広島県道260号福山港松浜線・四ツ樋交差点南側にあった古い二階建てが取り壊されて更地になった。昭和40年頃の住宅地図を見ると田口商店との記載があった。
旧商店は入江の土手際、四ツ樋へつながる背戸川沿いに建っていた。この川はもともと野上村の汐廻しである。干拓地から出る塩気の強い水を干潮時に樋門を開けて海(福山港)へ排出する目的で造られたのだった。江戸期の干拓地が農地となるまでには長い年月を必要としたが、今ではその意味を知る若者は少ない。備後福山藩による干拓事業の成果については子や孫に伝えていきたいものだ。
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旧商店は入江の土手際、四ツ樋へつながる背戸川沿いに建っていた。この川はもともと野上村の汐廻しである。干拓地から出る塩気の強い水を干潮時に樋門を開けて海(福山港)へ排出する目的で造られたのだった。江戸期の干拓地が農地となるまでには長い年月を必要としたが、今ではその意味を知る若者は少ない。備後福山藩による干拓事業の成果については子や孫に伝えていきたいものだ。
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