本日、
の予報。
昨日は、
のはずが、
になり、中山間地なので山の天気は変わりやすいと思いながらの稲刈りの続きでした。
先に収穫の終わったコシヒカリの収量調査も終わり、3.5アール(350㎡)で、4.5俵以上のなり、10アール(1反)計算では、玄米重で11.1俵にも及びました。
小さな田んぼは、畦の際の生育の良いお米の割合が多くなり、エッジ効果と呼ばれ収量が良くなりがちです。
小さな田んぼは、お世話もしやすく、結果的に大きな田んぼよりも増収しやすいといえます。
自給用の農薬・化学肥料・除草剤不使用田んぼは、食べる分だけ小さな田んぼで育てやすいというわけです。
昔、自然農の川口由一さんが、同乗したお車で「お米は面白い」といった意味が最近わかってきて、毎年一回一回をかみしめております。

この田んぼでは、手前は、もち米や黒米で奥はササニシキを作付しております。
ササニシキも不耕起区、耕起区に分けてあり、写真手前の背が低いのが耕起区。奥の背が高いのが不耕起区になります。

写真左が耕起区。右が不耕起区です。
この違いは最後に考察してみようと思います。


この田んぼでは、新たな試みをしております。
それは、「夏の藁マルチ」です。
この田んぼは標高850m、雪解け水を使った棚田なので、夏が短く、冬が長く、ワラの戻し方が課題です。
ワラが春までに分解しなければ、コナギ(草)が増え、温かくなってガスが湧き稲の根に障害が出やすくW効果で減収します。
けれどワラを上手に土に戻せば、地力がつき、長年にわたり稲は増収するといった駆け引きです。
そこで、今年は、最終除草6月下旬に、稲の条間に長いままのワラを敷いて、ワラマルチをして一夏越してみました。
暑い時期に、ワラを敷くことで、分解が進み、秋起こしの際には堆肥化したワラを鋤き込んでも春までには難なく土に還るという方法です。

左が耕起

ワラはほぼなくなっています。
右は不耕起

ほぼ原形をとどめていますが、手で触ると壊れる感じです。
寒冷地の標高850mの冷水でも、長ワラが一夏で分解できたというわけです。
来年もより改良をすすめて自給用の田んぼ、小さな田んぼ用のワラの戻し方を研究してみようと思います。

小雨の中の稲刈りということもあり、はざがけ後、すぐに頂部を薄地のブルーシートで覆ってしまいました。
はざがけ米の美味しさの秘訣は、ワラや葉に貯め込んだデンプンを天日干ししながらお米に送るからです。
そこで、頂部はワラの根元に当たるので、穴ストロー状に空いているので、何も覆わない方が乾燥しやすいものですが、
雨で根元のストロー部分から雨が染み込むとはざがけ米がなかなか乾かなくなります。
そこで、薄地のブルーシートで覆うと、ゆっくり乾き、雨でも濡れにくくなります。


稲刈り直後は、恒例の米ぬか撒きです。稲刈り後の田んぼは、乾きやすく土中の生き物が死んでしまいます。
また寒冷地では、切りワラの分解を促進してくれます。残った草も発酵分解されます。


写真左が耕起区。右が不耕起区。
結論から言うと、この田んぼでは、耕起の方が向いているようです。
分けつ数、背丈、青葉の枚数は不耕起区の方が良いのですが、𥼣(しいな)が目立ちます。
きっと生育は良かったのですが、さすがの高冷地なので、最終的にお米にしきれなかったようです。
また、耕起区は、分けつ数は少なくとも、深水効果で、茎が太く、1穂につくお米の充実が良かったようです。
耕起・不耕起はどちらがいいという問題ではなく、
そのお米の品種、風土、栽培方法に合っているかどうかで向き不向きが決まります。
一般的に、水はけが良く、水が冷た刈ったなど稲の生育期間が短い場合は、早生のお米でも育てやすい耕起がむいているでしょうし、
水持ちが良すぎて(水はけが悪く)、暖かく、晩生の品種が育つ場所では、不耕起栽培がむいているといえます。
今年の稲刈りも友人知人たちのご協力のもと無事終わりました。
あとは、脱穀という流れです。天気がもって美味しいお米にしあがりますように~
2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
、城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
明日10/5(水)は、18:30~長野市城山公民館で自然菜園講座です。

