無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

元水田を田畑(田んぼと自然菜園)に転換中~ 通路に緑肥mixを播き始めました。

2013-09-21 23:37:59 | 自然菜園の技術 応用
本日、


現在、1反の元慣行農法での水田を田畑(田んぼと自然菜園)に転換中です。

一反で家族3~4人分のプチ自給自足をテーマに、左側を畑(自然菜園)に、右を田んぼにし、どちらも無農薬栽培で自然に育つように育土しております。




右の田んぼは、穂が色づきそろそろ稲刈りです。

お米を自給したいけど、田んぼが広すぎるとなかなかハードルが高く、広げた分草負けし収量も悪くなりがちなので、
あまり機械を使わず、家族で手作業で稲を育て、お米を自給できる規模を考えると家族一人当り1~2畝ちょっとあれば十分。

そこで、いきなり無農薬栽培に切り替えると、除草剤で抑えていた草が一気に出て大変なので、1年田んぼをお休みしてから今年から無農薬の稲作に切り替えました。


家から通うのが大変な田んぼだったので、鯉の力を借りて除草は一度だけで、草を完全に抑えることができました。

(ただ、残酷すぎて写真で公表できないことに、田んぼの鯉が一晩で20匹以上獣にやられてしまう事件がこの後12時間後起こります。)




田んぼの畦には、丹波系黒豆を畦豆として栽培。

ダイズは、味噌、醤油、納豆、きな粉と自給したい穀類。
エダマメとして食べても絶品。やらない手はない。


左側は、畑(自然菜園)。
凄い粘土の強い元水田の土なので、1~2年かけて緑肥作物などを育て、土や生き物を畑に転換させ、
今年、田んぼとの境に試しにサトイモを植え、友人たちの援農の御蔭で今月やっと畝立て終了したところです。


今年は、畝立てをしたばかりなので、実験的にホウレンソウ、ゴボウ、ダイコンを秋から栽培。

これら根菜類などを発育をみながら、土の状態などをチェック、改善していこうと思います。






ダイコンも意外と順調な生育。

初めての菜園では、播き時や品種選び、播き方など気にしながら、本葉5~6枚で最終間引きを終えたいところ。






サツマイモの畝は、来年まで空けておくのはもったいないので、
余ったエンバクとクリムソンクロ-バーを前月種まきし、その上から極早生のライムギ(右)の方を播種。





今回は、手に入る限りの様々な緑肥作物をブレンドし、
水はけが最も悪くなりがちな元水田を畑にした場合の通路に播きます。

緑肥作物をブレンド通称「緑肥mix」。基本的なブレンドや季節や土質、用途に合わせて混ぜて使います。
緑肥作物は、単一で使うよりも、複数混ぜた上で、季節や土質、用途に合わせて播きます。

今回は、実験的なブレンドなので、はたして予想通り?それとも想定外?その生育が気になります。






通路に緑肥mixを播くのは、初期の自然菜園導入のコツ。

今回は、元水田ということや、今後のことも考えて、3条播きにしました。


通路は、歩くので固くなりがち。

そこで、緑肥mixが発芽しやすいように、踏んでも土が硬くならないように、モミガラを敷きつめます。
また、かなり痩せているため緑肥mixも生育できない場合も想定し、非遺伝子組み換えの油粕が切れていたので鶏小屋に敷いてあるモミガラ(乾燥鶏糞)をモミガラの上から播きました。

とにかく、元水田を畑にするのはかなり大変。
サトイモ、ダイズ、ナスなどは向いているのですが、トマトやゴボウはなかなか育ちにくいものです。

自然菜園は里山みたいなものなので、最初は手をかけてあげ、自然が育ってきたら、極力最小限の野良仕事で野菜が自然に育つお世話や収穫、自家採種のみ持続できるように手をかします。

今回の試みは、まだ途上ですが最初乾くとのガチガチ(雨降るとベトベトでぬかるむ)いかにも水田の土が、1~2年緑肥作物を育て、自然堆肥を最小限使い、あとは草マルチのみで、しっとりとしてきました。

これからは休耕田が多発します。
そして田んぼが借りやすくなると思います。そんな田んぼを家族や友人知人たちと週末に手入れしてあげ、自給自足ライフが花開くきっかけになればと思います。

まだまだ、課題や実際にやってみないとわからないことが楽しくて仕方ないところです。
学びが深いこの試み、今後も手をかけ、来年からは本格的に野菜を育ててみたいと思います。

コメント (6)
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