戦後68年が経った。
第2次世界大戦ではアジア諸国に多くの犠牲を強いた。この戦争で失われた多くの尊い命を悼み、正午の時報とともに黙とうを捧げた。
いま、わが国は右傾化が強くなっている。きょうの全国戦没者追悼式典を聞いていても、安倍総理大臣は平成19年の追悼式では「先の大戦ではとりわけアジア諸国の人々に対し多大の損害と苦痛を与えた」などと述べたが、今年の式辞では、「私たちは、歴史に対して謙虚に向き合い、学ぶべき教訓を深く胸に刻みつつ、希望に満ちた国の未来を切り開いていく」などと述べ、アジア諸国に損害と苦痛を与えた責任には触れなかった。(一部NHKNEWSWEBより)
時代が動き、戦争責任論が風化するはずはない。
今後、戦争を知らない世代がどんどん多くなって行くのだが、現政権は憲法改正問題を始め、着々と右傾化への道を進みつつある。
きょうのこの日を契機に、平和の大切さ、あり方をみんながきちんと考えることを忘れないようにしなければならない。
多くの戦没者、多くの民間人、近隣諸国への犠牲を与えるような行為=戦争=は決して行ってはならない。
いつまでも平和な日本を続けられるよう国民一人一人が大いに努力しなければいけない時代がきている。