無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

持続可能な自然菜園入門講座~畑と田んぼからはじまる食卓~at穂高養生園9月

2013-09-12 03:15:35 | 出張菜園教室
本日、のちの予報。

食べることが大好きで、より美味しいものをより美味しくをテーマに、その結果今の野菜栽培にハマりました。
ただ、年にはかなわずたくさん食べる愉しみから、わずかですが少食の愉しみに自然となりそうな今日この頃です。

野菜もそうですが、よく食べる時期、食べなくなってくる時期、ほとんど食べない時期があります。
いつまでも肥料などの養分があるとかえって、病虫害に弱く、美味しくない野菜になりがちです。
自然に食べて大きく育つ時期を経ると、養分がかえってない方が良い種子が採れるように

生き物には、年齢と共に自然と食べる量や好みが出るようで、それが自然なんだなーと体感しております。






ダイコンにも食べざかり、育ち盛りがあり、それに合わせて間引きながらノビノビ育ててあげることが大切です。


夏までは、モリモリ食べていたネギさんたちもこんなに立派になりました。

これから冬にかけては、場所を植え替え後、無肥料で土寄せだけで育てるととても美味しくなります。


養生園の早生のダイズも今がエダマメとして食べる最盛期に入ってきました。

エダマメとして食べる際には、タイミングが命、ちょっとした工夫をすると更に美味しくいただけます。


秋は、育児の時期です。

落花生も文字通り、花を落とした後、伸びた棒のような先が土に潜ることで、土の中で種子を生み育てます。


カボチャももう少しで採り頃です。

完熟してから食べるカボチャは、完熟しタネがしっかり育ってから収穫すると美味しいですし、収穫後2週間は最低寝かしてから食べると美味しさ倍増です。




普段未熟果でいただく、キュウリ(上)やピーマン(下)は、食べるタイミングではタネはまだ成熟しておりません。

そこで、先月の講座で自家採種する実に印をつけて、食べるタイミング+1カ月更においておくとタネが成熟し、自家採種できるようになります。




この日は、あいにくの前日からの雨でしたので、菜園から移動し、宿泊者専用の森のカフェで




スタッフお手製の野菜スコーン(トマト、カブ、カボチャ)でお茶をしたあと、
自然農の川口由一さんのDVDを鑑賞。自然農を学びました。


そのあとは、カフェのキッチンをお借りして、夏の自家採種講座。
ちょっとしたクッキングスクール感がありました。


養生園で採れた色々なカボチャたち。


カボチャの自家採種はとても簡単で、美味しかったカボチャから食べ時のカボチャを割ってタネをかきだし、洗って干します。


トマトはちょっとひと工夫。


右は、かき出したばかりのゼリー状の種子。
左は、2日おいたゼリーが発酵し分解した後の種子。

ゼリーを発酵させることでトマトの種子は一人前になります。


カボチャもトマトもタマネギネットで種子の周りの果肉をしっかり洗い流し、ネットに入れたまま脱水、乾燥します。

今では種子を諸外国から輸入し、現地の農薬・化学肥料の基準で栽培されていますから、本当の意味で無農薬栽培をするのは、自家採種してこそになっております。

自家採種すると、地域風土を野菜の種子が親から子に伝えてくれるためか、とても自然に育つようになります。

本当のことを言えば、ただ採る自家採種に慣れてもらったら、地域風土に合った健康で美味しい野菜を選び、こだわって自家採種を2~3年繰り返すと更に育てやすい、その菜園在来の野菜に生まれ変わってくれ、愛おしさ倍増です。

この講座では、自然菜園の入門体験講座として、半日を使って楽しく、簡単に体験してもらえればと思っております。
急きょ11月は1泊2日のスペシャル講座になりましたので、宿泊人数などに限りがありますので、早めにお申し込みご予約くださいね。

詳しくは、こちらからお問い合わせください。


9月の残りの菜園スクール予定は、
14・15(土・日)はシャロムヒュッテさんで『あずみの自然農塾』
22(日)は、『Azumino自給農スクール・自然菜園実践コース』(安曇野・三郷)
29(日)は、東京世田谷で、せたがや自然農実践倶楽部さんで『東京で自然農をはじめよう!自然農講座パート2:
自家採種と秋の種まき編』

コメント (8)
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