昨日は、


先に収穫の終わったコシヒカリの収量調査も終わり、3.5アール(350㎡)で、4.5俵以上のなり、10アール(1反)計算では、玄米重で11.1俵にも及びました。
小さな田んぼは、畦の際の生育の良いお米の割合が多くなり、エッジ効果と呼ばれ収量が良くなりがちです。
小さな田んぼは、お世話もしやすく、結果的に大きな田んぼよりも増収しやすいといえます。
自給用の農薬・化学肥料・除草剤不使用田んぼは、食べる分だけ小さな田んぼで育てやすいというわけです。
昔、自然農の川口由一さんが、同乗したお車で「お米は面白い」といった意味が最近わかってきて、毎年一回一回をかみしめております。

この田んぼでは、手前は、もち米や黒米で奥はササニシキを作付しております。
ササニシキも不耕起区、耕起区に分けてあり、写真手前の背が低いのが耕起区。奥の背が高いのが不耕起区になります。

写真左が耕起区。右が不耕起区です。
この違いは最後に考察してみようと思います。


この田んぼでは、新たな試みをしております。
それは、「夏の藁マルチ」です。
この田んぼは標高850m、雪解け水を使った棚田なので、夏が短く、冬が長く、ワラの戻し方が課題です。
ワラが春までに分解しなければ、コナギ(草)が増え、温かくなってガスが湧き稲の根に障害が出やすくW効果で減収します。
けれどワラを上手に土に戻せば、地力がつき、長年にわたり稲は増収するといった駆け引きです。
そこで、今年は、最終除草6月下旬に、稲の条間に長いままのワラを敷いて、ワラマルチをして一夏越してみました。
暑い時期に、ワラを敷くことで、分解が進み、秋起こしの際には堆肥化したワラを鋤き込んでも春までには難なく土に還るという方法です。

左が耕起

ワラはほぼなくなっています。
右は不耕起

ほぼ原形をとどめていますが、手で触ると壊れる感じです。
寒冷地の標高850mの冷水でも、長ワラが一夏で分解できたというわけです。
来年もより改良をすすめて自給用の田んぼ、小さな田んぼ用のワラの戻し方を研究してみようと思います。

小雨の中の稲刈りということもあり、はざがけ後、すぐに頂部を薄地のブルーシートで覆ってしまいました。
はざがけ米の美味しさの秘訣は、ワラや葉に貯め込んだデンプンを天日干ししながらお米に送るからです。
そこで、頂部はワラの根元に当たるので、穴ストロー状に空いているので、何も覆わない方が乾燥しやすいものですが、
雨で根元のストロー部分から雨が染み込むとはざがけ米がなかなか乾かなくなります。
そこで、薄地のブルーシートで覆うと、ゆっくり乾き、雨でも濡れにくくなります。


稲刈り直後は、恒例の米ぬか撒きです。稲刈り後の田んぼは、乾きやすく土中の生き物が死んでしまいます。
また寒冷地では、切りワラの分解を促進してくれます。残った草も発酵分解されます。


写真左が耕起区。右が不耕起区。
結論から言うと、この田んぼでは、耕起の方が向いているようです。
分けつ数、背丈、青葉の枚数は不耕起区の方が良いのですが、𥼣(しいな)が目立ちます。
きっと生育は良かったのですが、さすがの高冷地なので、最終的にお米にしきれなかったようです。
また、耕起区は、分けつ数は少なくとも、深水効果で、茎が太く、1穂につくお米の充実が良かったようです。
耕起・不耕起はどちらがいいという問題ではなく、
そのお米の品種、風土、栽培方法に合っているかどうかで向き不向きが決まります。
一般的に、水はけが良く、水が冷た刈ったなど稲の生育期間が短い場合は、早生のお米でも育てやすい耕起がむいているでしょうし、
水持ちが良すぎて(水はけが悪く)、暖かく、晩生の品種が育つ場所では、不耕起栽培がむいているといえます。
今年の稲刈りも友人知人たちのご協力のもと無事終わりました。
あとは、脱穀という流れです。天気がもって美味しいお米にしあがりますように~

2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
、城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
明日10/5(水)は、18:30~長野市城山公民館で自然菜園講座です。