルの天国で、よく働いた高校生の足を吸い付いてしまいました。しかし、この林道のコンクリート化でヤマビルの住まいがずいぶん狭まったことでしょう。
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水源の道普請 2

2010-03-06 00:20:58 | できごと・事件
 水源への林道は舗装が部分的だったので、生コンクリートで固めることになりました。
 ミキサー車が24回も往復したほどのコンクリート量です。
 主婦も大活躍で、重要な戦力です。
 ミキサー車の操作も工事の道具もみんな自前です。
 
 こうすれば公共事業もかなり安くできますよね。核心は住民のつながりです。
 参加できなくてもそのことで文句を言う人はいません。
 住民自治の原点がここにあります。
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水源の道普請 1

2010-03-05 19:33:49 | できごと・事件
 きょうだけ暖かい春の青空の下、水源への道路工事をほぼ集落全世帯で行いました。
 平日だというのに朝の8時から夕方の5時までみんなほぼしっかりかかわっています。
 水源は沢からと湧き水からの2本あり、今回は沢の水源への道の工事です。
 先日、水源のまわりの工事を業者が行なったばかりです。
 このところの雨続きで、風呂の水が茶色に濁ってしまいました。温泉の風呂だとばかりに楽しみながら入浴したばかりでした。
 ちなみに、水道料(水道管理費)は毎月1000円で、使い放題です。
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さすがニンニク

2010-03-05 00:23:08 | 農作業・野菜
 寒さと強風に耐え、さすがニンニクは生き延びました。一時は葉が黄色くなりかけて元気がなかったのですが、もちこたえました。
 このニンニクの苗は、寒村を全く見向きもしなかったわが娘が初めてわが畑で植えた記念すべきものだったのです。そんな思いを受け止めてくれたのでしょうか、ニンニクの寛容さとたくましさに感謝です。まだエシャロットのような間引きのニンニクを天ぷらにしたらとてもおいしかったです。きっと、娘の好奇心と優しさに応えてくれたのでしょう。
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天地返しにゼイゼイ

2010-03-04 00:08:39 | 農作業・野菜
 フキノトウがいっせいに芽を出すなか、畑の天地返しをしました。
 TV番組では60cm掘れと言うけれど、クワではかなりシンドイ。汗が全身を襲います。
 深さ30cmづつ掘って、上下を入れ替えるのですが、ひと畝掘るのに一日がかり。
 掘りながらも、雑草や石を処理したり、野鳥を観察したり、近所の人と話したりと、タラタラやらないと、身体がもたないでーす。のんびり、「目先主義」の心得が肝要ですね。
 少しズルをして、50cmにしてしまいました。
 近所の野菜名人に聞くと「何十年も野菜を作ってきたが、そんなことやったことないぞ」と言われてしまいました。現実はやはり教科書どおりではありません。
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境界のチャノキ

2010-03-03 01:06:17 | 農作業・野菜
 わが道草庵の茶畑は近所の人が管理しています。
 お茶の価格が急速に落ち込んで悲鳴をあげている茶農家が多い現状です。
 地域の主要産業がそういう現状ではますます過疎化は拍車がかかってしまいます。

 土地の境界にもチャノキが植えてあり、畑のあちこちにも自然に散在しており、しばらくツル植物の餌食になっていました。
 そこで、2月あたりから少しずつ剪定をやりだして、現在はついに剪定が完遂と相成りました。りきまず「目先主義」を継続し続けると、希望が伴走してくれるという証左ですね。
 なにもかも中途半端な自分としてはたいへんうれしいのであります。バンザ-イ!

 5月には新芽を手作業で収穫できるはずです。八十八農園さんに教えていただいた紅茶を挑戦しようと思っています。
 
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