無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

タマネギの自家採種③タマネギの苗床へ播種する

2013-09-03 14:45:22 | 自然菜園の技術 基本
本日、時々


自家製モミガラ堆肥です。

自然菜園を始めたばかりの菜園なので、タマネギの苗床には2週間前に、クン炭と共に浅くすき込んで土に馴染ませておきます。

タマネギは、土質によっては、自然菜園で最も難しい野菜の一つ。
中でも、タネから苗を育て、植え付けまでが最も難しいものです。

そこで、今回は粘土の強いとても重く痩せていてスギナがよく生える場所だったので、前もって土づくりをしタマネギが育つ苗床を準備しておきました。



前回ご紹介した自家採種したタマネギの種子です。
タネは播かれてはじめて新しい命を芽ぶきます。

冷蔵庫から出して、これから苗床にタネを播きます。




タマネギのタネは小さく、深く植えると発芽できず、浅いと抜けやすく
5mmの溝をつくり、鎮圧しておくのに、角材を使って押しつけるように溝を作ると便利です。




小さなタネを丁寧に5mm間隔になるようにひねりながらタネを降ろしていきます。




溝が乾く前に、深いところの土をタネの大きさの2~3倍の厚みで土をかけ、




火山灰土ではなく、重い粘土質の土なので軽く足で鎮圧していきます。

鎮圧することで、無水でもしっかり発芽できるようになります。




鎮圧後、モミガラを被覆します。

モミガラでも草でもいいのですが、草がない時や、粘土が強い場合は、モミガラが手に入り易ければ草マルチの代わりに利用できます。


また、ネギ類の苗床の場合、モミガラだとネギ以外の草が発見しやすく、草もしっかり押さえられやすいので重宝です。

ただし、屑米・米ぬかなど混ざっていると鳥などに狙われやすいので、季節や地域によっては、鳥よけの糸を張る必要があります。

草マルチももモミガラマルチも土に敷いておくことで時間をかけ自然に土に馴染んでいくので、固かった粘土に有機物が分解され、団粒化するきっかけになると、硬かった粘土質も年々柔らかくフカフカになってきます。

10日前後でタマネギが無事発芽してくれたらいいなーと思います。
それまでは、ただ待つばかり。

発芽してきたら、ネギの場合には不要な、水やりなどの補いが待ってきます。


9月の『これならできる!自然菜園入門講座』
9/4(水)長野(昼:メルパルク教室、夜:城山公民館教室)
9/11(水)松本(NHKカルチャーi-City松本教室)
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